健康への投資。にせものの加工食品を買わずに、本物を買う。

健康に投資

日本人が食にかけるお金は、外国と比べて下がっているそう。食費を削って他のところにお金を使いたい!そんな気持ちもよく分かります、、、。

しかし、安い加工食品(にせものの食品)を選んでばかりいると、肥満や糖尿病を招いてしまう原因となってしまいます。肥満や糖尿病は、カロリーのとりすぎだけが原因なわけではありません。

高いサプリメントを買うことよりも効果があると確信しています。

どこでにせもの・本物を見分けるのか、今日はそんな話をしようと思います。

にせものの加工食品とはこういう食品

=にせものの食品とは=
「精製された糖質」や「精製された脂質」がふんだんに使われている加工食品

安い加工食品には、肥満や糖尿病の元となっている「精製された糖質」や「生成された脂質」がふんだんに使われています。

ちなみに、「精製された糖質」「精製された脂質」とは何か知っていますか?例えば代表的な「精製された糖質」はこういうものです。

代表的な「精製された糖質」→果糖ブドウ糖液糖など

例えばとうもろこし。とうもろこしは甘いですよね。その甘味だけを工業的に取り出したものを、「コーンシロップ」と言います。そして、コーンシロップは、果糖とブドウ糖を含む液体なので、「果糖ブドウ糖液糖」と名がつきます。

※果糖とブドウ糖の量によって、ブドウ糖果糖液糖、高果糖液糖などと書き方が変わる

甘いとうもろこしを食べても、肥満の原因にはなりにくいですが、抽出されたコーンシロップは簡単に糖分を取りすぎてしまいます。何せコーンシロップは、混じりっけなし100%糖分なのですから。

そうした「精製された糖質」がふんだんに使われているのが加工食品なのです。

代表的な「精製された脂質」→マーガリン、ショートニングなど

バターは精製された脂質とは呼びません。「精製された」と名がつくのは、混じりっけなし100%脂質である、工業的に油脂だけ抽出したもの。

それの代表的な例が、マーガリンやショートニングでしょう。植物油脂に水素を添加して工業的に作られた物です。

精製された糖質と同じく、バターやお肉の脂身と違い、100%油脂であるという、自然界にはない脂質です。だから、簡単に取りすぎてしまい、肥満や糖尿病の原因となってしまうのです。

そうした脂質がふんだんに使われているのが加工食品なのです。

あなたならどちらを書いますか?

ここで、具体例をあげたいと思います。例えばスーパーのパンコーナーに行って、次の2つのパンがあったとしたら、あなたはどちらを書いますか?

一つ目のパン

一つ目のパン

原材料:小麦粉(全粒粉)、砂糖(粗糖)、バター、脱脂粉乳、パン酵母、食塩

価格:500円(例です)

二つ目のパン

二つ目のパン

原材料:小麦粉(国内製造)、砂糖、パン酵母、ショートニング、食塩、異性化液糖、脱脂粉乳、食用植物油脂食用精製加工油脂、バター、発酵風味液、乳化剤、保存料、イーストフード、ビタミンC

価格:250円(例です)

値段だけで言えば、つい2番のパンを書いたくなるところ。しかし、原材料をよく見てみてください。2番のパンには、「精製された糖質」「精製された脂質」が使われているのが、よく分かります。(太字にしたものがそれにあたります)

健康に過ごしたい方は、健康への投資だと思って「本物の食品」を購入して欲しいのです。この例で言えば、本物のパンに近い1番のパンを食べて欲しいということですね。

なぜ安い加工食品に精製された糖質や脂質が使われるのか

なぜ加工食品には精製された糖質や脂質が使われるのかというと、一つには安くなるからです。例えばバター100%で作るより、精製された脂質を入れてしまった方が安く出来上がります。

もう一つの理由として、保存がしやすいというのもあげられます。

本格的なパン(1番のような少ない原材料のパン)は、すぐに食べて美味しいパンです。できれば焼きたてに近ければ近いほど美味しい。時間が経てば経つほど固く美味しくなくなってしまいます。スーパーで売るには不向きです。日持ちしないとすぐに処分しなくてはならなくなります。

ところが、精製された糖質や脂質を使用すると、時間が経っても美味しく食べられるパンになります。保存がしやすいので、食品会社にとっては都合の良い食品になります。

今回の例でも、2番のパンは、4、5日経ってもふわふわで、味が変わりません。1番のパンは、翌日には少し固くなっていて、早く食べないと美味しくなくなるという危機感がありました。

=精製された糖質や脂質が使われる理由=
・安くするため
・時間が経っても美味しく食べられるようにするため
きぶんやママ
きぶんやママ

本物の食品かどうかは、食品裏の原材料をしっかり見ることで判別できます。本物を買って、健康に投資しよう!

小児食生活アドバイザーの資格をとると、小児だけではなく大人の食も変わる

小児食生活アドバイザー

先日、ついに「小児食生活アドバイザー」の資格を取得しました。小児と名がついていますが、内容は大人の食にも通じていました。この資格を通して、家族全員の食を見直すきっかけになりました。

栄養士の方だけでなく、食に対して疑問を持っているすべての方々におすすめな資格です。

今日は小児食生活アドバイザーを取得して良かったこと、どう意識が変わったかの話をしようと思います。

資格を取得して良かったこと

=資格を取得して良かったこと=
1、栄養大学で教わらなかったことを、多く学べた。
2、良著に出会えた。

1、栄養大学で教わらなかったことを学べる

私は栄養大学を卒業後、病院や老人ホーム、学校、保健所と色々なところで働いてきました。しかし、自分の息子が思い通りに食べてくれない現実と直面し、栄養学に対して様々な疑問を抱くようになりました。

そんな時に出会ったのがこの資格です。この資格のおかげで、今まで大学で教わらなかった食に関する知識を身につけることができました。

大学で教わらないことというのは、例えばこんなことです。

・日本人が米を主食としてきたのはなぜか。(日本人の食の歴史)
・子どもが野菜を食べないのは理由がある。(苦味と毒の関係)
・戦後どのようにして今の栄養学が生まれたか。(欧米の模倣、粉食の奨励)
・生活習慣病に多大なる影響を及ぼす加工食品の存在。
などなど、、、。

一番衝撃だったのは、栄養学の黒歴史。医学にも黒歴史があるように、栄養学にも黒歴史があったのです。時代背景もあって仕方がなかった部分もありますが、そういうことは絶対に大学では教えてくれません。

さらに、何よりも大切なはずの「日本人の食の歴史」。これをほとんど教わってきませんでした。米はどう広まったか、塩はどうやって手に入れてきたか、発酵食品はどう発展したか。そこをきちんと学んできませんでした。

2000年、3000年と続けてきた日本人の食事が日本人にとって健康的だということは、膨大な数の先人達が実証してくれています。そこを研究することなく、栄養学の発展はあり得ません。

きぶんやママ
きぶんやママ

医学的なことばかりつめこまれ、栄養素ばかり並べたてる栄養学は、もう終わりにするべきだと思いました。

2、良著に出会える

私は図書館に行っても、あまり栄養系の本は借りた事がありません。少しぱらっとめくってみても、書いてある内容は大学で習うような栄養素辞典のようなものだったりします。あやしげな根拠のよくわからない本、日本人の食性を無視したような本、書いてある人によって主張が180度異なり、頭が混乱する本。

読めば読むほど何が正しいのかよくわからなくなる。それが栄養系の本だと思っていました。

しかし、管理栄養士の幕内秀夫さんの本は、それをあまり感じませんでした。なぜかといえば、何千年と続いてきた日本人の食を根拠にしているからです。

星の数ほどの日本人達が、日本人の食を実践してきて、それが今の日本人の体を作ってきたことを実証してくれています。これ以上に説得力のある話はありません。

そんな幕内先生も、現代の栄養学に疑問を持った方の一人です。幕内先生は1000冊以上の様々な食に関する本を読み、これを読めば真の栄養学に誰でも気が付くと思われた書物を選びました。そして、その書物を読むことが資格を取得するための課題となります。

きっとこの資格を得ようとするまで、私はその良著にたどりつくことができなかったと思います。良著にたどりつく過程を短縮できたこと、今の栄養学に足りないことはこれだったのかと気づけたこと、私にとっては有意義な資格でした。

意識がこう変わる

=意識がこう変わる=
自分(家族)にとって最良な食事が分かってくる

和食が体に良いとか、欧米型の食事が生活習慣病の元だとか、そういうことはよく言われていました。

では、「体に良い和食」とはどんな食事でしょう。「欧米型の食事」って、具体的に言えばどんな食事でしょう。これを明確に言うのは、実は結構難しいことだったりします。

栄養士でも本当に理解している人は少ないのかもしれません。私はマク◯ナルドのような食事が欧米型の食事と勘違いしていました。欧米型の食事と、加工食品だらけのファストフード化された食事とは分けて考えなければいけないと学びました。

きぶんやママ
きぶんやママ

食のことを本気で考えたい方、日々の食事で悩んでいる方におすすめの資格です!

この資格は、栄養士などの専門職ではなくてもとれる資格です。どんな資格なのか、どうやったらとれるのか、そんな疑問を持った方へ、こちらの過去ブログも参考にしてください↓

栄養士ではなくても誰でもとれる!小児食生活アドバイザー資格ってどんな資格?

認定証
こんな認定証をいただきました。今後も学び続けていきたいと思います。

【献立】子どもがいても、一人暮らしでも、もう献立に悩まないコツ

悩む
ママさん
ママさん

最近、献立が思いつかなくて。

毎日何を作ったら良いかわからないんです。

きぶんやママ
きぶんやママ

そう言う方は多いですよね。

献立に悩みたくないから、毎日1食にしているという方の話も聞きます。

今日は、どうすれば献立に悩まなくてすむかの話をしようと思います。

献立に悩まないコツ

私は献立で悩むことがあまりありません。栄養士だからでしょ、と言われますが、そうではありません。

どうすれば献立に悩まないか。まずは、食に対する「意識」を変えることが必要だと思います。

=献立に悩まないコツ=
毎日似たようなメニューでも一向に構わないと意識すること

献立に悩む人の話を聞くと、「毎日似たようなメニューになる」「バリエーションがない」そんな言葉が出てきます。でも私は思うのです。悩みたくないのなら、いっそのことバリエーションなどなくても良いと割り切ればよいのです。

そもそも、なぜバリエーションが必要に感じるのでしょうか。それは、ひと昔の栄養指導がいけなかったのではないかと思います。

【ひと昔前の栄養指導】
1日30品目の食品をそろえましょう
和洋折衷(わようせっちゅう)の料理を作って献立に変化を、、、etc

30品目の食材を毎日そろえるなんて経済的にも負担です。献立も、和洋折衷作る必要があるのでしょうか。私たち母は、レストランのシェフではありません。

ちなみに、和洋折衷の料理とは、和食→洋食→中華→和食、、、など、和食に偏らず様々な国の料理・味付けをしましょうということです。そうして、家族が(もしくは自分が)献立に飽きるのを防ぐという話ですが、今考えればなんとも贅沢な話。

和食だけでは不足する栄養素があるからという理由もあったのだと思いますが、昔から日本人は和食だけを食べて生活してきました。自国の料理以外も食べないといけないだなんて、世界中探してもそんな国は日本だけではないでしょうか。

さらに、バリエーションを増やそうと頑張ってしまい、献立に変化をつけようとすると、自然と利用してしまうのが加工食品です。私は加工食品中の精製された糖や脂の恐ろしさを様々な著書で学びました。まさしくそれが生活習慣病の原因になっていると確信しています。

そんなことになるくらいなら、毎日同じ献立、しかも、「簡単な昔の和食」を出し続ける方がよっぽど家族の健康に良いのです。

きぶんやママ
きぶんやママ

和洋折衷必要なし。毎日「簡単な昔の和食」を!

どう作る?毎日同じ「簡単な和食」

簡単な和食ってどんな食事でしょうか。簡単というからには、我が家の息子(9歳)でも、娘(7歳)でも作れるくらい簡単でなければいけません。

社会人になりたての一人暮らしの男性や、就業してヘトヘトになって帰ってきた主婦が、夕食の用意をするところを想像してみてください。簡単であればあるほど助かるはず。

昔の日本では、「簡単な和食」を食べることが当たり前だったのですが、多国籍な料理で囲まれた現代の私たちにはよくわからないものになってきました。もう1度ここで簡単な和食を復活させませんか。

=昔の簡単な和食=
ご飯・味噌汁・漬物・手に入った魚介類や豆類、季節の野菜やイモ類を足す

この食事を見て、難しそうに感じますか?我が家の息子と娘もできるくらいなので大丈夫です。例えば、ある日の我が家の夕食の手順をご紹介しましょう。

1、とりあえず炊飯器のスイッチオン

忙しい方なら、無洗米でもOK。なお簡単ですね。我が家は5分つき米を洗米し、圧力鍋で炊いています。水の測り方さえ間違わなければOK

ご飯
5分つき米のご飯

2、味噌汁を作る

水を入れて出汁パックをポイっと。その時、我が家はえのきとしいたけも入れるのがお決まり。沸騰したら豆腐と味噌を入れて終了。慣れればカップラーメン並みに簡単。

3、ぬか漬けを出す

野菜は漬けるだけ。簡単だから子どもでもできる。野菜はぬか漬けと味噌汁で。夕飯だったらもう1品野菜の何かをつけることもありますが、朝食ならもうこれで野菜はOKということに。果物があれば朝つけます。

ぬか漬けは簡単野菜メニュー。やらない手はありません。やり方がわからない方は、こちらのブログも参考にしてみてください。→ぬか漬けで菌活。100均容器で簡単に始めよう

ぬか漬けきゅうり
娘の好物「きゅうりのぬか漬け」

4、肉か魚に塩をふって焼く

鶏肉のもも肉や手羽中、手羽先、魚など、塩をふって魚焼きグリルで焼くだけ。塩だけで十分美味しい。ちなみに、塩麹につけておけば、塩をふることもしなくて良い。干物も焼くだけですね。

塩だけで焼いた鶏肉
塩だけで焼いた鶏肉

こちらのブログもおすすめです。→【塩】「塩だけ料理」は簡単で美味しい!料理が面倒なママへおすすめ

終了。

すべて子どもでもできる作業です。作業時間20分くらい。

やってみてどう変わった?家族の反応

=どう変わった?=
・母の味が定着してきた

「おふくろの味」(母の味)というと、みなさん何を思い浮かべますか。私は母が作ってくれたお弁当が一番に思い浮かびます。

もし多国籍な料理を、レストランのように出していると、この「おふくろの味」がなくなります。毎日違う料理だと、幼い記憶に定着しなくてなってしまうのです。

我が家では、この毎日同じような簡単な和食を実践し、早くも1年以上たちました。効果はさっそく表れています。まず、味噌汁の味が強く定着していると思います。

子ども
子ども

お味噌汁は出来立てが美味しいんだよね。

ご飯は、栄養を考えて5分つき米。そこに赤米か黒米を混ぜています。白米に比べて独特な味わいがありますが、1年以上もすれば慣れてくれました。

子ども
子ども

白米が変な味に思えてきたよ。

おかずはだいたい塩だけで焼いた料理か、刺身、甘辛く煮た肉という少ないバリエーションです。

子ども
子ども

魚によって味が違うよね。僕が好きなのは「あゆ」と「かます」!

将来、我が子の「おふくろの味」は何になっているのでしょう。おふくろの味が、マルちゃん◯麺の醤油ラーメン!と言われないように頑張りたいなぁと思います。

まずはこれだけやってみる

小学5年生での調理実習で、まず習うのが「ご飯」と「味噌汁」。これさえあれば、生きていけるというくらい大事な料理。

ご飯
我が家のご飯と味噌汁

一人暮らしの男性も、忙しいワーキングママも、とりあえず「ご飯」と「味噌汁」をそろえるところからやってみて欲しいのです。

おかずなんて、なければ、納豆でも卵でも、しらすでものりでも、ご飯のお供になりそうなものならなんでも良いのです。この際。

加工食品だらけの食事になるより、よっぽど健康的。もし、どうしても飽きてしまったら、味噌汁の具や魚の種類、漬ける野菜、フルーツなどにバリエーションを持たせるのも手です。

栄養がとれているか心配という方は、まず白米でなく「麦ご飯」にする、玄米を少し足す、7分つき米にしてみると、ご飯からとれるビタミン・ミネラルが増えます。

また、和食にどうしても飽きてしまったら、休日に取り入れるというのはいかがでしょうか。我が家はそうしています。休日は何を食べてもOKと、ゆるく考えています。

休日の献立に変化を出すことについて、こちらのブログでも紹介しています↓

withコロナの時代、献立もミニマム化していい!忙しいママや食事作りが苦手な方へ

きぶんやママ
きぶんやママ

昔の和食は簡単だったのです。

簡単和食は、加工食品を使うより健康的だし美味しいです。

まずはご飯と味噌汁から。

ダイエットしたい人は、ダイエットしなきゃと考えてはいけない理由

考える脳

ダイエットしたい方がよく言う言葉があります。それは「ダイエットしなきゃ」です。しかし、この「ダイエットしなきゃ」が逆にダイエットに歯止めをかけているかもしれないことをご存知でしたか?

「ダイエットしなきゃ」と思わなければ、食事の量を少なくしたり、おやつをやめてみたりといった対策ができませんよね。しかし、人間とは不思議なもので、「してはいけない」と思えば思うほど逆にしたくなってしまう生き物です。

なぜ、「ダイエットしなきゃ」と思わない方が成功するのでしょうか。

キーワードは、ダイエットしなきゃと思うことで生じる「ストレス」です。

きぶんやママ
きぶんやママ

ダイエットのことを考えるとストレスでたまらないと思っている方へ、参考になると思います

理由1「ダイエットしなきゃ」が新たなストレスになるから

なぜダイエットしたい人がダイエットのことを考えない方が成功するのか、その一つ目の理由は「ダイエットしなきゃ」と思うことがストレスとなるからです。

「ダイエットしなきゃ」と思うと、まずどんなことを考えますか?

「食べる量を減らす」「食べる内容を見直す」そういうことを考えますね。例えば、糖質を制限する人もいるかもしれません。脂っこいものをやめる、お菓子をやめる、色々な制限をされるでしょう。

しかし、人は不思議です。制限されればされるほど欲しくなるという経験ありませんか?

私はあります。例えば、おやつはカロリーの低いゼリーだけにしようと決めます。最初は頑張れますが、段々とチョコレートが食べたくなります。

ダメだと言われるほど食べたくなります。しかしそれを我慢しないといけません。この「我慢」がストレスとなるのです。

「食のストレス」は食事にかえることが多く、さらに新たな食を要求してしまいます。

ストレスとおやつ
ストレス倍増の図

図のように、ストレスが発生し、我慢を経てさらにストレスが倍増することになり、グルグルと悪循環のサイクルに入ってしまいます。

理由2 否定すると新たなストレスが登場するから

二つ目の理由は自分を否定することで、新たなストレスを生んでしまうからです。新たなストレスとは何なのでしょうか。

「ダイエットしなきゃ」とダイエットのことを考え、食事に制限をかけて色々我慢したのですが、うっかり手がのびて口に入れてしまったとします。

すると、うっかり手がのびる自分、食べてしまった自分を否定します。「食べてしまった、、、」「やっぱりダイエットなんてうまくいかない、、、」このような思いがストレスとなり、我慢してきたストレスにプラスして新しいストレスが登場してしまいました。

新しいストレスが登場すると、倍増したストレスのせいで余計にストレス発散のための食事が必要になります。

食べることが心理的な面と大きく結びついていることが、ダイエットをさらに難しくしていたのです。これはダイエットがリバウンドする原因でもあります。

理由3 常に食事のことを考えてしまうから

3つ目の理由は、常に食事のことを考えているからです。ダイエットするのだから、食事のことを考えるのは当然ですよね。なぜ考えてはいけないのでしょうか。

そもそも、ダイエットが必要になるということは、単純に考えれば使ったエネルギーよりも食べたエネルギーが多かったからです。

毎日同じようなメニューの粗食で、おやつもなく、食事以外の作業に没頭しているような方は、まずダイエットが必要にはならないでしょう。

一方、毎日食事のことで頭がいっぱいになっている方の方が、ダイエットが必要になることが多いのです。そして、「ダイエットしなきゃ」と思うと、より頭は食事のことでいっぱいになります。

仏教のお坊さんの小池龍之介さんは、自著でこう語っています。

問題は、意識がどこに向かっているかということです。〜略〜本当は食事のことを考えないことがダイエットには一番理想的なのに、常に「食べちゃダメ、食べちゃダメ!」とネガティブに食事のことを考えてしまいます。

考えない練習 小池龍之介・著 小学館より引用

ネガティブに食事のことを考えてしまうことが、ダイエットに妨げになっているということですね。

ちなみに、栄養士さんは(私も栄養士ですが)常に食事のことを考えています。それがお仕事だからです。だから、他の職業以上にエネルギーを貯えやすいのではないかと思っています。

この美味しそうなメニューは献立に使えるぞ!とか、この料理は初めて見たから一度食べてみようとか、つい食事のことを考えます。もちろんカロリーのことも考えるのですが、時に探究心が勝ってしまうことも。

気を引き締めて、自分の健康管理もしっかり行わないといけませんね。(汗)

まとめ

ここまで、ネガティブに「ダイエットしなきゃ」と食事のことを考えるのが良くない理由を3つあげました。整理しますと、

=ダイエットのことを考えるのが良くない理由=
1.「ダイエットしなきゃ」が新たなストレスになるから
2.否定すると新たなストレスが登場するから
3.常に食事のことを考えてしまうから

とうことになりました。

食べるということと、心理的なことは、とても関連しています。人間は、空腹だから食べる、そうでなければ食べないという動物的な食行動をしなくなりました。

寂しさで食べてしまう、退屈しのぎに食べる、ストレスたまったから甘いものを、、、そんな食べ方をするのは動物の中でも人だけでしょう。

そういう食べ方によってダイエットする必要性に迫られている方は、まずは「ダイエットしなきゃ」というストレスから解放される必要があります。

でもダイエットが必要である現状は変わりません。では、ダイエットをしようと思う方は、どう考えれば良いのでしょうか。

先程の小池龍之介さんの著書にもありましたが、「意識を食べること以外に向ける」これがキーワードとなります。いっそのこと、「食べることを忘れてしまう」くらいに意識を違うところに向けるのです。

また逆に、食べている時はひたすら「食べているもの」、「食べ物が体に入っていく感覚」、食べている感覚を必死に感じながら食べます。他のことは一切考えません。テレビを見ながら、誰かとぺちゃくちゃお話しながら、なんてことはしません。

食べる時は食べることをしっかり考える、食べていない時はまったく考えない、このメリハリが大切なようです。

食べることが好きだからずっと食べる事を考えてしまうのに、どうやったら食べる事を忘れられるのでしょうか。私も栄養士なので、食べることは大好きですし、職業柄食べる事をずっと考えている日々でした。

しかし、そんな私でもこのメリハリがつけられたのです。次回は、私の実体験と共に食べる時と食べない時のメリハリをどうつけたのかをご紹介しようと思います。

1日2食だった江戸時代以前の日本人、死因のトップは感染症。どんな栄養が不足していのか?

江戸と感染

江戸時代以前の日本人は、1日2食がスタンダードだったそうです。内容も非常に粗食でした。死因のトップだった感染症と、当時の栄養状態に関係はあるのでしょうか。

昨今、1日3食を2食にしたりと、食事回数をあえて減らす健康法が流行っているようです。実際、体調が良くなったという方の話もよく聞きます。

はたして、食事回数を減らしても問題はないのか、栄養が不足することと感染症に関係はあるのか、その辺りを調べてみました。

きぶんやママ
きぶんやママ

食事回数を減らしたり、粗食にすることに挑戦しようとしている方に参考になると思います。

江戸時代の死因トップは感染症だった

江戸時代の死因はどんなものであったのか、探ってみましょう。江戸時代campasさんのHPによると、以下のような死因であったようです。

乳幼児死10歳までの子では4割が亡くなっていた。死因は病気など。
麻疹(はしか)ウイルス性の病気。江戸時代では13回の大流行。
天然痘数十年置きに大流行。死に至ることも多かった。
コレラ江戸時代後期に流行。江戸だけで24万人亡くなった。
江戸時代campasさんHP参考の上、筆者作成。江戸時代の主な死因

江戸時代は抗生物質がなかったですし、予防接種も江戸時代末期にならないとありませんでした。ですから、麻疹や天然痘、コレラなどの感染症が流行ることが多く、感染症で亡くなる方が多かったのです。

1日2食で食事回数の少なかった江戸時代の人々、内容も粗食でしたが、少なくとも飢餓状態で亡くなったのではなく、死因のトップは「感染症」でした

栄養不足で感染症にかかりやすかった?

死因のトップが感染症だったとすると、江戸時代以前の食生活が1日2回食だったり、内容が粗食であったりしたことが、寿命に関係なかったと言えるでしょうか

もし言えるのだとすると、現在1日3食をやめて、食事回数を減らそうかと考えている方には朗報ですね。

私もそうだったら良いのになぁと思ったりします。無理して空腹でもないのに「栄養をとらないと」と焦っている自分がいるように思うからです。時には、子供のように「身体の状態に正直に」反応して食事をしたいと思うのです。

しかし、そうは簡単に話がすすみません。

なぜかというと、感染症は「衛生状態」や「栄養状態」の悪さでかかりやすくなる病気だからです。

つまり、直接的には栄養不足や飢餓状態で亡くなる方は一般的ではありませんでしたが、栄養不足が引き金となって「感染症」にかかりやすくなっていた可能性は捨てきれないのです。

「低栄養」や「やせ」の方は感染症にかかりやすい

一般的には、低栄養の方やBMI(体格指数)がやせの方は感染症にかかりやすいと言われています。日本臨床栄養代謝学会でも、このように説明しています。

一方、生体の免疫力は栄養状態によって支えられており、低栄養で特に筋肉量が減少した人あるいは動物では、明らかに細菌やウイルスなどの感染症に対する免疫能が低下していることが知られている

一般社団法人 日本臨床栄養代謝学会 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の
治療と予防に関する栄養学的提言より引用

1日2食で、内容も粗食だった江戸時代以前の人々。だから感染症が流行ったのであれば、「低栄養」やBMIが「やせ」の人だらけだったのでしょうか?

調べようもないことですが、私はそうでもなかったのではないかと思います。江戸時代以前の方々は、粗食とはいえ、男性は1日5合もお米を食べていたと言います。

江戸時代の食事についてはこちらのブログで紹介しています。→なぜ1日2食や1食にすると体調が良くなる?1日2食で内容も粗食だった江戸時代をヒントにした、私なりの考え方

お米にもタンパク質は含まれています。あまり多くはないですが、お米から植物性のタンパク質を得て、今の人々よりも体を酷使していて、人々が逞しい体つきだったという記述も当時の書物にあるそうです。

ただ、地域によってはタンパク質が不足していたかもしれません。当時の記述に、「魚は1ヶ月に3回程度手に入った時に食べていた」とあります。豆腐は比較的容易に手に入ったようですが、今のように十分に手に入ったとはいえないようです。

ビタミンやミネラル不足が原因?

他に考えられることは、ビタミン・ミネラルの不足です。現代の日本人も不足しているビタミン・ミネラルは多いのですが、当時もそうだったかもしれません。

感染症予防に有効なビタミンとしてよく言われるのが、下の図の通りです。

ビタミンDウイルスを防ぐデフェンシンというペプチドを作る働き
ビタミンA免疫細胞の成熟に必要
ビタミンCウイルス感染防御能を高める
女子栄養大学 香川靖雄副学長 新型コロナウイルス最新情報と予防栄養学より引用

私の息子は偏食があり、白いご飯が大好きでおかずをあまり食べません。そこで、過去のブログで「ご飯だけでどれだけ栄養素がとれるか」調べたことがあります。

そこで、ご飯に玄米を入れることでかなりのビタミン・ミネラルが向上しました。しかし、どうしてもとれなかった栄養素があります。それが、「ビタミンA」と「ビタミンD」、そして「ビタミンC」でした。

この3つは他のおかずから補う必要がありました。ご飯食に偏っていた江戸時代以前の人々も、同じ状況だったのではないでしょうか。それらの栄養素が不足していたことにより、感染症にかかりやすかったということが言えるのではないかと私は考えています。

[余談] 江戸時代の平均寿命は30〜40歳

ところで、江戸時代の平均寿命は短かったとよく言われます。これは死因の感染症と関係があるのでしょうか。

ちなみに、江戸時代の平均寿命は大体30〜40歳前後とされています。

私は今そんな歳なので、「え!もう死んじゃうの、、、」と悲しくなりました。現在の平均寿命は男性81.41歳、女性は87.45歳ですから、(令和元年簡易生命表より)比較すると江戸時代の平均寿命は相当短いと思ってしまいます。

しかし、実はこの平均寿命にはカラクリがありました。

実は、江戸時代以前というのは、乳幼児がたくさん亡くなる時代だったのです。平均なので、亡くなる乳幼児の数もそこに入っているのです。

ですから、乳幼児時代を生き延びることができれば、長寿になる可能性は今と同じレベルくらいあったと言われています。

葛飾北斎や徳川家康などなど、長寿の方はたくさんいました。

まとめ

=MEMO=
1日2食だった江戸時代以前の人々の死因トップは感染症
感染症のかかりやすさは「衛生状態」と「栄養状態」が関係している
栄養状態では、「低栄養」と「やせ」で感染率が高い
江戸時代以前の人はタンパク質やビタミンが不足気味だった可能性あり

以上が、江戸時代以前の食事と死因を見た時の、私なりの考察です。

これから食事回数を減らしたり、粗食にしてみようと思われる方は、まず自分のBMIが「やせ」に入っていないかを確認して欲しいと思います。

また、「やせ」に入っていない場合も、タンパク質やビタミンはとって欲しいと思うのです。

ただし、「ビタミンA」と「ビタミンD」については、サプリメントなどのとりすぎによる過剰症が問題になっています。どちらもとりすぎると身体に悪影響が出る脂溶性のビタミンなので注意していただきたいです。

食事でとる分には、まず過剰症になるほどとれないので、心配しなくても大丈夫です。問題はサプリメントでとる場合です。食品でとるよりも吸収されやすいので注意が必要です。(ビタミンCは、水溶性なので、とりすぎても尿と一緒に排出されます)

なお、感染症というと今は「新型コロナウイルス」が頭によぎりますが、女子栄養大学の香川先生はコロナにも先程のビタミンは有用だとおっしゃっています。

きぶんやママ
きぶんやママ

感染症を防ぐ意味でも、やせの方は食事回数を減らすのは要注意です。

過去のブログで、ちょっと肥満の方は感染症に強い話を書きました。そちらも参考にしてみてください。→「ちょっと肥満」の人達は新型コロナに強いことが判明!