偏食息子に気付かされた「ミニマル食事」は、忙しいママたちの味方

ミニマル食事

ミニマリストさんのブログを見るのがとても好きです。こんなに物が少なくても暮らせるんだ!と、驚きの連続です。

そんなミニマリストさんの生活スタイルを、食にも取り入れたら、毎日忙しいママたちの助けになるのでは?それが、最近の私の食に対する考え方です。

実は、すでにミニマル食事になっているのが、我が家の息子。こんな食事で良いのかと悩んだ日々でしたが、食を学び直す中で息子の食事は間違っていない、むしろ正解に近いのでは?と思い直しました。

きぶんやママ
きぶんやママ

今日は息子の話題も出しつつ、私が目指している「ミニマル食事」についてお話しします。

忙しいママさんたちにも参考になれば幸いです。

目次

  1. ミニマリストさんとは?
  2. ミニマル+食事=ミニマル食事
  3. 偏食息子が実践していた「ミニマル食事」
  4. 1、特徴その1「パン」ではなく「ご飯」
  5. 2、おやつもご飯
  6. 3、肉よりも魚派
  7. 4、味噌汁は必ず飲む
  8. 5、ケーキやラーメンなどのカタカナ食は土日の楽しみ
  9. まとめ

ミニマリストさんとは?

まず、ミニマリストとは何かを簡単に説明します。色々な定義があるかと思いますが、私が思うミニマリストさんはこんな方々です。

ミニマリストとは、最小限のという意味のミニマルから派生した言葉。
物をできるだけ減らし、必要最低限の物だけで暮らす人のこと。
何が自分にとって大事なのかをよくわかっている人々。

ミニマリストさんによってスタイルは様々。一人暮らしの方、お子さんを持つ方、老若男女それぞれのスタイルをお持ちです。

でも共通しているのは、物に対して真摯に向き合っている事。必要最低限を目指しつつも、自分にとって大事な物はちゃんと残す。自分にとって何が必要なのかを、日々の生活の中で自問自答しながら暮らしているところが素敵だなぁと思います。

ミニマル+食事=ミニマル食事

そんな「ミニマル」と「食事」を合わせるとどうなるか。私はこう定義します。

=ミニマル食事とは=
自分に必要な食事量(カロリー)や質(栄養素)を、必要最低限な食品と料理からとる。

そんなこと、どうやってするの?カロリーや栄養素なんて言われても、、、。当然そう思われることでしょう。でも細かく計算する必要なんてありません。

これを誰に習うわけでもなく、自然と実践していたのが我が家の偏食息子でした。

偏食息子が実践していた「ミニマル食事」

1、特徴その1「パン」ではなく「ご飯」

息子はパンをあまり好みません。ご飯なら味がない真っ白のご飯でも問題なし。とにかくご飯ばかり食べていました。

おにぎり
息子が特に好きな赤米入りご飯

しかしこれが、よく考えればとても良いことでした。

パンの中には小麦粉以外に、バターなどの油脂や、砂糖もよく入っています。しかしご飯は、米しか使われていません。つまり、毎日朝「パン食」の方は、主食を食べただけで追加として油脂+砂糖も食べることになります

しかし、ご飯食の方は、主食からは米からの炭水化物しか口に入りません。油脂や砂糖が入ることは、チャーハンなどにしない限りありません。

現代の日本人は、油脂や糖分(炭水化物も糖ですが、ここでいう糖分は単糖類を言います)をとりすぎる事による、生活習慣病が増えています。子どもの糖尿病も増えてきています。ですから、子どもの頃からパンではなくご飯を主食にするということは、非常に健康的と言えます。

もしご飯が白米であれば、ぜひ玄米や雑穀を混ぜてみてください。白米だけではとれない「食物繊維」や「ビタミンB1」などの栄養素がとれます。

過去の記事で紹介しています。↓

【偏食】栄養が足りているか心配!おかずを食べない子へ、「お米」の栄養がパワーアップする4つの方法

2、おやつもご飯

息子が小さい頃は非常に偏食で悩んでいたので、おやつはお菓子を与えず、いつも小さなおにぎりをあげていました。ただでさえ栄養が足りていないのに、お菓子なんてとんでもないと思っていたのですね。

でも今から考えればそれも良かったと思います。現在息子は9歳になりましたが、おやつはアフファベットの入った小さなチョコ3つだけ。もしそれで足りなかったら、ご飯を欲しがります。

3、肉よりも魚派

鯛塩焼き
特に好きなのは鯛の塩焼き

息子は肉より魚を好みます。また、食べられないおかずが出た時は、常備している「しらす」や「のり」「納豆」などでご飯を食べます。

偏食があっても、代わりに食べられる食品があるなら問題なしです。肉がダメなら魚、魚がダメなら卵、卵がダメなら豆腐。魚じゃなきゃダメということではありません。

ただ、息子のおかずは自然と油脂の少ないものばかり。油脂がとりすぎている現代においては健康的な食事です。

4、味噌汁は必ず飲む

味噌汁は必ず作るようにしています。あまり食べられる野菜がない息子でも、食べられるきのこ類や数少ない野菜のレーパートリーを味噌汁に入れると、きちんと飲んでくれます。

必ずプラスするのが豆腐。牛乳は学校給食のビン入りだけは飲みますが、家の牛乳はほぼ飲みません。そこで、少しでもカルシウムを補いたいという思いで、豆腐やわかめを味噌汁に入れます。

5、ケーキやラーメンなどのカタカナ食は土日の楽しみ

そんな息子ですが、やはり現代っ子と同じくケーキやラーメン、アイスなども人並みに好きではあります。そうしたものは、毎日のように食べるのではなく、土日のお楽しみということになっています。

毎日江戸時代のような食事をする息子ですが、土日は途端に現代っ子の食事も楽しみます。(ハンバーガーやピザは好きではありませんが、、、)

体に悪そうなものを片っ端から拒否して、子どもに近づけさせないようにする方もいるかも知れません。でも、それは現実的ではないし、食事には楽しみの要素もあるのが現代の食。

いくら親が近づけさせないようにしていても、子どもが大きくなれば必ず知ってしまうもの。避けるより、そういうものとの付き合い方を今のうちに教えてあげた方が現実的だと思うのです。

まとめ

これまで思いつくだけ、息子の食事の特徴を並べました。まとめると、息子の食事はこうなります。

=息子のミニマル食事=
(普段の食事)
ご飯+味噌汁+魚や豆類のおかず+海苔などの海藻、おやつはチョコ3粒とおにぎり
(土日の食事)
なんでもあり。でも洋食は苦手。

偏食と思っていた息子の食事は、実は現代の生活習慣病の観点から言うと、必ずしも悪いわけではなく、むしろ正解に近いものだったのではと今では考えています。

「何でも食べること」が本当に正しいのか。もしかしたら、日本人の体には合わない物を食べてきた結果、糖尿病や高脂血症、アレルギーなどの疾患が増えているのではないか。

息子の江戸時代みたいな食事を通して、違う観点から栄養学を見つめ直しました。

身近な方が偏食で悩んでいる方へ、こちらもおすすめです。

【偏食】その偏食、もしかしてHSCのせい?感覚過敏が鍵だった

牛乳から豆乳に移行計画。牛乳が飲めない子におすすめな「豆乳ココア」

豆乳

我が家の牛乳を、豆乳に置き変えたいと思っています。

豆乳の素晴らしい栄養

誰かが食物アレルギーというわけではないのですが、娘がどうしても牛乳を飲んでくれません。

でも、別の食品でカルシウムをしっかり取れれば、人生において牛乳は必須ではないと思っています。そこで代替食品として考えたのが豆乳です。

豆乳は良質なたんぱく質、カルシウムが取れ、さらに牛乳にはあまり含まれない鉄分も入っています。

豆乳の栄養

親の私にとっても、豆乳は大変良い働きをします。女性ホルモンが減ってくる歳になってきた筆者。しかし、大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをします。

大豆イソフラボンは、一時期過剰摂取が問題となりました。大豆イソフラボンだけを抽出し、サプリメントにしたり、特定の食品に添加されたりした為、過剰摂取になる方がいたのです。

なんでもそうですが、ある一部だけを抽出したものをとると、どうしても過剰摂取になりやすいのです。でも、食品から取れば過剰摂取になることは滅多にありません。

ちなみに、通常の食事+健康食品からとる大豆イソフラボンの上限値は、一日70~75mgとされています。

よほど大豆製品が好きな方であれば、一日これくらいの大豆イソフラボンが取れてしまうこともあるので、わざわざサプリメントで補う必要もないでしょう。

日本人は、古くから大豆製品を食べてきました。しかし、最近は大豆摂取が減少傾向にあります。安心して、豆乳を使って欲しいと思います。

しかし飲みづらい人も、、

私は、キッコーマンのおいしい無調整豆乳を買ってきました。

キッコーマン おいしい無調整豆乳(1L*6本入)

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感想(2件)

飲んでみると、まさしくお豆腐の味。お豆腐を飲んでいるような感覚です。好きな人、慣れた人には抵抗がないと思います。

しかし、主人も息子、娘も飲みづらそうです。慣れない家族は、飲もうともしてくれません。

そこで、今日はココアを豆乳で作ってみました。

豆乳ココア作り方

作り方はいたって簡単!

マグに小さじ1の無糖ココア、小さじ2の砂糖を入れます。

少量の豆乳でよく混ぜて溶かします。(多少残っていても、後で熱すれば溶けます。)

残りの豆乳をすべていれ、レンジでチン。娘は猫舌なので、50度くらいの設定にしました。

飲み慣れない娘でも飲めた!

よくミロを飲んでいた娘。多少味は違うと思いますが、最後まで飲めました。美味しかったよ!と言ってくれて、ホッと一安心。

ココアを飲む娘

他にも、牛乳を使う料理を豆乳にして作ってみようと思います。

参考:厚生労働省 平成18年 大豆イソフラボンの安全性について

【離乳食】果汁はあげるのか、いつから始めるのか、離乳食の指導がいろいろ存在するのはなぜ?

わからない人
ママさん
ママさん

離乳食の相談をしたいけど、みんな言うことが違うんです。

誰が一体正しいの?

きぶんやママ
きぶんやママ

保健所で言われたこと、母親に注意されたこと、

病院の先生のいうこと、育児書にのっていること。

みんな微妙に違いますよね。

なぜこんなことになっているのか、解説します。

結論から言うと

=MEMO=
「戦後のおかしな栄養学」と、「人工乳中心の育児の考え方がいまだに続いている」という二点が離乳食指導が色々存在する理由

「果汁はあげるのか?」「離乳食はいつから始めたらよいの?」「フォローアップミルクは必要」「水分は母乳以外にもあげるの?」こうした疑問に、専門家の言うことがバラバラなのは、こんな理由があるのです。次に詳しく解説していきます。

目次

  1. 戦後のおかしな栄養学
  2. 人工乳中心の考え方がいまだに存在する
  3. 江戸時代の離乳食は8か月からだった
  4. まとめ

1、戦後のおかしな栄養学

私は10年ほど前に保健所で管理栄養士として働いていました。授乳や離乳食指導も行っていました。

当時の私が指導のよりどころとしていたのは、平成18年(2007年)3月発行された厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」。どこの保健所も、これを元に指導をしなさいという通達があったため、全員これを念頭に置いて指導を行っていました。

このガイドはおかしなものでもなんでもなく、戦後から続いてきた離乳食指導を払拭するものでした。しかし、このガイドが出る前は、今から考えれば異常な指導であったと私は思います。

そして、当時の私は、そうした指導が過去になされてきたことを知りませんでした。また、自分の親もそうした指導を受け、私自身もその指導の元育ってきたという事実にとても驚きました。

戦後の離乳食指導はどういうものだったのか

戦後は栄養不良の人たちであふれかえっていた時代。当然、最優先されることは栄養を多くとることでした。しかも、日本は戦争で負けてしまいました。多くの人たちは、日本人が戦争で負けたのは、欧米の人たちよりも栄養が足りていなくて、体格が小さいからだという思いがあったようです。

だから、戦後の日本は欧米の食生活を取り入れ今までの日本の食事を否定し、「主食はパンを」「もっともっとたんぱく質をとらないと」「カルシウムは足りているか」「油もとらないといけない」「もっとカロリーを増やせ」そういう指導がなされたのです。そして、当然それが赤ちゃんの食べ物である「母乳」と「離乳食」の考え方にも影響を与えました

戦後の指導は、早くたんぱく質をあげなさい、牛乳を飲ませなさいという指導だった

2、人工乳中心の考え方がいまだに存在する

当時は母乳の研究が進んでいなかったので、「人工乳の方が母乳より優れている」なんて言葉まで広まっていました。今考えればとんでもないことです。

今の人工乳(粉ミルク)は、母乳の研究が進んだおかげで、母乳に近い成分を目指していて、当時の粉ミルクより格段に良いものにはなっています。しかし、当時の人工乳は、母乳よりも牛乳の成分に近いものでした。

牛乳の成分に近かったため、当時の人工乳は鉄分とビタミンCが少なかったのです。それで、ビタミンCが豊富な「果汁」を与えなさいという指導になりました。

だから、私が赤ちゃんだったころ、私の母は果汁を水で薄めたようなものもあげていたといいます。それで、少し前の育児を経験してきた方々は、「果汁をあげないの?」と今のママたちに言ったりするのです。

さらに、鉄分が少なかったため、早くたんぱく質を食品で補わないといけないという考え方「早期離乳」の考え方が出てきました。しかし、早期すぎると食品アレルギーの症状が出たりするため、今では「5~6か月から赤ちゃんの様子を見ながら」という表記に変わったのですが、昔は2~3か月から果汁をなんて表記もあったりしました。

この早期離乳の考え方は、成分が牛乳に近い人工乳(粉ミルク)とセットにした考え方。つまり、完全母乳の人にはまったく意味のないものだったし、現在の粉ミルクは改良が進んでいるのでこれも当てはまらない。したがって、現在は果汁もいらないし、早期離乳も必要がないのです。

にもかかわらず、いまだにそれを唱えている医療関係者もいます。さらにそうやって育児をしてきた母親たちが、今ばぁばになってそれを娘に伝える方もいるのでしょう。だから、いろいろな離乳食の迷信が今のママたちを惑わすのです。

昔の粉ミルクは鉄分とビタミンCが少なかったので、早期離乳の指導がなされていた。
当時は母乳より粉ミルクの方が優れているという考え方もあった。
いまだに早期離乳の指導が抜け切れていない人もいる

江戸時代の離乳食は8か月からだった

日本人は昔から、そんなに早く離乳食を始めていたのだろうか。実はそんなことはありません。実は、江戸時代の頃は歯が生えだすころの8か月からあげていたといいます。

時代によってもこんなに違う。でも日本人はそれでずっと生活してきたのです。それで子どもに何か問題が起きたかといえば、そんなことは起きていません。

まとめ

=MEMO=
戦後、日本人の体格向上を目指した欧米由来の栄養学が始まった
母乳より人工乳をすすめ、人工乳に足りないタンパク質とビタミンCのために早期離乳が良しとされた時代があった
いまだに昔の離乳食指導が抜け切れていない人々もいる

それまでは、赤ちゃんが欲するように母乳をあげ、離乳食もなんとなく欲しがった時期から親のご飯を少しずつ食べさせ、親は離乳食にそれほど悩むこともなく皆大きくなっていました。

私は保健所を退職したあと、ちょうど息子が生後5か月くらいだったので、保健所で指導していたようにきっちり離乳食を進めました。卒乳も1歳半の誕生日までと決めていました。

しかし、第2子の娘は、娘が欲するように母乳を与え、いかにも食べたそうだったら私の食事から食べられそうな柔らかいものをあげ卒乳も期限を決めずに娘が納得するまであげていました。

どちらが幸せだったか。マニュアル通り進めた息子との育児は、とても順調だったとはいえ、悩み苦しみ焦りを伴うものだったかもしれません。娘の育児はのんびりと、でもきっと親子共々笑顔の多い幸せな育児だったのではないでしょうか。そう振り返ります。

子育ては、親子の数だけ様々なタイプがある。それを、画一的に指導してはいけない。それをわかっていながら、自分の育児では、やはり画一的に進めてしまった息子の育児。

今まさに赤ちゃんと過ごしている方や、これからその予定がある方は、ぜひそういう指導に縛られず、「よそはよそ、うちはうち」と、気にせず貫いて欲しい。一番の正解はお子さんが教えてくれるのだと私は思います。

悩んだときは、自分の気持ちに寄り添い、話を聞いてくれる人に聞くのが一番です。離乳が早く進みすぎて困るという人はほぼいません。だいたいが、マニュアル通りに進まないという悩みが大多数です。

きぶんやママ
きぶんやママ

マニュアル通りに進まないからといって、自分やお子さんを責めないでくださいね。

マニュアル通り進まないのが当たり前なのです。

「よそはよそ、うちはうち」

ママと赤ちゃんが今日も元気なのであれば、それはその親子の正解です!

【偏食】その偏食、もしかしてHSCのせい?感覚過敏が鍵だった

sensitive person
ママさん
ママさん

うちの子の偏食はひどすぎるんです。

野菜はまったく食べません。

好き嫌いのレベルではないんです。

きぶんやママ
きぶんやママ

我が家の息子もそうでした。

それは、「HSC」が関係していると筆者は考えています。

HSCについて知れば、お子さんの思いがわかるようになり、

偏食のことでイライラしなくなるかもしれません!

目次

  1. 「HSC」とは?
  2. HSCの子どもの特徴
  3. HSP・HSCは、他の動物にも存在する
  4. HSCと偏食はどう関係している?
  5. マイナス面ばかりではないHSP・HSC
  6. まとめ

「HSC」とは?

まずは、HSCとは何かを知りましょう。

HSCとは「超敏感な子ども」という意味
臨床心理学を研究されているエレイン・アーロン博士が提唱した

HSCは、英語にすると、Highly Sensitive Child 。この頭文字をとったものが、HSCです。訳すと、「超敏感な子ども」という風に訳せます。

もしかしたらHSPの方がメジャーかもしれません。こちらは、CのChildをPのPersonに変えたもの。つまり、大人も子どもも関係なく「超敏感な人達」になります。

この言葉は、臨床心理学を研究されているエレイン・アーロン博士が提唱したことで広まり、現在日本でもそれに関した書籍がたくさん出回っています。この特徴のある子は、周りの環境に関して非常に敏感です。

きぶんやママ
きぶんやママ

5感についても敏感なのが、HSCの特徴。

つまり、においや味についても敏感なのです。

これが、「偏食」とおおいに関係していると筆者は考えます。

HSCの子どもの特徴

例えば我が子でいうと、こんな敏感さを持っています。

・部屋に一人でいられない、トイレも必ず戸を開ける
・服がチクチクするのに敏感
・親の心を非常に読む
・質問が非常に多く、大人が使うような言葉遣いをする
・手が少しでも汚れると嫌がる
・静かな遊びを好む
・石橋をたたいても、なお渡らない
・なんでも「毎回同じ」が好き。靴も毎回同じメーカーの同じ靴を選ぶ
・親しい人じゃないと目が合わせられない

うちの子もあるある!とうなずいている方、いらっしゃると思います。これらは、どれもHSCの子特有の特徴です。大人もあるある!と思う方は、HSP(HSCの大人版)でしょう。

外界の刺激、光、音、におい、視界に入る物、口の中、体感、それらが敏感なのです。人によって差はあります。光や音には敏感で、雷が怖いけれど、口の中はそうでもないとか。

周りからは、「慎重」「内気」「引っ込み思案」と思われています。場合によっては、「わがまま」「こだわりが強すぎる」とマイナスにもとられます。

HSP・HSCは、他の動物にも存在する

この特性を持っているのは人間だけではなく、100種以上の生物が持っているとの事。外界に対して慎重であることは、あらゆる生物が生き延びるのに必要な気質なのですね。

また、結構な割合の方がHSPであると言われており、15~20%の人がこの気質を持っていると言われています。

ですから、HSPの方々がいたからこそ、ヒトは生き延びてきたともいえます。素晴らしい高性能なセンサーを持った人々なのです。だから、この気質は欠点ではありません

欠点ではないのですが、本人は生きづらさを感じたりします。周りの人は理解が出来ず、どう関わればいいか悩まれる事もあります。

HSP(HSC)は、ヒト以外の動物にも15~20%で存在する
この気質は欠点ではない。高性能なセンサーのおかげで種が生き延びてきた。HSP(HSC)の人たちのおかげ

HSCと偏食はどう関係している?

野菜の画像

偏食の原因の一つに、「感覚過敏」があります。口の中の感覚が敏感な人は、ちょっとした味の違いや食感の違い、においの差も強く感じ取ります

その結果、食べなれたものを好んだり、複雑な味を避けたりする結果、周りからは「わがまま」「偏食」と言われて辛い思いをします。

つまり、HSCの感覚過敏が偏食の原因になっていると言えるのです。

昔であれば、ちょっとした味の違いで腐敗したものを食べなくて済んだり、毒のあるものを口に入れなかったり、生き延びていく上で素晴らしい特性でした。

でも、今ではそれが「偏食」と言われ、周りから理解されずに苦労しています。

今日の朝も息子に、「お味噌汁の豆腐がいつもの豆腐じゃないから食べられない」と言われました。たまたま絹ごし豆腐ではなく、木綿豆腐を使ったのです。そんな違いも敏感に感じ取ります。

この知識がなかった頃は、またわけのわからないワガママを言っていると腹がたったこともありました。しかし、この概念にたどり着いたとき、息子は本当に困っているのだとわかってあげられました。

私は、このHSCの気質が子ども達の偏食と大きく関わっていると考えています。それを皆さんに知って欲しくて、このブログを開設したくらいなのです。

=MEMO=
人の15~20%はHSP(HSC)である。
感覚が過敏なので、食べ物に関しても少しの味やにおいの違いも感じ取る
食べ慣れたものや複雑な味を避ける
偏食と呼ばれ苦しんでいる

マイナス面ばかりではないHSP・HSC

偏食とは余談になりますが、ここまで読むと、HSP・HSCは過敏性ゆえに苦労が多くて生きづらいとマイナスなイメージを持たれるかもしれないので、そうではないことも伝えておきます。

過敏だからこその強みもあるのです。ささいな変化や微妙な表現を楽しみ、芸術を深く愛することができます。

・共感力に優れている
・芸術性に富み、アートや音楽の世界で本領を発揮
・危険をいち早く察知する
・直感力に優れている

まとめ

=MEMO=
HSCの感覚が過敏である特徴が、「偏食」につながっている
その過敏さは、いち早く腐敗したものや毒物を避けられる、素晴らしい特性だった
HSCの子は、そうでない子より、慣れるのに時間がかかる

自分や周りの人がこの気質を認め、プラスに働くようにしていきたいですね。

きぶんやママ
きぶんやママ

子どもの偏食で悩んでいるママさんたちは、他の人より慣れるのに時間がかかるんだと気長に待って欲しいなと思います。

自分や家族がHSP(HSC)にあてはまるか知りたくなったら

アーロン博士は、自身のホームページでHSPチェックリストを公開しているので、気になる方はのぞいてみてください。

http://hspjk.life.coocan.jp/Self-Test.html

また、HSPのことを書いた書籍は、今たくさん売られているので、もし悩んでいる方は読んでみてください。

また、偏食と好き嫌いの違いについて過去のブログに記載しています。こちらもおすすめです。

【偏食】偏食とはなにか?偏食には種類や程度の違いがある!「好き嫌い」や「ムラ食い」との違いは?

【偏食】管理栄養士の私が息子の偏食について思うこと、同じ境遇の方へ

ありのままで!
きぶんやママ
きぶんやママ

「子どもが偏食になったのは甘やかしたからだ」

まわりから言われた何気ない一言で落ち込んだことがありました。

同じように子どもの偏食で悩んでいる方の助けになればと思います。

一番伝えたいこと

まず一番皆さんに伝えたいのはこれです。

・昔より食べ物の種類が増えている。偏食の子が増えるのは当たり前
・栄養学で学ぶ偏食の対処法だけでは不十分
子育て論と一緒にしない

ママだけの努力ではどうにもならない偏食もあるということです。一つずつ解説します。

目次

  1. 1、昔より食べ物の種類が増えている
  2. 2、栄養学で学ぶ「偏食の対処法」だけでは不十分
  3. 3、子育て論と一緒にしない
  4. おまけ:最近の気づき「息子は偏食ではないのでは」
  5. まとめ

1、昔より食べ物の種類が増えている

よく子どもが食べられない野菜としてあがってくるピーマン。ピーマンは、昔日本人には馴染みのない野菜でした。戦時中、食べ物がなくなった時に、とても実の成りが良いということで育てられたのが始まりです。

昔は食べていなかったのに、今は食べられない子が「偏食」だなんて言われたりします。だいたいの野菜は、途中途中で日本に入ってきた新参者。

ほとんどの野菜が食べられる子ももちろんいるでしょう。でも、多くは食べらない野菜があることの方が多いのでは?

料理も増えました。毎日のようにご飯・味噌汁・魚を食べてきた日本人が、急にピザやパスタ、カレーに餃子など、洋風中華色々な国の料理を食べるようになりました。それが、明治時代、豊かさの象徴になり、日本人が馴染みやすい味に変化してきました。

しかし、私たちの遺伝子はそう簡単には変わりません。そういう料理を受け付けられなくても何の不思議でもないでしょう。しかし、何でも食べられる子が良しとされ、食べられないものがある子は「偏食」と言われます。

本当に何でも食べないといけないのでしょうか。いろんな国の料理を食べないといけない国は、日本くらいのものでしょう。

昔より食べ物や料理の種類が増えている。
全てを食べられるのが良いということではない。
偏食の子が増えるのは当たり前で、必ずしも悪いことではない。

2、栄養学で学ぶ「偏食の対処法」だけでは不十分

マニュアルというのは、だいたいなんでも、対象者の平均をとって8割9割の人が当てはまるように作られているものです。

しかし、そこに当てはまらない2割1割の人がいることも忘れてはならないのです。HSCと呼ばれる、感覚が過敏な子や、多くの子が偏食と呼ばれる自閉症の子たちは、まさしくこの2割1割側なのです。

娘が産まれて、息子の食と娘の食について考えていた時、口内やにおいの過敏さの違いに気が付きました。息子は娘より、色々な面で過敏でした。偏食の一般的な対処法を試しても、娘には効いても息子には効かないということがありました。過敏な子の為の手立てが必要とされています。

さらに、専門家の方の偏食の考え方も問題だと思います。中には、「好き嫌い」「ムラ食い」「偏食」の違いを考えず、なんでも偏食で片づけている方もいます。栄養的に問題のある場合、そうでない場合も一緒にして考えてしまうのはおかしな話です。

対処しているママさんたちは、疲労していくばかり。食事を楽しむだなんて出来ない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

偏食の重症度も様々。
感覚が過敏なゆえに食べられない子もいる。その手助けとなる対処法が必要。

3、子育て論と一緒にしない

我が家の場合、2歳を過ぎて高熱を出した日から、ご飯とみかんしか食べなくなりました。何何をどう工夫しても息子は頑として他の物を食べません。指導する立場だったのに息子が偏食に?と自分を責める毎日。だんだん毎日の三食が苦痛になりました。

そんな時、「子どもを甘やかしたからだ」と言われました。これは衝撃でした。

甘やかして、好きなものばかりあげたんだろうということでした。よく考えれば、嫌だ嫌だという息子がやせ細ってはと心配で、せめて食べてくれるご飯とみかんだけでもあげないとと与えていた自分。

もしかして、これが「甘やかし」だったの?でも私にはどうすることもできなかった、、、そう思うと涙が出そうな思いでした。

ママさんたちに、そして出来れば周りの方にも、偏食の問題を子育て論と一緒に考えないでほしいと言いたいです。これはとても大事なことです。

ママさんたちは、毎日悩みながらも、元気に育って欲しい一心で育児しています。しかも、育児だけでなく、仕事も家事も何でもして、自分のことはそっちのけで頑張っています。

そのママさんたちに、偏食の原因は育て方が原因だというのは、ママに烙印を押すようなもの。どうか、そういう考えはしないで欲しいです。

先も述べましたが、子どもによって過敏な子もいます。周りの何でも食べる子は、過敏ではないのです。子どもが一番困っています。でもその手助けはできるでしょう。私はその手助けを今も模索しながら、得た情報をブログにしています。

おまけ:最近の気づき「息子は偏食ではないのでは」

昔は、息子が感覚過敏ゆえ、極度の偏食で、普通の対処法では対処しきれない、困ったなという思いでした。

しかし、今「小児食生活アドバイザー」の資格取得の為に様々な文献から学ぶうち、実は息子は偏食ではないのではないかと思うようになりました。

なぜなら、息子はご飯、味噌汁、魚のような、ずっと日本人が食べてきた料理を好むからです。

食べられない料理は、パスタやピザ、しゅうまいやぎょうざ、マヨネーズやケチャップの料理など、それまで日本人に馴染みのなかった料理ばかり

そういう新しい料理に、彼の感覚過敏が異をとなえ、食べさせないようにしているのではないでしょうか。

そうした料理はだいたい脂質が高く、そればかり好まれると逆に将来生活習慣病に悩まされるものばかり

逆に食べないですむならば、その方が健康的なのでは。給食では食べられるものが少なくて困っていますが、彼の将来的には好ましい状態なのではと思いました。

野菜が食べられないのは将来困りますが、それこそ大人になるまでに少しずつで良いのではないでしょうか。むしろ、焦って油脂や糖質でごまかして野菜を無理に食べさせた方が、そういう味を好むようになって問題だと今では思います。

私は、息子のおかげで、こうしたことに気がつけました。今の欧米由来の栄養学に疑問を持つこともできました。

多分、息子が私の一生の宿題を持って、娘がそのヒントを持って生まれてきてくれたんだろうと思います。

まとめ

=MEMO=
・昔より食べ物も料理も増えている。すべて食べられないといけないわけではない
・偏食は重症度も個人個人で違う。対処法も重症度別で必要
・偏食を子育て論で解決しない
きぶんやママ
きぶんやママ

偏食の子ども自身が一番困っています。

ママさんたちも懸命に頑張っています。

周りの正しい理解が必要です。