【偏食】管理栄養士の私が息子の偏食について思うこと、同じ境遇の方へ

ありのままで!
きぶんやママ
きぶんやママ

「子どもが偏食になったのは甘やかしたからだ」

まわりから言われた何気ない一言で落ち込んだことがありました。

同じように子どもの偏食で悩んでいる方の助けになればと思います。

一番伝えたいこと

まず一番皆さんに伝えたいのはこれです。

・昔より食べ物の種類が増えている。偏食の子が増えるのは当たり前
・栄養学で学ぶ偏食の対処法だけでは不十分
子育て論と一緒にしない

ママだけの努力ではどうにもならない偏食もあるということです。一つずつ解説します。

目次

  1. 1、昔より食べ物の種類が増えている
  2. 2、栄養学で学ぶ「偏食の対処法」だけでは不十分
  3. 3、子育て論と一緒にしない
  4. おまけ:最近の気づき「息子は偏食ではないのでは」
  5. まとめ

1、昔より食べ物の種類が増えている

よく子どもが食べられない野菜としてあがってくるピーマン。ピーマンは、昔日本人には馴染みのない野菜でした。戦時中、食べ物がなくなった時に、とても実の成りが良いということで育てられたのが始まりです。

昔は食べていなかったのに、今は食べられない子が「偏食」だなんて言われたりします。だいたいの野菜は、途中途中で日本に入ってきた新参者。

ほとんどの野菜が食べられる子ももちろんいるでしょう。でも、多くは食べらない野菜があることの方が多いのでは?

料理も増えました。毎日のようにご飯・味噌汁・魚を食べてきた日本人が、急にピザやパスタ、カレーに餃子など、洋風中華色々な国の料理を食べるようになりました。それが、明治時代、豊かさの象徴になり、日本人が馴染みやすい味に変化してきました。

しかし、私たちの遺伝子はそう簡単には変わりません。そういう料理を受け付けられなくても何の不思議でもないでしょう。しかし、何でも食べられる子が良しとされ、食べられないものがある子は「偏食」と言われます。

本当に何でも食べないといけないのでしょうか。いろんな国の料理を食べないといけない国は、日本くらいのものでしょう。

昔より食べ物や料理の種類が増えている。
全てを食べられるのが良いということではない。
偏食の子が増えるのは当たり前で、必ずしも悪いことではない。

2、栄養学で学ぶ「偏食の対処法」だけでは不十分

マニュアルというのは、だいたいなんでも、対象者の平均をとって8割9割の人が当てはまるように作られているものです。

しかし、そこに当てはまらない2割1割の人がいることも忘れてはならないのです。HSCと呼ばれる、感覚が過敏な子や、多くの子が偏食と呼ばれる自閉症の子たちは、まさしくこの2割1割側なのです。

娘が産まれて、息子の食と娘の食について考えていた時、口内やにおいの過敏さの違いに気が付きました。息子は娘より、色々な面で過敏でした。偏食の一般的な対処法を試しても、娘には効いても息子には効かないということがありました。過敏な子の為の手立てが必要とされています。

さらに、専門家の方の偏食の考え方も問題だと思います。中には、「好き嫌い」「ムラ食い」「偏食」の違いを考えず、なんでも偏食で片づけている方もいます。栄養的に問題のある場合、そうでない場合も一緒にして考えてしまうのはおかしな話です。

対処しているママさんたちは、疲労していくばかり。食事を楽しむだなんて出来ない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

偏食の重症度も様々。
感覚が過敏なゆえに食べられない子もいる。その手助けとなる対処法が必要。

3、子育て論と一緒にしない

我が家の場合、2歳を過ぎて高熱を出した日から、ご飯とみかんしか食べなくなりました。何何をどう工夫しても息子は頑として他の物を食べません。指導する立場だったのに息子が偏食に?と自分を責める毎日。だんだん毎日の三食が苦痛になりました。

そんな時、「子どもを甘やかしたからだ」と言われました。これは衝撃でした。

甘やかして、好きなものばかりあげたんだろうということでした。よく考えれば、嫌だ嫌だという息子がやせ細ってはと心配で、せめて食べてくれるご飯とみかんだけでもあげないとと与えていた自分。

もしかして、これが「甘やかし」だったの?でも私にはどうすることもできなかった、、、そう思うと涙が出そうな思いでした。

ママさんたちに、そして出来れば周りの方にも、偏食の問題を子育て論と一緒に考えないでほしいと言いたいです。これはとても大事なことです。

ママさんたちは、毎日悩みながらも、元気に育って欲しい一心で育児しています。しかも、育児だけでなく、仕事も家事も何でもして、自分のことはそっちのけで頑張っています。

そのママさんたちに、偏食の原因は育て方が原因だというのは、ママに烙印を押すようなもの。どうか、そういう考えはしないで欲しいです。

先も述べましたが、子どもによって過敏な子もいます。周りの何でも食べる子は、過敏ではないのです。子どもが一番困っています。でもその手助けはできるでしょう。私はその手助けを今も模索しながら、得た情報をブログにしています。

おまけ:最近の気づき「息子は偏食ではないのでは」

昔は、息子が感覚過敏ゆえ、極度の偏食で、普通の対処法では対処しきれない、困ったなという思いでした。

しかし、今「小児食生活アドバイザー」の資格取得の為に様々な文献から学ぶうち、実は息子は偏食ではないのではないかと思うようになりました。

なぜなら、息子はご飯、味噌汁、魚のような、ずっと日本人が食べてきた料理を好むからです。

食べられない料理は、パスタやピザ、しゅうまいやぎょうざ、マヨネーズやケチャップの料理など、それまで日本人に馴染みのなかった料理ばかり

そういう新しい料理に、彼の感覚過敏が異をとなえ、食べさせないようにしているのではないでしょうか。

そうした料理はだいたい脂質が高く、そればかり好まれると逆に将来生活習慣病に悩まされるものばかり

逆に食べないですむならば、その方が健康的なのでは。給食では食べられるものが少なくて困っていますが、彼の将来的には好ましい状態なのではと思いました。

野菜が食べられないのは将来困りますが、それこそ大人になるまでに少しずつで良いのではないでしょうか。むしろ、焦って油脂や糖質でごまかして野菜を無理に食べさせた方が、そういう味を好むようになって問題だと今では思います。

私は、息子のおかげで、こうしたことに気がつけました。今の欧米由来の栄養学に疑問を持つこともできました。

多分、息子が私の一生の宿題を持って、娘がそのヒントを持って生まれてきてくれたんだろうと思います。

まとめ

=MEMO=
・昔より食べ物も料理も増えている。すべて食べられないといけないわけではない
・偏食は重症度も個人個人で違う。対処法も重症度別で必要
・偏食を子育て論で解決しない
きぶんやママ
きぶんやママ

偏食の子ども自身が一番困っています。

ママさんたちも懸命に頑張っています。

周りの正しい理解が必要です。

【偏食】栄養が足りているか心配!おかずを食べない子へ、「お米」の栄養がパワーアップする4つの方法

ご飯
ママさん
ママさん

うちの子は偏食がひどくて、野菜をまったく食べないので栄養が足りているか心配です!

きぶんやママ
きぶんやママ

お子さんが元気であれば、まず心配ないことが多いです。

でも出来ればもっと栄養を取って欲しいと考えるのが親心。

そこで、お米を変えてみましょう!親も健康になること間違いなし

目次

  1. お米が100%白米の方へ
  2. お米を変えるだけでこんな栄養がとれる
  3. サプリメントでとればよい?
  4. 玄米
  5. 精米機があれば分づき米
  6. 食べやすい胚芽精米
  7. 古代米でモチモチご飯
  8. まとめ

お米が100%白米の方へ

下のように変えてみましょう。お好きな方法を選んでください。

=お米の変え方=
1・いつもの白米に、少し玄米や麦を足してみる
2・いつもの白米に少し赤米を足してみる
3・白米を胚芽米に変えてみる
4・白米を分づき米にしてみる

どうしてこのように変えるとよいのでしょう。栄養がどう変化するか解説します。

お米を変えるだけでこんな栄養がとれる

玄米や胚芽米、赤米などを加えると、ビタミン、ミネラル、食物繊維が増えます。中でも注目したいのは、「ビタミンB1」です。

戦争中、兵士が白米ばかり食べていたところ、足のむくみや倦怠感、無気力、意欲減退、眠気、だるさなどの症状が現れました。この症状、実は「脚気」(かっけ)の症状なのです。

その兵士たちが麦ごはんを食べると、たちまち症状が治りましたビタミンB1が補給されたことで治ったのです。今は脚気というと昔の病気と言われますが、ジベタリアンやキレやすい若者など、白米ばかり食べている人が軽い脚気になっているのではないかと思うことがあります。

玄米0.16mg
半つき米0.08mg
七分づき米0.06mg
白米0.02mg
ビタミンB1含有量(水稲めし100g中)

この表を見るとわかるように、精製されればされるほど、ビタミンB1は少なくなります。ぜひ白米に上記のようなものを混ぜてください。

サプリメントでとればよい?

中には、サプリメントをお子さんに飲ませていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

やむを得ずの選択だと思いますが、中にはサプリメントで栄養素を取りすぎてしまい、かえって身体に害を与えている例も報告されています。

米からとった方が、食物繊維やその他のミネラルもとれます。食品からとった方が、取りすぎるという心配がほとんどありません。出来れば、食品から補った方がベストですね。

きぶんやママ
きぶんやママ

いつもの白米に少しずつ混ぜる方法なら、手軽に始められますよね。

次に、混ぜるものについて、それぞれ解説します。

玄米

そうは言っても、いきなり100%玄米にするのは、炊き方にコツもありますし、味や食感、見た目の違いに敏感な偏食児には厳しいかもしれません。

そこで、我が家では10%ほどの玄米を混ぜるところからスタートしました。若干味は変わりましたが、プチプチした食感と香ばしさで、家族全員病みつきになりました。

現在では20%ほどの玄米を混ぜています。玄米はスーパーで買える一般的なもの炊飯も炊飯器でいつもと変わらずに炊いているので、何の手間も感じません。

よく「昔は玄米を食べていた」と言われていますが、実は完全なる玄米ではなく、5分づき米くらいだったそうです。5分づき米というのは、玄米を50%ほど精米したもののことです。

昔の精米は機械ではなかったので、一定の仕上がりではありませんでした。人力によるものなので、あまり精製されていない米、精製されすぎた米など様々でした。まったく精製していないと外皮が固すぎてしまうので、少し精製していたようです。その過程で平均するとだいたい5分づきだったのではと言われています。

だから、私たちが白米+玄米で食べれば、当時のご飯と同じくらいの栄養量になるのではと考えています。

精米機があれば分づき米

次にお勧めしたいのが、分づき米。精米率を下げたお米の事です。玄米よりは栄養価が落ちますが、粗く精米しているので白米よりは栄養価が高いです。

精米具合によって、三分づき米、五分づき米、七分づき米とあり、数字が小さい程玄米に近く、数字が大きい程白米に近いです。

分づき米は玄米より食べやすいのですが、ぬかが酸化しやすく、時間がたつと味が落ちるという欠点があります。

家に精米機があるという方は、炊飯の度精米できるので、味が落ちるのを防げます。最近は、電気屋さんでも家庭用の精米機が手軽に買えるので、家に精米機があるお家も珍しくなくなってきました。

初心者は七分づき米から挑戦するとよいでしょう。玄米と同じように、白米に少し足しながら慣らしていくのもよいですね。

食べやすい胚芽精米

玄米や分づき米はどうしても苦手、、、そういう方には胚芽精米がお勧めです。

胚芽精米は、胚芽(芽が出る部分)を残し、周りのぬか層(茶色い部分)だけを取り除いた米です。

ほぼ白米と変わらない食べやすさで、栄養価は白米よりも非常に高いという、良いとこどりのお米です。炊き方も白米を炊く時とほぼ変わりません

ただ欠点は、値段がやや高いというところ。

古代米でモチモチご飯

古代米は、稲の原種である野生の稲の特徴を受け継いでいる稲です。「赤米」「紫黒米」「緑米」があります

どれもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですが、さらに良い事にポリフェノールも含まれています。

使い方は簡単、いつもの白米に混ぜて炊くだけです。

我が家では赤米を混ぜて炊いていた時期があります。ふるさと納税のお米に赤米がついていたのです。最初は本当にひとつまみしか入れなかったのですが、息子もその美味しさに目覚め、「全部赤い米がいい」と言い出しました。いつものご飯よりモチモチするような気がします。

赤米のご飯
モチモチの赤米ご飯

また食べたいのですが、スーパーではあまりお見かけしないのが残念なところ。

まとめ

【お米の力をパワーアップする】
いつものお米に「玄米」「麦」「赤米」などを混ぜる
いつものお米を分づき米や胚芽精米に変えてみる
ビタミン、ミネラル、食物繊維、特にビタミンB1がとれる!
=特徴=
【玄米】少量ずつから慣れさせる。少量なら炊き方はいつも通り
【分づき米】玄米より食べやすい。味が落ちやすいので、家に精米機があるとベスト
【胚芽精米】白米と味が変わらずに、栄養アップできる。やや高い
【古代米】見た目が変わるが、モチモチ感のあるご飯に。流通量少ない

どれも一長一短。ご家庭に合う方法で、ご飯の栄養をパワーアップさせてみてください!

きぶんやママ
きぶんやママ

忙しいママさんたち、おかずを工夫なんてしんどいという方、

ぜひまずは手軽にご飯を変えてみてくださいね。

子どもだけでなく、親にも良い影響が必ずありますよ!

【偏食】偏食には3タイプある、自閉症の子が通う療育センターより学ぶ

子どもたちと学校

自閉症の子に偏食が多い事はよく知られていますが、自閉症でなくてもひどい偏食の子はたくさんいます。その子達にも自閉症の子が通う療育センターでの食の取り組みが、もしかして参考になるのでは?と筆者は考えました。

きぶんやママ
きぶんやママ

私の長男も野菜がなかなか食べられません。

療育センターではどうやって給食を出しているのか。

気になって調べてみました。

目次

  1. 1、3タイプにわけて対応
  2. 2、タイプ1 感覚で選ぶ
  3. 3、タイプ2 形で判断
  4. 4、タイプ3 慣れたものを食べる
  5. 5、まとめ

3タイプにわけて対応

調べた療育センターでは、偏食の子どもたちをタイプ別に3つのグループに分けていました。

タイプ1、感覚で選ぶ
タイプ2、形で判断する
タイプ3、慣れたものを食べる

一つずつ特徴を見てみましょう。

タイプ1 感覚で選ぶ

このタイプは、口内の感覚過敏が強い傾向があります。大昔には、毒の入った食べ物や腐った物を食べないようにすることに、大いに役立った能力だと思います。

しかし、危険な食べ物があまりない現代においては、栄養が足りていないか心配するママさんたちを苦しめてしまう特徴となってしまって残念です。

食以外の特徴では、「視線が合わない事が多い」という特徴があるそう。確かに息子は、家族以外視線が合わない事が多いです。

【療育センターの対処法】

この特徴の子どもたちは、触って食べるものを決めることが多いようです。また、しっかりと火が通っていると安心するのか、揚げ物を好みます。本人たちは無意識だと思いますが。

つまりカリカリしたものを好むという事なので、調べた療育センターでは食べられない食材を揚げています。なんと、サラダのわかめやきゅうりも揚げていて私はとても驚きました。

揚げ野菜に慣れてきたら、炒めたり茹でたり、通常の調理法に変化させていくそうです。

【我が家でもやってみて思ったこと】

揚げたれんこん
れんこんをカリカリに揚げてみた

れんこんは非常に薄く切り、素揚げしました。少しでも柔らかい所があると食べてくれません。でも、指の感触で合格したものは口に入りました。

これを根気強く続けていくということです。しかし、私は油を多用することに少し抵抗があります。これで徐々に煮物も食べられるようになるとありますが、どうしてもそう思えないのです。

現代の食事は、脂質の量が戦前に比べ20倍にもなっているというデータもあります。それに比例して肥満や生活習慣病も増え、最近では子どもの肥満糖尿病まで社会問題となってきました。

以前は揚げ物をそこまで欲していなかった我が家の子ども達が、これを機に油を欲するようになったように思います。以前より、フライドポテトなどの揚げ物をリクエストすることが増えてきてしまいました。

野菜を食べさせたいからといって、油を添加したり、刻んで砂糖をたっぷり入れてデザートにしたりすることにとても疑問を感じます。野菜を食べてもらうために、脂質や糖質を上げ、それによる病を防ぐために食物繊維の多い野菜を食べ、、、。なんだかイタチごっごような気持になります。

昔の日本人は、砂糖や油がそこまで手に入らなかったので、野菜は具沢山の汁物に入れたり、漬物にして食べたりしていました。子どもがそれを食べなかったからと言って、目くじらをたてる親はいなかったでしょう。でも、自然といつの間にかみんな食べるようになっていました。

現代は、栄養栄養と皆が知識が増えた反面、親も学者も子どもに食べさせなきゃと焦ってしまい、無用な油や砂糖を添加して、ごまかしてまで食べさせようとしているように思えてなりません。

タイプ2 形で判断

このタイプは、千切り、粒々など好みの形で選ぶことが多く好みの味付けもあります。また、少しずつ食べる傾向があるようです。

食以外の特徴では、こだわりが強いという傾向があるそうです。

【療育センターの対処法】

千切りにするなど、切り方やこだわりを活かした好みの形にします。例えば、肉や魚を千切りにして揚げる汁の具を千切りにします。

好みの味付けや調味料をかける事で食事が進む事が多いので、調味料ボトルを卓上に用意されていました。

例えば、献立がマカロニサラダだった場合。いつもは醤油味の煮物しか食べないという場合は、マカロニサラダの食材を醤油味で煮てあげます。煮物に不向きな食材の場合は素揚げまたは衣をつけて揚げるようです。

【我が家でもやってみて思ったこと】

グループ1の特徴に当てはまった我が家の息子。なんとグループ2も当てはまります

そういえば、刺身によくついている「大根のつま」が大好きな息子。あれもまさしく千切りです。ニンジンも千切りにしてみましたが、これはスティック状にして、生でガリガリ食べるのがお好きなよう。

千切り大根

また、好みの味付けにするということなので、「塩、しょうゆ、めんつゆ」を醤油さしに入れて食卓に用意しました。

すると、きゅうりの千切りやブロッコリーのスプラウトにめんつゆをかけて食べていました。卓上めんつゆがお好みのようですが、大根はしょうゆらしいです。

めんつゆをかけたスプラウト
ブロッコリーのスプラウト

タイプ3 慣れたものを食べる

このタイプは、食べた記憶のある食材、料理のみを食べるという特徴があります。食品のパッケージで食べる食べないを決めたりもします。視覚優位な子ども達です。

【療育センターの対処法】

料理の中の食材が何なのか、わかりやすくします。かき揚げなど、中身が分かりづらいものは個別に素焼きにします。ひき肉を使ったメニューで食べられない場合は、ハンバーグなどわかるメニューに変えます。

【我が家でもやってみて思ったこと】

我が家の息子は、タイプ1も2も少しずつ当てはまっており、やはりこのタイプ3にも当てはまります。例えば、ラーメンは醤油味しか食べないのですが、パッケージがいつもの「ま◯ちゃん正麺」じゃなくて「ニッ◯ン」だと全く食べません。

こっちも美味しいよと言っても、スープの味が微妙に違うと拒否。なんというワガママと激怒していた私ですが、裏にはこんな理由があったのですね。私には到底理解しがたい。

さらに、色んな食材が混ざったものは基本的に無理です。だから小学校の給食はほとんど無理です。家では基本的に、素材を単品にしてわかりやすくした料理が多いです。

まとめ

偏食の子が多い療育センターでの取り組みは、以下のようなものでした。

=MEMO=
タイプ1 感覚で選ぶ
    食べられない素材を揚げる
タイプ2 形で選ぶ
    千切りにする、好みの卓上調味料を置く
タイプ3 慣れたものを食べる
    中に入った物を単品にしてわかりやすくする

療育センターでは、個別に細やかな対応をされていると感心しました。千切りにしたり、好みの味にしてあげたり単品にしてわかりやすくするなど、なるほどいう工夫が随所に見られました。

ただ、タイプ1でも言いましたが、「揚げ物に頼る」ところが、どうしても抵抗があります。野菜を食べさせることと、油脂を多くする健康上の問題、てんびんにかけるとどちらが大事なのか、今だに答えが出ません。

油があまり手に入らなかった戦前は、そういうことをしていなかったと思います。また、自然と大人になるにつれて食べられる野菜が増えていったと思います。

戦前は手に入る野菜の種類も今ほどないので、慣れやすかったのではないでしょうか。

料理も今のように、和洋折衷色々な料理は食卓に並びませんでした色々な料理が出るというのは、大人目線または感覚過敏ではない子どもたちには飽きがこなくてよいことかもしれません。

しかし、こうした感覚が過敏な子どもたちにとっては、「いい迷惑」になっているかもしれません。

息子
息子

給食も毎日同じが本当はいいんだけどな。

毎日違うと、全然慣れないよ。

きぶんやママ
きぶんやママ

感覚が過敏な子は、慣れるのが他の子より大変です。

給食の現場では、「毎日違う献立が出る」ことを自慢げに語る栄養士さんが多いです。

こういう子どもたちもいることを知って欲しいと思っています。

【偏食】偏食の2つの原因とは?自閉症の子ども達の偏食から学ぶ

2つの特徴
ママさん
ママさん

うちの子の偏食はひどすぎて、もはや好き嫌いの部類じゃないです。

一体何が原因だったのでしょうか?

きぶんやママ
きぶんやママ

自閉症の子たちの偏食とそうでない子も、偏食の原因は同じ。

好き嫌いというほど生易しいものじゃない偏食に悩んでいる方に読んで欲しい内容です。

自閉症の子ども達に多い偏食

ここでは、普通の「好き嫌い」と「偏食」は分けて考えます。ピーマンが嫌いとか、グリーンピースが嫌いというのは、「好き嫌い」。野菜すべてが嫌いで、代わりのものが食べられないという、栄養的に代わりがとれない状態を、「偏食」ということにしています

そして、その「偏食」が多い傾向にあるのが自閉症の子どもたちでした。しかし、自閉症ではなくても、感覚が過敏な子どもはそうした「偏食」になることが多いです。私の長男もその一人です。

偏食の子ども【2つの原因】

療育センターでは、自閉症の偏食の子には、次のような2つの特徴があるといいます。

=偏食2つの特徴=
1、口の中が感覚過敏
2、同じであることへのこだわり

一つずつ見ていきましょう。

偏食の原因①「口の中の感覚過敏」

偏食のある子ども達は、そうでない子どもに比べて口の中の感覚が敏感なのです。例えば、ねっとりしたものを嫌がる、噛み応えが少しでも柔らかいと嫌がるなど。

私の長男の場合も、例えばポテトフライを揚げた場合、カリッとしたところは食べられるけれど、少しでもふにゃっと柔らかいところはペッと出します。この感覚過敏に気づくまでは、なぜ口から出すときと出さないときがあるのか違いがわかりませんでした。

逆に感覚が鈍感な為に食べられないという例もあります。そうした子は、わさびや辛子などの刺激物や、パセリやミントなど、癖が強すぎるものを逆に好むという傾向があります。

我が子はこれにも当てはまり、わさびやしそ、パセリが好きです。もはや敏感なのか鈍感なのか不明ですが、両方の側面があるようです。

偏食の原因②「同じであることへのこだわり」

同じであることへのこだわりが強い子には次のような兆候があります。

儀式的なパターンを繰り返す
新しい場面が苦手、不安感が強い
注意が一つのことに向くと他に向きにくい
自分で決まり事を決めると変更が苦手

これは自閉症の子に多い症状とのことですが、なんと私にも息子にも、そして主人にまで当てはまる点があります。皆さんも当てはまる所がないでしょうか。

こうなると、偏食に関しては、自閉症だろうがそうでなかろうが同じではないかとさえ思え、その線引き自体意味のないものなのではないでしょうか。

こうした子どもは、同じものへのこだわりがあり、少しでも変化すると不安で食べられないという事があります。

例えば我が子の場合、いつものメーカーの醤油味のラーメンだと食べますが、違うメーカーの醤油ラーメンは、「味が違う」と言って食べてくれません。

そのせいか、幼稚園のお弁当は「お願いだから毎日同じおかずにしてくれ」と頼まれました。それでは食べられるものの種類が一向に増えないと悩みました。しかし、その裏にはこうした理由があったのです。

まとめ

自閉症であるないにかかわらず、ひどい偏食の裏には理由があります。

=偏食の原因=
1、口の中の感覚過敏であるため、食感や味覚を敏感に感じ取り、合わないと口から出してしまう。鈍麻で感じないのが原因な場合もある
2、同じものへの強いこだわりがあるため、いつもと少しでも違うと抵抗する

自閉症ではなくても、性格的に自閉症の子と似た傾向にある子どもはたくさんいると筆者は感じています。

例えば、HSCと呼ばれる「超敏感な子どもたち」が、ある一定数どの人種にもいるのですが、そうした人たちは、音や光、触感など五感が敏感であると言われています。我が子は特徴からこれに相当するのですが、そうした子どもは食感にも敏感であると筆者は感じています。

もちろん、そうした敏感な人たちも、一般の人達と同じように徐々に慣れていくということはあり得ますが、時間がよりかかるでしょう。

しかし、そうした敏感さを持つ人たちが一定数いたおかげで、人はここまで生き延びてこられたのです。だいたいのそうでない人たちには、そうした感覚が敏感な人がいるということを、わかっていて欲しいと思います。敏感な人は、敏感さ故に苦しんでいる場合もあるからです。

自閉症の子どもたちも、それがうまく周りに伝えられない面があると思います。周りが知っておいてあげる、その大切さを思うのでした。

参考:広島市西部こども療育センターhttps://holycow6.wixsite.com/nagisa

【偏食】偏食とはなにか?偏食には種類や程度の違いがある!「好き嫌い」や「ムラ食い」との違いは?

偏食疑問
ママさん
ママさん

「偏食」と「好き嫌い」ってどう違うんですか?

それとも同じなんですか?

幼児の「ムラ食い」は「偏食」なんですか?

きぶんやママ
きぶんやママ

論文を見ると、栄養士でさえ人によって解釈がバラバラでした。

そこで、徹底的に調べてみました。

偏食のことを正しく理解すると、実は我が子は偏食ではなかった!という方もいるはずです。

目次

  1. 結論から言うと
  2. 【広辞苑】の解説
  3. 【デジタル大辞泉】の解説
  4. 【百科事典マイペディア】の解説
  5. 【栄養、生化学辞典】の解説
  6. 【世界大百科事典 第2版】の解説
  7. まとめ

結論から言うと

=MEMO=
偏食の解釈は文献により様々あった。
特に「程度」の解釈はバラバラ。
「偏食」と「好き嫌い」、「ムラ食い」は分けて考えるべき。

では具体的に偏食がどう解釈されていたのか、一つ一つ説明していきます。

【広辞苑】の解説

えりごのみして食べること、食物に好き嫌いのあること
引用元・広辞苑

非常にシンプルな解説ですが、注目すべき点は、偏食=好き嫌いと断言している点です。多くの人がこの考え方ではないでしょうか。果たしてそうなのか、もっと見てみましょう。

【デジタル大辞泉】の解説

好き嫌いが激しく、特定の食品だけを食べること。
引用元・デジタル大辞泉 小学館

注目すべき点は、特定の食品だけを食べるという点。ご飯しか食べない、野菜全般だめといった激しい好き嫌いとを偏食としているところがポイントです。

例えば「シチューの中のグリーンピースだけは残す」といった、いわゆる「好き嫌い」とは分けて考えており、程度の差を感じる表現です。

【百科事典マイペディア】の解説

食物の好ききらいが著しくかたよっている状態。小児は普通食に至る過渡期にあるので偏食は生理的なこともある。
また肉はきらいでも魚や豆腐は食べるような場合も多く、実際上栄養の欠陥を示す例は少ない。
治療は両親の偏食の矯正、正しい栄養知識と、料理を工夫すること、食事の強制をしないことなど。
引用元・百科事典マイペディア

大変丁寧な解説です。筆者は保健所で栄養相談を行っていた経験がありますが、この説明は一番栄養士さんの見解に近いように思います。

卒乳後、幼児食へ移行する時期は、多くの子どもが「ムラ食い」を起こし、親も四苦八苦する時期です。しかし、食べられないものの栄養を、他で補える事が多く、心配ない事が多々ある事も事実です。

【栄養、生化学辞典】の解説

食物を、好き嫌いによって片寄って食べること。特に栄養素の摂取バランスに影響がでる場合などに使う。
引用元:栄養、生化学辞典

偏食の程度、つまりレベルに関する記述が出てきました。「栄養素の摂取バランスに影響がでる場合」に偏食と呼ぶという記述。

ピーマンが食べられないけど、他の緑黄色野菜は場合に寄っては食べられる、それは偏食ではないとも解釈できます。

【世界大百科事典 第2版】の解説

特定の食品をとくにきらって食べなかったり、あるいは好んで食べる傾向をいう。離乳の段階からその兆しがみえ、4~5歳までにははっきりとした傾向がみられる事が多い。
偏食には色々な種類や程度があるが、栄養学的に代替のきかないもの、例えば成長に必要な肉、魚、卵などのタンパク質をまったくきらう場合などが非常にやっかいであり、このような場合には専門家に相談する必要がある。
しかし、この種のものは例外で、多くの場合は、魚はきらいであるが肉は好きといった代替のきくものである。
引用元・世界大百科事典 第2版

前半の記述「嫌って食べなかったり、あるいは好んで食べる傾向」これは、「ムラ食い」に当たる記述のように思います。離乳の段階からその兆しが見えるというのもムラ食いの特徴です。

偏食には「種類」や「程度」が色々あるという記述は、単なる「好き嫌い」レベルの軽いものから、「タンパク質系は全部だめ」とか、「野菜は全部だめ」などの激しいものまでいろいろあるんだよと言っているようです。

後半では、「栄養的に代替がきく」とも言っており、これは軽いレベルから、「全部だめではない」という中程度のレベルまでは代替がきくということなのでしょう。完璧に代替の効かない激しいものは専門家に相談する必要があると言っています。

まとめ

様々な文献から、偏食の解釈は様々あることがわかりました。「好き嫌い」「ムラ食い」「偏食」これらの言葉を区分けせずに、すべてひっくるめて「偏食」と呼ぶ方が多いこともわかりました。しかも、栄養士でさえそういう場合があります。(そういう論文も数多くありました)

栄養学的に言って、危険なのかそうでないか、そこを区分けしないと、本当に対処するべき方と、まったく問題ない方が同じ土俵に立ってしまっています。そして、悩まなくてもよい事で悩んでいるお母さんの、なんと多いことか。

=筆者の考え=
軽い「好き嫌い」、幼児期特有の「ムラ食い」、栄養的に代替のきかない「偏食」これらは分けて考える必要がある
なぜなら、対処すべき方と対処しなくてよい方が混在し、適切な対処ができないから
栄養的に代替がきくかを考えるべき
ママさん
ママさん

ムラ食いとわけて考えた方がよいんですね。

ピーマン、にんじんが嫌いでも、他の緑黄色野菜が食べられればひとまず安心なんですね。

きぶんやママ
きぶんやママ

ネットでも、偏食の方についての誹謗中傷を見ることがあります。

特にお子さんは、食べていく練習中。感覚過敏のお子さんもいます。

長い目で見てあげる、社会全体の優しさが必要だと感じます。