【偏食】偏食息子の体は、これでできている!9年間の食事と身長体重の振り返り。

身長体重曲線 子どもの食

現在小学校4年生の偏食息子。小さい時は、こんな食事で果たして体が大きくなるのかしらと心配でした。でも案外順調に育っています。

栄養士さんに相談しても、「いつか食べられるようになりますよ」。私も実は栄養士なんですが、同じように偏食さんにはそんなことを言っていました。今は言われた人の気持ちが分かります。「いつかっていつなんだー!」

同じように子どもの偏食で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで、息子の9年間の食事と、身長体重について振り返ってみようと思います。

きぶんやママ
きぶんやママ

こんな食事で大きくなるのかしら?と心配しているママさん達の参考になると思います。

幼少期の息子は感覚過敏あり

息子は幼少の頃から極度の感覚過敏で、特に皮膚と口内、におい、音に感覚過敏がありました。(ほぼ全感覚!?)

それゆえ、目新しい食べ物は口にも入れず、においを嗅ぐだけで気持ちが悪くなるような状態でした。しかし私は自分が栄養士ということもあり、息子に偏食になって欲しくないという一心で、一口は食べようとか、においだけでも嗅いでと、とにかく必死でした。

料理したり、収穫体験したり、そういうことも大事だと思い、一緒にご飯を作ったり、トマトやピーマンを収穫したりもしました。

おかげでご飯と味噌汁は作れるようになりました。「自分で作ると美味しい!」と言ってくれることもありましたが、食べられるものはやはり限定的でした。

ピーマンの実験
5歳の頃作った、ピーマン塩炒めの実験。左が初めて、右が2回目に挑戦したもの

彼の偏食には次のようなことが言えます。

食べられる「食材」はそれなりにあるけれど、
「調理法」や「味付け」には非常に過敏

では具体的に、どのくらい食べられる食材があるのか、どう過敏なのか、主食・主菜・副菜別に見てみましょう。

当時の息子が食べていたもの(主食編)

下の表は、息子が幼少期に食べていたもののリストです。まずは主食。

ご飯おかゆ
そばラーメン(醤油味のみ)
食べられていた主食のリスト

ご飯は大好物。なんならおやつにも「おにぎり」を食べていました。

おにぎり
特に好きだった赤米入りのおにぎり。味は塩のみ。

おかゆは、私が食べていたおかゆが美味しそうに見えたようで、食べるようになりました。当時疲れ切っていた私は、「疲れたらおかゆを食べなさい」という本を読んで実践していたのです、、、。

そばも大好物。わさびもつけて、まるで粋な江戸っ子。

ラーメンはリンガー◯ットのラーメンが好きです。少しでも野菜を食べて欲しかったので、外食と言えばこのラーメンでした。(野菜がてんこ盛り)しかし野菜を最後に一生懸命食べるのは私の役割だったかも、、。

家で作る袋もののラーメンは、丸ちゃん◯麺の醤油味しか受け付けません。なんと、◯清の醤油ラーメンにするとバレてしまい、「これは違う!」と言って受け付けません。これには私も憤慨しました。こんなに過敏だなんて、ラーメンのソムリエにでもなれそうなくらい

スパゲッティやパンは食べません。洋食はとにかく受け付けません。ピザなんてもってのほかです。うどんは食べられますが、あまり食べません。(小麦のものは避けがち?)

ちなみに、ラーメンって中華でしょ?と思われる方が多いかもしれませんが、日本のラーメンは中華のラーメンとは別物と言っていいくらい違います。日本のラーメンは、出汁に魚介や鰹節が使われていたりして、結局日本の味なんですよね。

ということで、息子は和食(ご飯やおかゆ、そば、日本のラーメン)を好むと言って良いのでしょう。

当時の息子が食べていたもの(主菜編)

今度は、タンパク質系の食べ物です。

卵の白身えび、いか、かに貝類魚(刺身か塩焼き)
牛肉(メンチカツのみ)鶏肉豚肉のハンバーグしらす
豆腐納豆牛乳わかめ、のり
食べられていた主菜のリスト

卵は、白身だけです。黄身はダメです。このおかげで、彼の幼稚園のお弁当には何度となく卵の白身が1品になりました。(本当は卵焼きを入れたかった、、、)

魚介は比較的何でもいけます。でも、味はとにかくシンプルに。生か塩焼き、酒蒸し。しらすは特に好物。エビも好きですが、エビフライにタルタルソースなんてついていようものなら、衣を全部はがしてくれと言われます。

鯛塩焼き
鯛の塩焼き

肉は鶏肉がほとんど。脂分が嫌いなようで、ささみか胸肉ばかりでした。よく作ったのは鶏ハム。まるでダイエットでもしている人のよう。

牛・豚肉はメンチカツかハンバーグに。しかし、味付けはケチャップやソースはつけません。何もつけずに食べます。肉そのものに塩味を効かせて作っていました。外食ではソースがつきものなので食べられません。

小学校に入ると、豆腐とわかめの味噌汁や納豆も食べられるようになり、豆類からもタンパク質が取れるようになりました。ただし、味噌汁の豆腐だけです。麻婆豆腐なんて見向きもしてくれない。

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体が欲していたのか、タンパク質系は比較的よく食べられています。昔の日本人は豆類、魚介が主なタンパク源で、鶏肉がたまに祭りなどで食べられていたそう。味付けにしても、彼の食事はまるで江戸時代だなぁと思いました。

当時の息子が食べていたもの(副菜編)

多くの方が頭を悩ませる副菜です。

もやしレタスしそ、大根パセリ
にんじんれんこんえのきスプラウト
ピーマンみかんいちご
ぶどうバナナ
食べられていた副菜のリスト

偏食の割には、結構あるんじゃない?と思われるかもしれません。(これだけ?って思う方もいるでしょう、、、)でも、味や調理法はかなり限られています。

まずもやしは、エビと一緒に塩で炒めると食べられます。ラーメンにもやしを入れれば食べられます。他の調理法のもやしは受け付けてくれません。

レタスは、ちぎってめんつゆにつけると食べてくれます。スプラウトもその容量で食べます。めんつゆの味が好きなんですね。他のドレッシングでは食べてくれません。めんつゆは、我が家では和風のドレッシング扱い。

めんつゆをかけたスプラウト
めんつゆをかけたスプラウト

しそと大根をセットで載せました。なぜかというと、これは刺身の「つま」だからです。大根は生で、醤油をつけて食べるのならOK。他の煮た大根などは一切ダメです。そういう理由でわさびも好きです。

にんじんはです。何もつけずに。ピーマンは、自分で炒めたものは食べられます。味は塩。

えのきは「味噌汁だったら」食べられます。つまり、彼の味噌汁の具は常にえのき、豆腐、わかめになってしまいます。

れんこんは、「れんこんチップスにすれば」食べられます。最近はれんこん天ぷらも何とか食べられるようになりました。少しでもカリッとしていないと食べてくれません。

揚げたれんこん
揚げたれんこん

果物は割と色々食べていたんだなぁと、表にして改めて気がつきました。食べないものばかりに目が行っていたなぁと反省。特に柑橘類が好きで、冬はみかんばかり食べていました。

味や調理法は限定されているけど、結構食べられてる?

以上、息子が幼少の頃食べていたものでした。

表にすると、「食べられてるものが結構あるんじゃない?」と私は思ってしまいました。もっと少ないと思っていたのです。結構あるんですよね。

偏食が子どもにあると、親としては食べられるものがすごく少なく感じます。調理法や味が限定的だから、「この子はこんなことで大きくなれるのかしら?」と心配になります。

偏食でお困りの方は、ぜひ上記のように、一度食べられるものを表にしてみて欲しいと思います。料理名ではなく、食材名で。すると、案外食べられるものは思ったより多くて、安心できる材料となるのではないでしょうか。

できないことより、できることを見てあげる。これはけっこう大事かなと思います。

身長と体重の変化は?

こういう食事で過ごしてきて現在小学校4年生になりますが、身長と体重は案外普通です。

下の表は、息子が幼児期の身長と体重の変化です。

偏食息子幼少期の身長体重変化
幼少期の身長と体重の変化

生まれてすぐに入院が必要な胃の病を患った割には、やせもせず、結構普通の身長体重曲線です。

次に、小学校1〜3年までの身長体重です。

身長体重曲線
小学校1年〜3年の身長体重

これをグラフにすると↓

身長体重曲線
小学校1年〜3年の身長体重曲線

身長体重は普通の範囲内に収まったままです。ただ、小学生になって曲線が2「やせている」に近づいてきているように思います。これは、お昼ご飯が給食になり、ご飯と牛乳しか口にしていないことが原因だと思っています。

小学生になってからは給食で苦戦

食べられる食材は結構あることがわかりましたが、調理法や味付けは彼独特のものです。当然、給食のおかずが口に合うこともありませんでした

一口は食べようねと先生に言われ、頑張ってきたものの、結局耳かき1杯ほどしかおかずは食べられていないようです。感覚が過敏な彼には、給食の奇抜なメニューはすぐに受け入れられず。しかも、毎日違うメニューが出るので、慣れることもできません。給食のメニューがパンと麺の日は、牛乳しか飲めず、午後の授業に支障をきたしています。

そこで、4年生になる前に校医に相談、弁当対応にしていただきました。そのことはまた後日ブログで書こうと思います。→アップしました。よかったら参考まで【偏食】給食が食べられない息子、お弁当を持っていくことになった話

まとめ

9年間の息子の食事と身長体重を振り返った結果、以下のことが分かりました。

=メモ=
・食べられる食材は、表にすると思ったよりあった
・和食を好み、味付けは塩か醤油でシンプル
・身長体重は順調だった
・小学校の給食が始まってから少し体重が落ちてきた

身長体重だけで健康かどうかは計り知れないですが、少なくとも活力はあり、毎日排便もあります。味や調理法が限られていて、人より過敏ですが、今のところ健康に生きています。

ただ、慣れない味や料理の多い給食は彼にとって悩みの種で、1年生から身長体重曲線が徐々に「やせ」に近づいていることと無関係ではなさそうです。

そこはこれからの課題だと思います。

弁当対応にしてもらう前の給食の様子は、こちらのブログに書いてあります。参考にしてみてください。【偏食】学校の給食が嫌でたまらない、HSC偏食息子の苦悩

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