ダイエットしたい人は、ダイエットしなきゃと考えてはいけない理由

考える脳

ダイエットしたい方がよく言う言葉があります。それは「ダイエットしなきゃ」です。しかし、この「ダイエットしなきゃ」が逆にダイエットに歯止めをかけているかもしれないことをご存知でしたか?

「ダイエットしなきゃ」と思わなければ、食事の量を少なくしたり、おやつをやめてみたりといった対策ができませんよね。しかし、人間とは不思議なもので、「してはいけない」と思えば思うほど逆にしたくなってしまう生き物です。

なぜ、「ダイエットしなきゃ」と思わない方が成功するのでしょうか。

キーワードは、ダイエットしなきゃと思うことで生じる「ストレス」です。

きぶんやママ
きぶんやママ

ダイエットのことを考えるとストレスでたまらないと思っている方へ、参考になると思います

理由1「ダイエットしなきゃ」が新たなストレスになるから

なぜダイエットしたい人がダイエットのことを考えない方が成功するのか、その一つ目の理由は「ダイエットしなきゃ」と思うことがストレスとなるからです。

「ダイエットしなきゃ」と思うと、まずどんなことを考えますか?

「食べる量を減らす」「食べる内容を見直す」そういうことを考えますね。例えば、糖質を制限する人もいるかもしれません。脂っこいものをやめる、お菓子をやめる、色々な制限をされるでしょう。

しかし、人は不思議です。制限されればされるほど欲しくなるという経験ありませんか?

私はあります。例えば、おやつはカロリーの低いゼリーだけにしようと決めます。最初は頑張れますが、段々とチョコレートが食べたくなります。

ダメだと言われるほど食べたくなります。しかしそれを我慢しないといけません。この「我慢」がストレスとなるのです。

「食のストレス」は食事にかえることが多く、さらに新たな食を要求してしまいます。

ストレスとおやつ
ストレス倍増の図

図のように、ストレスが発生し、我慢を経てさらにストレスが倍増することになり、グルグルと悪循環のサイクルに入ってしまいます。

理由2 否定すると新たなストレスが登場するから

二つ目の理由は自分を否定することで、新たなストレスを生んでしまうからです。新たなストレスとは何なのでしょうか。

「ダイエットしなきゃ」とダイエットのことを考え、食事に制限をかけて色々我慢したのですが、うっかり手がのびて口に入れてしまったとします。

すると、うっかり手がのびる自分、食べてしまった自分を否定します。「食べてしまった、、、」「やっぱりダイエットなんてうまくいかない、、、」このような思いがストレスとなり、我慢してきたストレスにプラスして新しいストレスが登場してしまいました。

新しいストレスが登場すると、倍増したストレスのせいで余計にストレス発散のための食事が必要になります。

食べることが心理的な面と大きく結びついていることが、ダイエットをさらに難しくしていたのです。これはダイエットがリバウンドする原因でもあります。

理由3 常に食事のことを考えてしまうから

3つ目の理由は、常に食事のことを考えているからです。ダイエットするのだから、食事のことを考えるのは当然ですよね。なぜ考えてはいけないのでしょうか。

そもそも、ダイエットが必要になるということは、単純に考えれば使ったエネルギーよりも食べたエネルギーが多かったからです。

毎日同じようなメニューの粗食で、おやつもなく、食事以外の作業に没頭しているような方は、まずダイエットが必要にはならないでしょう。

一方、毎日食事のことで頭がいっぱいになっている方の方が、ダイエットが必要になることが多いのです。そして、「ダイエットしなきゃ」と思うと、より頭は食事のことでいっぱいになります。

仏教のお坊さんの小池龍之介さんは、自著でこう語っています。

問題は、意識がどこに向かっているかということです。〜略〜本当は食事のことを考えないことがダイエットには一番理想的なのに、常に「食べちゃダメ、食べちゃダメ!」とネガティブに食事のことを考えてしまいます。

考えない練習 小池龍之介・著 小学館より引用

ネガティブに食事のことを考えてしまうことが、ダイエットに妨げになっているということですね。

ちなみに、栄養士さんは(私も栄養士ですが)常に食事のことを考えています。それがお仕事だからです。だから、他の職業以上にエネルギーを貯えやすいのではないかと思っています。

この美味しそうなメニューは献立に使えるぞ!とか、この料理は初めて見たから一度食べてみようとか、つい食事のことを考えます。もちろんカロリーのことも考えるのですが、時に探究心が勝ってしまうことも。

気を引き締めて、自分の健康管理もしっかり行わないといけませんね。(汗)

まとめ

ここまで、ネガティブに「ダイエットしなきゃ」と食事のことを考えるのが良くない理由を3つあげました。整理しますと、

=ダイエットのことを考えるのが良くない理由=
1.「ダイエットしなきゃ」が新たなストレスになるから
2.否定すると新たなストレスが登場するから
3.常に食事のことを考えてしまうから

とうことになりました。

食べるということと、心理的なことは、とても関連しています。人間は、空腹だから食べる、そうでなければ食べないという動物的な食行動をしなくなりました。

寂しさで食べてしまう、退屈しのぎに食べる、ストレスたまったから甘いものを、、、そんな食べ方をするのは動物の中でも人だけでしょう。

そういう食べ方によってダイエットする必要性に迫られている方は、まずは「ダイエットしなきゃ」というストレスから解放される必要があります。

でもダイエットが必要である現状は変わりません。では、ダイエットをしようと思う方は、どう考えれば良いのでしょうか。

先程の小池龍之介さんの著書にもありましたが、「意識を食べること以外に向ける」これがキーワードとなります。いっそのこと、「食べることを忘れてしまう」くらいに意識を違うところに向けるのです。

また逆に、食べている時はひたすら「食べているもの」、「食べ物が体に入っていく感覚」、食べている感覚を必死に感じながら食べます。他のことは一切考えません。テレビを見ながら、誰かとぺちゃくちゃお話しながら、なんてことはしません。

食べる時は食べることをしっかり考える、食べていない時はまったく考えない、このメリハリが大切なようです。

食べることが好きだからずっと食べる事を考えてしまうのに、どうやったら食べる事を忘れられるのでしょうか。私も栄養士なので、食べることは大好きですし、職業柄食べる事をずっと考えている日々でした。

しかし、そんな私でもこのメリハリがつけられたのです。次回は、私の実体験と共に食べる時と食べない時のメリハリをどうつけたのかをご紹介しようと思います。

hsc小4息子、クラスにいることが辛くなってスクールカウンセラーの先生に相談した話

色々な感覚が過敏な小4の息子。過敏だから、教室内でも結構気を使うことがあり、疲れ果ててしまった息子。

ある日、「僕は特別支援学級に行きたい」と言い出しました。少人数制の特別支援学級が好ましく思った様子。そこで、学校に週1回いらっしゃるスクールカウンセラーの先生に相談してみました。

すると、なぜ特別支援学級に行きたくなったのか、その背景にある思いが浮き彫りになったのです。今日はそんな話を書こうと思います。

きぶんやママ
きぶんやママ

同じくhsc(感覚過敏)で、クラスにいるのが辛くなっている子に参考になると思います。

hsc(感覚過敏)の息子が感じていた思い

まずは、クラス内で息子が感じていた思いについて整理したいと思います。

1.失敗をすると、後々までずっと覚えていて辛い
2.人と話す時、相手の反応やどう思われているかが気になり、話しにくい
3.授業中うるさい子がいて気になる
4.人と話す時、目を合わせられない

以上が本日、息子の口から出た悩みでした。一つずつスクールカウンセラーの先生がどう応えられたか、解説していこうと思います。

1.失敗をすると、後々までずっと覚えていて辛い

クラス内で何か失敗をした時、クラスの友達から言われた何気ない一言や先生の言葉がずっと忘れられず、心に残って辛いという息子。

まずカウンセラーの先生は、何の失敗かによって話を分けられました。

【授業の内容で失敗した場合】

これは全く気にする必要はないとのこと。学校はわからないことを学びに来ているので、間違うことはとても自然なことです。

ある校長先生は、「学校での失敗はどんどんしてください。失敗をせず、全部100点だったら、学校に来ている意味がない。間違ったということは、それについて学べたということです。」とおっしゃっていました。

間違うと、今までの知識が間違っていたことを知ることができます。失敗して、むしろ知見が広まったのです。

テストというのは、子ども達がどこを理解し、どこが理解できていなかったかを知るためのもの。子ども達の成長を確かめるものでもあります。100点をとることがベストなわけではないのですね。

【失敗をした時の周りの反応が気になる場合】

息子の場合、周りに対して過度に感覚が過敏な為、間違った自分を周りがどう思っているかが気になるようです。その時に感じる思いは、恥ずかしさ、やり切れなさ、そういった類の思いです。また、単純に「馬鹿にされていないか」との思いもあるよう。

極端な話、一人でこっそり間違ったり失敗をしても、一向に構わないのです。そこに大人数がいるかどうか、そこがポイントのようです。

そして、それが「特別支援学級に行きたい」と言った彼の思いにつながるものでした。特別支援学級は少人数なので、多くの人からどう思われるかを気にすることがありません。失敗を恐ることなく、伸び伸びと生活できると思ったのです。

そんな彼に対して、カウンセラーの先生はこう言います。

誰しも万能な人はいません。皆が皆すべての教科を100点とるわけではありません。当然間違うこともあるわけです。

息子が何かの問題を間違って発表した場合、同じように間違って考えていたクラスの友達がいるかもしれません。同じように間違っていた子は、息子が間違ったことによって「自分もそうだと思ってた」と間違いに気づくことができました。

逆に、ほとんどの子が合っていて、自分だけが間違っていたとしても、「そういう考え方をする人もいるんだ」ということを皆が知ります。

社会に出ると、色々な意見を言う人がいます。どれが正解とも言えないこともあります。自分の答えだけが正義ではありません。学校は、そういう社会に出るための予備練習でもあります。

【そうはいっても気になる場合】

しかし、そうはいっても周りの反応が気になりすぎる息子。いくら「間違っても良いんだよ」と言われても、気になるものは気になります。

そこで、カウンセラーの先生は提案します。「気にしすぎる」人がいる一方で、「気にしなさすぎる」人もいます

気にしすぎる度合いが強すぎて、毎日一言も話せず無言だと辛いですね。それは解決しなくてはならない問題になります。

一方、気にしなさすぎる度合いが強すぎて、人のことなどお構いなしにずっとしゃべりまくる人もいます。そちらも、周りの人が辛くなる度合いの場合、解決しなくてはならない問題になります。

結局、両極端でないなら問題はなく、どちらかに寄っていても構わないというのが先生の結論です。

気にしすぎと気にしなさすぎのバランス
先生の話から感じた筆者のイメージ

息子は、気になりつつもなんとか少し話をすることができている状態です。限りなく「気にしすぎ」寄りではありますが、何とか社会の中で生きている。それは、問題ではないということです。

しかし、辛さがマックスになり、一言も話せなくなった場合は要配慮。それは解決するべき問題となります。そんな時は、またカウンセラーの先生に相談する必要があります。

息子にとって、いつでも話を聞いてくれる人がいるというのはありがたい話です。それは、親であってもいいし、近所の誰かであっても構いません。

大人でも、バランスよく真ん中のレベルの人はあまりいなくて、どちらかに寄っているものですよね。でも、いろいろな人が集まって社会はできています。

大切なのは、「どちらに寄っていてもよい」「あなたはあなたのままで良い」ということ。どちらのタイプも必要な人たちなんだなと思えました。

2.人と話す時、相手の反応やどう思われているかが気になり、話しにくい

相手の反応が非常に気になる息子。相手が自分の話を聞いて、つまらないとか面倒だなとか、マイナスな思いを抱いていないかが気になり、話しにくいのだそうです。

すると、カウンセラーの先生はこう応えました。

もし相手がつまらなそうなそぶりを見せたら、それは息子がつまらないのではなく、話の内容に興味が持てなかっただけかもしれないということ。

この子はこういう話が好きじゃないんだなと、その子のことが一つ新しく知れた、それで良しというのです。先程の失敗の話と似ていますね。

息子は相手に対しても失敗したくないという気持ちがあるのかもしれません。

そして、こんなアドバイスもありました。相手がつまらなさそうにしていたら、相手の話を聞いてあげるのも良いとのこと。

私はこの手を、よく主人に使います。主人はいつも私の話を、聞いているんだか聞いていないんだか、よくわからない感じで聞いています。反応はいつも、「ふんふん」とうなずくのみ。

女性はこういう対応に我慢ができない生き物です。感想やあいづちなどを期待してしまいます。ところがまったくなし。そこで、主人に話を振るのです。

話がそれましたが、、、。

3.授業中うるさい子がいて気になる

息子はこんな性格でもあることから、授業中はいたって静かです。当然真逆な子がクラスには必ずいるものです。そうした子が、嫌いではないけどうるさく感じて、授業に集中できないのです。

カウンセラーの先生は、そうした子はきっと「気にしなさすぎ」寄りの子達かもしれないねと言います。

先程の表の通り、気にしすぎの子もいれば、気にしなさすぎ寄りの子もいるのが自然な社会。そして、そんな子達は息子と真逆で、恐れを知らずどんどん先頭切って進んでいける子でもあります。そんな子ども達も社会には必要なのです。

もし、息子のような慎重派な人だけで社会が成り立っていたら、物事はなかなか前に進みません。

「気にしなさすぎ」の子を「気にしすぎ」て、授業が全く頭に入らない程度だったら、解決するべき問題です。しかし、息子は「うるさいなぁ」と思いつつもなんとか授業を受けられています。

大事なのは、ここでも「どちらに寄っていてもOK」という考え方。そして、お互いがそうした真逆な人達も必要なのだと理解し、尊重し合うことが大切です。それが学べるのが学校という場だと思います。

4.人と話す時、目を合わせられない

よく自閉症の症状として、「人と話す時に目が合わせられない」という項目があがります。息子もあまり目が合わせられません。

もしかして、息子も自閉症の兆候があるのかなと思っていました。小さい頃からこだわりも強かったのも気になっていました。

ところが、カウンセラーの先生はこう言います。

自閉症の方の「目が合わせられない」は、相手の反応をあまり気にせず、目を合わす意味を感じ取れない、そうしたことから「目が合わない」のだそうです。

ところが、息子は「恥ずかしくてたまらないから、どうしても目を合わせられない」と言います。相手の反応を気にしすぎて、目が合わせられない。「同じ目が合わない」でもまったく別物だということです。

また、「こだわりが強い」というのも自閉症の症状としてあがります。自閉症の方の「こだわり」は、本当に強く、最初のルールが全く崩せないのが特徴。例えば途中で時間割が変わるのはなかなか受け入れられません。サイズアウトしてしまった靴であっても、新しい靴になると「自分の靴がない」と探し回ってしまいます。最初の認識を変えるのが難しい「こだわり」となります。

ところが、息子の「こだわり」は、失敗したくない、安心のための「こだわり」です。例えば、こちらの道では昔恐ろしい犬に出会った。だから、必ずこの道は通らず違う道で帰る。失敗を回避するための「こだわり」だったのです。

この「こだわり」は思い当たるふしがたくさんあります。ラーメンも、このメーカーじゃなきゃ絶対食べないというこだわりがあるのですが、それも違うラーメンだと食べられないかも知れないという恐怖心で「こだわって」いるのです。

やはり、ここでも息子のキーワードは「失敗したくない」ことが関わっています。

まとめ

「失敗したくない」という根底にある思いが強く働いている息子。周りの環境に対してセンサーが過敏に働き、相手に対して「気にしすぎ」寄りの反応を示してしまいます。

しかし、世の中には気にしすぎの人もいれば、気にしすぎない人もいます。どちらの性格の人も必要で、どちらかだけの世界はあり得ません

性格を矯正しようだなんて思わず、そのままで良いのです。ただし、両極端側に偏りすぎて、生きづらくなってしまった時は他者の助けが必要です。

学校にはカウンセラーの先生が配属されているところも多いと聞きます。配属されていなくても、子ども相談電話など公的な事業もあります。

辛いメーターがマックス10だとして、常に8や9レベルの人は相談された方が良いと思います。相談することで、息子は辛いメーターが3になりました。それは、自分でこんな自分はダメだと否定していたからだと思います。そういう人も必要、「そのままで良い」と思えたら、だいぶストレスが減りました。

辛いメーターが0はあり得ないので、5を超えないくらいで毎日生活できたら最高です。もし超えそうになったら、またカウンセラーの先生に頼ることができます。

きぶんやママ
きぶんやママ

誰かに頼るのは悪いことではありません。辛くなったら誰かに思いを吐き出してみてください。

偏食っ子の食品ロスしない備蓄食。消費者庁おすすめ「ローリングストック法」で備蓄食を考えよう

ローリングストック法

もしもの時の備蓄食。家族に偏食っ子がいると、備えていたものが食べられなかったりして、いざという時困ってしまいます。

また、いざ備えていても、賞味期限がいつの間にか切れたり、食べてみたら口に合わなかったりで、結局捨ててしまい、食品ロスになってしまっていることも多いのでは?

「食品ロスしないように、家族が食べられるものを必要なだけ備える」これがとても難しいですね。

そこで、消費者庁おすすめの「ローリングストック法」を元に、今一度my備蓄食を考えてみました。

きぶんやママ
きぶんやママ

偏食の子でもいざという時に食べられる備蓄食を一緒に考えましょう!

消費者庁おすすめ「ローリングストック法」とは

ローリングストック法
消費者庁:ふだん使いでカンタン備蓄より引用
=ローリングストック法とは=
備える→食べる→買い足すことを繰り返して食品を貯蔵していくこと

災害のために食品をそろえようとすると、つい「災害用」の食品を備えてしまいませんか?「災害用」にすると、普段食べないものを揃えてしまい、いざ食べる時には賞味期限が切れていたり、口に合わなかったりします。

大事なことは、ふだん食べている食品を備えるということ。特に、家族に偏食の子がいると、食べ慣れないものは食べられません。また、災害時に新たな食材に挑戦なんてさせる必要もありません。

ふだん食べている食品を少し多めに買い置きして、食べたらその分を買い足しましょう。そうすると、自然と賞味期限切れも防ぐことができますし、特別なものを買わなくても簡単に備蓄できます。

きぶんやママ
きぶんやママ

かく言う私も、レトルトカレーとレトルトご飯ばかり買いあさっておりました。食べてみたら辛くて食べられない!なんてことも、、、

なにを備える?自分に合ったmy備蓄食

備蓄食
消費者庁:食品ロスにしない備蓄のすすめを参考に、筆者が作成

災害の直後はライフラインがすべて停止することも予想されます。まずはお湯をわかしたりしなくても、「封を開ければすぐに食べられるもの」を用意!

その際、「主食になるもの」「おかずになるもの」「心をほっとさせるもの」「飲み物」を意識してそろえましょう。

また、大事なポイントはゴミを出さないようにすること!被災時、ゴミ収集車はストップします。しばらくは家の周りにゴミを置いておく必要があり、臭いも気になります。なるべくゴミが出ないようなものを選ぶ必要があります。

1、すぐに食べられるもの(冷蔵庫の中編)

消費者庁では、すぐに食べられるものの例としてこんなものが載っていました。

すぐに食べられるものの例
レトルトかゆや雑炊、缶入りパン、ビスケット、クラッカー、シリアル、栄養補助食品など

でも私は思うのです。電気が止まったら、まずは冷蔵庫の中のものを食べちゃった方が良いんじゃないでしょうか。腐ってしまったらもったいない!それこそ食品ロスです。(冷蔵庫は倒れないように固定しないといけませんね、、、。)

そこで、今現在冷蔵庫に入っているもので、すぐ食べられそうなものがないか見てみました。

冷蔵庫の中ですぐ食べられそうなもの

いつもからっぽな冷蔵庫ですが、それでもこれだけの「すぐ食べられそうなもの」がありました。おひつのご飯、チーズ、納豆、ピクルス、ぬか漬け、明太子、ゆで卵、きゅうりの昆布和え、チョコレート、、、

まずはこれを食べれば、家族分のとりあえずの1食を確保できるような気がします。ちなみに、我が家は四人家族です。

さらに冷凍庫も見てみました。

冷凍ハンバーグとしらす

しらすは偏食息子の大好物。たくさん買って小分けにして冷凍してあります。ハンバーグは大人用。(子どもが好きじゃないのです)こちらも災害時はどんどん溶けていくと思うので、自然解凍されたら食べるという感じで、優先的に消費。

ふとベランダを見ると、クーラーボックスが見えました。そうだ、すぐにクーラーボックスへ冷凍庫のものを入れれば、簡易冷蔵庫になるのでは?

クーラーボックス

クーラーボックスにすぐ冷凍庫のものを入れ、隙間に冷蔵庫のものを入れる。そうすれば、ある程度は温度が保てそうです。クーラーボックスがある方は、ぜひ倉庫から取り出しておいて、すぐ手が届くところへ置いておくことをおすすめします。

野菜室には、「すぐ食べられそうなもの」としてミニトマト、レタス、キャベツがありました。レタス、きゃべつはちぎれば食べられます。包丁が必要ですが、人参や大根も我が家の子どもは生でたべます。果物も、バナナならすぐに食べられそうです。

このように、「すぐに食べられるもの」は、冷蔵庫にあるものから食べていく→買い置きの常温のものを食べるという順序で考えたいと思います。「買い置きの常温の非常食」だけが「非常食」ではないと思っています。

2、すぐに食べられるもの(常温編)

ここからは、消費者庁がおすすめするような「ふだん食べるもので、すぐに食べられるもの」(常温保存)を考えて行きたいと思います。

冷蔵庫の中のものは、家族がふだん食べているもので構成されているので、安心して偏食っ子たちも食べられるでしょう。問題は常温の「すぐに食べられるもの」をどうそろえるかです。

偏食のある子どもさんは特に、子どもと一緒に保存食を選んで買うことをおすすめします。よく非常食セットみたいなものが売られていますが、極度の偏食があるお子さんは非常時であっても馴染みのないものは食べてくれません。

食べられるものを備えることが大事です。家にある常温の食べ物で、息子と娘に食べられるものを聞きます。まずは偏食息子です。

息子の好む非常食
偏食息子が選んだもの
主食→白ご飯
おかず→魚の缶詰、カレー(会社指定)、炒り豆、ナッツ
心の栄養→みかん缶詰、みかんゼリー、わさびせんべい
飲み物→水(写真には載っていません)

白いご飯が大好きな息子は、家にあったレトルト白ごはんをすべて持ってきました。魚の缶詰は、水煮缶ではなく味付けの缶。カレーは、食べられるレトルトカレーの会社が決まっているので、このカレーだけは食べたら多めに買い足す必要がありそう。

みかん缶詰とみかんゼリーも欠かせないので、おやつで食べたら多めに買い足します。ナッツや黒大豆の炒り豆はたんぱく源にもなります。

ここで一つ問題発覚です。このレトルト白ごはんは、レンジで温めて食べるもの。災害時はお湯でゆでる必要があります

災害直後の散らかった部屋で、すぐにお湯を用意できるでしょうか?できれば、お湯も使わずに食べられた方が便利です。非常食と言ったらレトルトご飯!みたいに思っていたので、そんなことに気がつきませんでした。

お水を入れれば食べられるような、下のような商品に変えた方が良いかもしれません。

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感想(0件)

パラパラの乾燥米に、お湯か水を入れれば完成する商品です。被災時は家の中も大混乱、頭の中も大混乱すると思うので、お湯を沸かす余裕さえないかもしれません。お水でも食べられるというのは、大事なことだなぁと思いました。

=息子の非常食改善案=
・レトルト白いご飯を、水だけでも作れるアルファ米の商品に変えていく
・カレーは会社指定なので、同じ商品を多めに用意しておく
・みかんゼリーやみかんの缶詰を、ふだんのおやつで食べた後に多めに買い足す
・豆やナッツ類も多めに買い足す

続いて、娘の選んだ非常食です。

娘の選んだ非常食
娘が選んだもの
主食→なし
おかず→卵スープ、カレー甘口、炒り豆、ナッツ、のり、ふりかけ、チーズ(これは冷蔵)、ぬか漬け(写真にありません)、生野菜
心の栄養→あめ
飲み物→水

卵スープが大好きな娘。これはお湯をわかさないと食べられませんが、まあ非常食として認めたいと思います。生野菜が好きな娘。常ににんじんや大根、きゅうりなどのスティック野菜になりそうな野菜があれば、ビタミンがとれそう。

他のものはお兄ちゃんと大差ないような感じですが、一つ大問題が。「主食」がない!

ご飯よりもパンが好きな娘。白ご飯のみでは食べられず、ご飯の上に毎回そぼろをのせて食べています。緊急時にはそぼろが作れないと思った娘は、ご飯を却下しました。その割には、味付けのりとふりかけがのっていますが、、、

かといって、乾パンは好きではないらしく、昔試した時はまったく食べてくれませんでした。そこで、缶に入ったビスコや、ビスケット系をパンの代わりとして足すことにしました。お菓子を主食にするのはどうなの、、、との思いもありますが、仕方なく。

こちらのビスケットは娘が一番好きな商品です。食べ応えがあり、固めのビスケットです。

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=娘の非常食改善案=
・主食がわりのビスケットや缶ビスコを買い足す(おやつで食べながら買い足す)
・カレーも食べたら多めに買い足す

大人はなんでも食べられるので良いのですが、今までレトルトカレーばかり集めていたのを反省、、、。毎日3食カレーばっかりってどうなんでしょう。辛いものが苦手な私。よくよく考えたらおかしなセレクトでした。

カレーばかりの非常食

見事にカレーばかり。辛いものが好きな主人には良さそうですが。

写真にはありませんが、ご飯はレトルトのものをそろえていたので、水を入れれば食べられるものに変えて行きたいと思います。

また、生米をビニール袋に入れて鍋で炊く方法が、よく災害食として紹介されています。卓上ガスコンロで普段の生米が炊ければ、非常ご飯がなくなっても安心ですよね。

何はなくとも、ご飯さえあれば生きていけるような気がします。ので、ビニール袋で生米を炊くことを一度練習してみたいなと思っています。

=大人の非常食改善案=
・カレーだけではなく、他のレトルト丼なども買う(ただし普段もたまに食べて味を確かめ、買い足す)
・ご飯は水を入れれば完成する商品に変えていく。
・ご飯は生米を袋に入れて炊けるように練習してみる

まとめ

偏食っ子でも、いざと言う時に食べられる非常食を考えました。

=MEMO=
☆震災直後は冷蔵庫のものから食べる
☆冷凍庫のものはすぐにクーラーボックスへ
☆常温保存のものは、子どもと一緒にそろえる
☆普段のおやつや食事で食べて、不足してきたら多めに買い足す

そろえる量は、以前は3日分と言われていましたが、現在は1週間分あった方がよいと言われています。

水は1日大人一人2リットル程度が必要と言われます。これは、単に飲むだけでなく、食事からとれる水分量も入っての量。

我が家の場合、四人家族なので、1日8リットルも消費するようです。そんなに消費していない気もしますが、ともかく最低3日分は買っておかないとなぁと思います。

きぶんやママ
きぶんやママ

テレワークのお昼などに、保存食を活用するというのも一つの手ではないでしょうか。多めに買い足して備蓄するローリングストック法、覚えておいてくださいね。

こちらの情報も備えたい食品の参考になります↓

農林水産省:緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド

東京都防災ホームページ:日常備蓄で災害に備えようリーフレット

参考

一般社団法人日本災害食学会 (大規模災害時に起こる食問題を考え、食生活の向上に寄与することを目的として、公的機関、大学、事業者等の専門家で構成された団体です)

【偏食】子どもを「ほめない」「叱らない」アドラー心理学的な偏食児への対応

アドラー的偏食対応

アドラー心理学をご存知ですか?「ほめない」「叱らない」で有名なアドラー心理学の育児と教育法は、雑誌でも話題になることが多いですね。

一方、「偏食」の子への対応として、「少しでも食べられたらほめる」ことは推奨されていますが、これはアドラー心理学からすると良いことなの?と不思議に思いました。

私は栄養学を大学で学びましたが、アドラー心理学については全く学んだことがありませんでした。偏食の子への対応として、心理学の面から考えると間違いはなかったのかが気になっています。

そこで、まだまだ勉強中ですが、アドラー心理学を踏まえながら、どう偏食の子に対応したら良いのか考えてみました。

きぶんやママ
きぶんやママ

子どもの偏食でついイライラしがちなママへ、イライラしない子育て法でもあるアドラー心理学の考え方は参考になると思います。

結論から言うと

私がアドラーに関する本を読んで導き出した「偏食」の対応はこうです。

=アドラー的偏食対応=
食べらない子どもの感覚に興味関心を持ち、子どもの声を評価せずに聞いて、そのまま受け入れる

まず、アドラーを知らない方もいると思うので、アドラーの基本を解説します。最後に、なぜこんな偏食対応を導き出したかを説明します。アドラーを知っている方は読み飛ばしてください。

アドラー心理学の基本「子どもをほめない、叱らない」

私がアドラーの本を読んでまず驚いたのは、冒頭でも言いましたが、次のような言葉です。

=MEMO=
子どもを「ほめない」「叱らない」

ほめもせず、叱りもしない、、、それって、全てをスルーせよということ???と私は混乱しました。しかも、「子どもはほめて育つ」というのはよく言われている話で、偏食の息子にだって「ピーマン食べられたの!!すごいね〜」なんて言ってしまいます。

もしこれが本当だったら、私の育児は間違ってた!?もし間違っていたとすれば、急いで軌道修正しなくてはいけません。

ところで、なぜ子どもを「ほめる」「叱る」がいけないのでしょう。まず分かりやすい「叱る」がなぜいけないかを見てみましょう。

「叱る」のがいけない理由

アドラーによると次のような理由です。

「叱る」のがいけない理由
罰の効果は一定的であり、罰する人がいなければ不適切な行動をするから。

例えば、息子がゲームを長時間やっていて、時間を守らないとします。我が家のあるあるです。そこで、時間を守らなかった罰として、おやつ抜きの罰を与えるとします。その時は効果があるかもしれません。

ところが、私が仕事の日は誰も制限する人がいないので、ゲームの時間を守らないばかりか、おやつをこっそり食べるでしょう。罰は一時的にしか効果がないということです。

ちなみに、罰を与えるのではなく、つい叱ってしまうこともありますね。

罰を与えたり叱ったりすると、子どもは「自分には能力がない」と劣等感を感じるようになるそう。また、エスカレートすると「家庭には自分の居場所がない」「周りの人々は私の仲間ではない」「敵である」と感じるようになるそうです。

さらに悪いことに、子どもが大人と自分どちらが正しいかはっきりさせようという権力争いを挑んできた時、もし大人が勝ってしまうと、面と向かって反抗しなくなり「非行」に走るという復讐を始めるようになるとのこと。

ゲーム時間くらいの問題で「非行」に走るか?と思われるかもしれませんが、ゲームに限らず偏食のことでも「なぜ食べないのか」と叱られたり、叱られる場面が生活上多ければ多いほど劣等感を感じるようになるということなのでしょう。

では、好ましくない行為を目の前にして、親としてどう対応したら良いのでしょう。放っておく方が良いのでしょうか?

ママさん
ママさん

じゃあ、ほめて伸ばす作戦はどうですか?

そう、そこで出てくるのが「ほめる」育児。子どもが好ましい行為をした時に精一杯「ほめる」。そうすると、ほめられるのが嬉しくて、段々好ましい行為ばかりするようになると親は期待します。

しかし、アドラーは、「ほめる」ことも否定します。なぜなのでしょうか。今度は「ほめる」のがなぜいけないのか見てみましょう。

「ほめる」のがいけない理由

アドラーによると、次のような理由です。

「ほめる」のがいけない理由
1,「ほめる」行為は上下関係の上で成り立つから
2,ほめられている間は良いが、失敗した時には自分は能力がない、と思うようになるから

ほめることで上下関係が作られる

一つ目の理由「ほめる行為は上下関係の上で成り立つから」について、分かりやすい例があります。

例えばママが朝ごはんを作り終えた時、旦那さんにこう言われるとします。

夫:今日も朝早くご飯を作れたんだね、偉かったね〜

普通の感覚をお持ちの方なら、こう言われるとムッとするはずです。言い方もちょっと嘘っぽい。

朝ごはんを作るのは「当たり前」だと思われてもムッとしますが、「すごかったね〜」とほめられてもムッとする。複雑な心境です。

なぜほめられるたのにムッとしたのかというと、「ほめる」というのは「能力が上の人が能力が下の人にすること」だからです。簡単に言えば、上司と部下の関係。ママと旦那さんは上司と部下ではないので、ほめらるとムッとするのです。

では、これと同じことを親子でしても良いのでしょうか。親子は明らかに上下関係があるので良いのでは?と思われる方もいるでしょう。しかし、アドラーは相手が子どもであっても同じだと言います。

上下のある関係とない関係
目指すは上下のない関係。

ほめると失敗した時に自己否定するように

二つ目の理由「失敗した時には自分に能力がないと思うから」についてはこんな例が考えられます。

例えば、どうしてもトマトが嫌いな子がいたとしましょう。

子:トマトが食べられたよ!

親:すごいすごい!トマトが食べられたんだ!すごいね〜(ほめる)

子どもはとても嬉しいでしょう。いつも食事を残されて怒っていたママが、自分がトマトを食べたことでほめてくれました。次も頑張るぞ!と思うかもしれません。偏食の栄養指導でも、栄養士さんは「嫌いな野菜を少しでも食べられたらほめてあげてくださいね」と言います。何も問題がなさそうです。

ところが、頑張ったけどナスは食べられませんでした。するとママは全くほめてくれません。子どもはガックリと肩を落とします。やっぱり自分はダメなんだ、ナスもトマトも食べられるボクじゃないとママは認めてくれないんだ、、、。

叱ったわけではありません。ただほめなかっただけです。もしかしたら、こうフォローするかもしれません。

親:いやいや、頑張ったよね。きっとそのうち食べられるようになるよ!また頑張ろうね!

フォローできたママは良いママのように感じられます。

しかし、今後子どもは「ママにほめられたいから」食べる努力をするようになるでしょう。

ママさん
ママさん

それが結局健康につながるんだったら、それも良いのでは?

そう言う方は多いと思います。実際、それで食べられるものが増えてきた、食べられなかったトマトがいつの間にか食べられるようになった、そんな子が出てくるかもしれません。

しかし、ゲーム時間の例と同じように、自分への劣等感を感じる要因になっているとすればどうでしょうか。ほめる=「ほめられない時の自己否定」につながるとしたら、これは健康が云々いう以前に、健全な親子関係が崩れる危機的大問題です。

また、アドラーは「ほめる」ことが競争社会を生むとも言います。トマトが食べられる人はえらい、食べられない人はえらくない。なんでも食べられる子はえらい、そうでない子はえらくない。そういう競争社会です。

本来、親が子どもに色々食べて欲しい、偏食が治って欲しいと願うのは、健康になって欲しいからのはず。それが、本人にとっては、誰かよりもえらくなりたい、優位に立ちたい、そういうことで食べるようになるのです。

私はアドラーの心理学の本を読み、この「ほめてはいけない」の部分に一番衝撃を受けました。アドラーは食育については述べていませんが、偏食の子どもへの接し方についても、問題提起をしてくれたように思います。

食べるって、なんだろう。「ママからほめられるから」食べるのは正常な食べ方なのだろうか。昔はもっと生きるか死ぬかの瀬戸際で食べていたのではないか。健康に生きるために自ら進んで食べていたのでは。今の食育は正しいのだろうか、と考えさえられたのです。

どんな対応をすれば良いの?

ママさん
ママさん

じゃあどんな対応をすれば良いんですかね?

アドラーはこのように提案します。

=MEMO=
尊敬する。
尊敬とは、ありのままのその人を尊重すること。
その人がその人であることに価値を置くこと。

先程のママと旦那さんの例で考えてみましょう。「いつも早起きして朝ごはん作って偉いね〜」これを、「ほめる」のではなく「尊敬、尊重」の言葉に変えてみます。

「早起きが辛い日も早起きをして、毎日家族の朝ご飯を用意しくれているんだね。(尊敬)」

こう言われると、ママさんは嬉しいですよね。自分は家族の一員として受け入れられている感じがします。分かってくれてるなと思うと、家庭に自分の居場所があると感じられます。また家族の為に早起きして朝ごはんを作るぞ!と気力が湧いてきます。

これを偏食の子への対応に応用すると、どうなるでしょう。偏食の子にどう尊敬の念を抱けば良いのでしょうか。

私が考えるアドラー的偏食の対応

アドラーは偏食の対応について特に何も言っていないので、ここからは私なりの考えになります。私は、偏食の子どもを「尊重」してあげることを意識しています。

偏食に尊敬なんて、、、と思われる方は、尊敬を「尊重」という言葉に変えてみてください。食べられないことを「尊重」する。子どもだからと上から目線で見ず、同じ立場の一人の人間として見る。食べられないのは成長過程だと見てあげます。

ほめるところで見た上下関係の図のように、同じ平面にいるという前提で話します。すると、ほめながら聞くのではなく、子どもに「興味関心」を持ちながら聞くことができます。

きぶんやママ
きぶんやママ

良い話も悪い話も、「興味関心」を持って聞く!これがポイント

子「トマト食べられたよ!」

親「食べられなかったトマトを頑張って食べてみたんだね。どんな味がした?(興味関心)」

これもほめてるっぽくないですか?と思われるかもしれません。でも、大きな違いは「そこに上下関係がない」ということです。友達と話す時の感覚を思い出すと、上下関係なく話せるかもしれません。

また、小さな子が感じるトマトの味は、大人である自分が感じる味とは違うと思ってください。この子はトマトの味をどう感じたのか?興味関心を寄せると話し方も変わってきます。

次は食べられなかったバージョンです。

子「なすは嫌い!食べない!」

親「なすは嫌いなんだね。どういうところが嫌いなの?(興味関心)」

親はなんで食べないの!?と怒ってしまいがちです。でも、子どもは大人が感じられない些細な味やにおい、食感を感じています。センサーは敏感です。錆び付いてしまった大人のセンサーでは分からない感覚です。

ですから、あくまでもおだやかに、どんなところが嫌いなのか興味関心を寄せて聞いてください。

子「グネグネしてるし、見た目が紫で気持ち悪い!」

親「そうなんだ、そんな感じなんだね。においはどう感じるの?(興味関心)」

ここまでしつこく聞かなくても良いかもしれません。でも私は本当に興味があるので、聞いてしまうかも。

最後に一番大事なことは、「評価をしない」ということです。子どもが話したことについて、親の判断(良いか悪いかの評価)をすると、「ほめる」「しかる」と同じ結末になります。ですから、最後はサラッと「子どもってそう感じるんだね〜」で終わりにします。

常に興味関心を持って話していくと、子どもは良いことも悪いこともちゃんと親に話してくれるでしょう。自分の評価を入れずに、ひたすら受け入れる。難しいけれど、アドラーを学んで実践しようと思った私なりの対応方です。

きぶんやママ
きぶんやママ

まだまだ会得するのは難しいアドラー心理学。

子どもと過ごしながら、私も少しずつ学んでいけたらと思います。

【偏食】給食が食べられない息子、お弁当を持っていくことになった話

給食を弁当に

口の中やにおいなどの感覚に過敏な息子(現在小学校4年生)は、3年間給食に苦しみました。ご飯と牛乳は食べられますが、おかずはほとんどたべられません。小麦を食べると下痢をするらしく、パンや麺の日は牛乳のみ。

空腹で6時間授業に耐えなければなりませんでした。高学年になればもっと6時間授業の日が増えます。身長体重も減少傾向。校医に相談したところ、お弁当を持っていっていいことになりました。

どうしてお弁当が許されることになったのか、校医や担任の先生とどんなことを話し合ったのか説明します。

きぶんやママ
きぶんやママ

給食が食べられていない子は意外と多い!そんな子を持つママさんたちへ参考になると思います。

幼少期から小学校までの食事

息子は、幼少の頃からひどく感覚が過敏で、特に口内やにおいに敏感でした。そういうこともあってか、食事のことでかなり苦労しました。食べられる食材は増えたのですが、味や調理法が少しでも違うと食べられません。生活全般的に、こだわりがとても強いのです。

当時の食事については、過去のブログで書いています。→【偏食】偏食息子の体は、これでできている!9年間の食事と身長体重の振り返り。

外食はほとんどできませんでした。スーパーのお惣菜やお弁当も食べられるものがほとんどありませんでした。それでも、家での食事はなんとか食べてくれていたので、極端に体重が増えたり減ったりすることはありませんでした。

ところが、小学校に入ってからお昼が給食となり、息子の苦心が始まります。給食での苦心は、過去のブログでも書いていますが、→【偏食】学校の給食が嫌でたまらない、HSC偏食息子の苦悩

主にこのような点で苦しんでいました。

【給食で苦しんでいたこと】
・毎日違うメニューが出て、味に慣れることができない
・パンや麺を食べると、お腹の調子が悪くなって下痢になることが多い
・マヨネーズやケチャップ、ソースなどの洋食味が多い
・ご飯、味噌汁、おかずのような和食スタイルがあまりない

最近では、外国理解と給食がコラボされて、外国の料理を食べてみよう!なんて日もあり、和食以外のものをあまり受け付けない息子にとっては地獄の日だったと言います。

主食がご飯の日は、牛乳とたっぷりのご飯、おかずは一口程度だけ食べて、味に慣れるように頑張ったという息子。しかし、どうしてもおかずが嫌でたまらなかったと言います。パンと麺の日は牛乳のみ。「パンと麺の日は学校に行きたくない」と言い出しました。

校医に連絡をとったきっかけ

「少しずつ食べながら、段々と味にも慣れて食べられるようになるんだよ。」「食べる機会が全くないと、慣れることもできなくなるんだよ」と説明して、今までなんとか給食を続けてきました。いつか給食の味にも慣れてくるのではないかと期待して。

しかし、最近身長体重の曲線が少し「やせ」に傾いていっている事に気がつきました。

学校は安全に勉強ができる場所であるはずです。学びたいのに、給食が食べられないからという理由で、不登校になるのは私としては納得がいきませんでした。また、息子も望んではいません。だからこそ空腹になってでも今まで通っていたのですが、健康のことを考えるとこのままで良いのだろうかと悩みました。

また、「小麦製品を食べると下痢になることがある」という息子の話も無視できません。発疹が出たり、痒くなったりはしていないのでアレルギーではなさそうですが、「下痢になる」から食べないというのは明らかに健康上問題があります。

それでも、学校に連絡をとることを拒む自分がいました。「給食を弁当にしてもらった」という話は、アレルギーでは聞いたことがあっても、こういう場合では聞いたことがなかったからです。

そんな矢先、学校の校長先生が退任されると挨拶に来てくださいました。その時、なぜか校長先生は「食育の話がしたかったなぁ」とつぶやかれるので、つい息子の給食の話をしてしまいました。すると、「一度校医に相談してみてはいかがですか?学校は、校医の一声があれば動きやすいのです」と答えてくださいました。

ようやく、私は背中を押されるがまま、校医の先生がいる病院を調べました。すると、そこにはこんなメッセージが。「学校のことでお悩みの方は、メールでのお問い合わせをお願いします。」

新型コロナの関係もあり、病院が密になるのを避けているのか、精神的に不安定になるお子さんが多くて問い合わせが多いのか、理由はわかりませんが、メールでも聞いてもらえると知って一気にハードルが下がったのです。

校医の先生とメールをやりとり

とりあえず、息子の身長体重曲線とアレルギー検査表を添付し、状況を説明しました。春休み中の朝メールを送ると、30分後にもう返信がありました。ちょうど先生がメールチェックする時間だったみたいです。要約するとこのようなメールが届きました。

グルテン不耐症という、アレルギーではないが小麦を食べると体調不良になる方は存在します。日本では特別な検査が必要で診断が難しいです。
おかずが食べられないのは偏食傾向があるのでしょうか?食事以外にこだわりで生活や学習面で不都合を生じることはありますか?
学校と情報共有し、お弁当が可能ならお願いしてみようと思います。

整理すると、「グルテン不耐症の可能性」「食事以外のこだわりは?」「弁当対応学校と交渉」ポイントはこの3つです。

食事以外のこだわりを指摘された理由はよくわかりました。なぜなら、このブログでも紹介しましたが、息子の極度な偏食は「自閉症」傾向のある子供達にもよくみられるからです。

そのブログはこちら→【偏食】偏食の2つの原因とは?自閉症の子ども達の偏食から学ぶ【偏食】偏食には3タイプある、自閉症の子が通う療育センターより学ぶ

そこで、息子は確かに他のことについても「こだわり」が強かったことを知らせました。しかし、対人関係は良好で、人の気持ちもよくくみとっていること、恥ずかしさで目が合わないことはあるし、あまりしゃべる方ではないが、あまり問題視していなかったことなどをメールで知らせました。すると、次のような返事(要約)が届きました。

ご本人に感覚過敏が存在すると思われます。感覚過敏や選択的食べ物の摂取は、自閉症スペクトラム(ASD)を疑うきっかけ、根拠になることが多いです。
ただし、ASDのもう一つの根拠、コミュニケーション障害の程度は周囲の環境や、年齢により評価が変わります。
学校に連絡を取りました。担任とも相談してみてください。

大人でも何かしらコミュニケーション障害らしき症状を持っている方はたくさんいます。例えば、目が合わない、あまり人に興味がない、自分の気持ちを話さない、、、、自分にだって多少あるかもしれません。グレーゾーンの人は大人でもたくさんいます。

でも、皆それは個性ととらえていることが多く、本人が生きづらさを感じたり、周囲が無理解だったりすれば診断が必要になるのかもしれません。

まぁとにかく、こちらとしてはお弁当の話を学校にしていただけたことで前進しました。まさか、話が自閉症スペクトラムの疑い方面へ行くとは思いもよらなかったのですが、先生から一言もらえたことは大きな一歩でした。

担任の先生との話

担任の先生は、学年が変わって新しい先生になりました。当然息子の給食の状況など知らないので、よく説明をしました。そして、校医の先生にも見せた身長体重曲線と、アレルギー検査表を見せました。

すると、学年主任の先生がある数字を見て驚かれました。

非特異的IgE 1600

せ、1600!?これは高い!!そう言われて、私の方がびっくりしてしまいました。耳鼻科の先生に、この数値は結構高い方で、ぜんそくになりやすいと思いますと注意されていた数字です。それにここまで反応されるとは、私自身驚いたのです。

先生の息子さんが、この数値が700だったそうで、その時病院の先生に「700は相当高い方ですからね、アレルギー体質であることを肝に銘じておいてください」と言われたそうです。

700でも、外に出てちょっと走れば喉がヒューヒュー言うし、食材にも色々アレルギーがあるという先生の息子さん。食事の内容を聞くと、我が子と同じようにシンプル好きで、和食が好みと言います。

学年主任さんの息子さんのおかげで(?)、息子の状態や嗜好、グルテン不耐症かもしれないことなどスムーズに分かっていただけました。しかも、何よりその主任先生が偏食だったのです。

先生は給食を我慢して無理矢理飲み込んでやり過ごしていると言いますが、本当は弁当が良いそうです。奥さんに相談しようものなら、「給食食べろ」と言われるから言えないとのこと。

好き嫌いで弁当にすることはできないけれど、健康上問題があるなら話は別。また、過去には東日本大震災の時に「放射能が心配だから」という理由で弁当にしていた子がいたとのこと。

「こんなこと言うと栄養教諭の方に叱られますが」という前置きで、「弁当にしてもらって、午後の授業をしっかり聞いてもらったほうが良い。給食で学校に来られないなんて話はない。」と、教育委員会に了承をとってくださいました。

牛乳は好物でないけれど、1本毎日飲んでいたので、飲めるものを除去する必要はないと思い、弁当+牛乳という対応にしていただきました。

まとめ

今回4年生から、弁当+牛乳対応としていただきました。息子は給食のこと以外で困ったことはなかったので、現在はなんの不満を感じることなく通学できています。

好き嫌いで弁当を選ぶことはできませんが、息子のように身体的な症状が出ている方は一度校医の先生に相談されると良いかもしれません。以下のような状態であれば、相談したほうが良いと思います。

・給食がほとんど食べられていない場合
・アレルギーなどが多い場合
・牛乳(乳糖)や小麦(グルテン)をとると下痢になったりお腹の調子が悪くなる場合
・身長体重が減少傾向にある場合

しかし、このような例もありました。

友達の娘さんは同じように給食が食べられず、一時期あばらぼねが見えるほど痩せてしまったけれど、小学5年生になってからなぜか給食が段々食べられるようになったそうです。

「周りと同じものが食べたい」という欲求が強かったようです。でも、それはアレルギーや不耐症とは別次元の話ですが。

そういうことを考えると、一概に「弁当にしたほうが良い」とは言えません。お子さんの身体的な状態によって対処は違うと思います。

校医や担任の先生ともよく相談をし、一時期だけ弁当にしてもらう、もう少し給食で頑張ってみる、など色々な対処が考えられると思います。

きぶんやママ
きぶんやママ

一人で抱え込まず、周りの人に相談する大切さを学びました。

今後は、アレルギー検査をもう一度やろうか考えています。過去に調べた食材が、的外れなものだったと思うからです。

また、自閉症スペクトラムか調べることもできますが、現在非常に調べたい人が多くいて、何ヶ月も待ち状態とのこと。調べるより先に、そういう傾向がある子にはどういう対応をすると良いのか調べてみようかと思います。