母の乳がん抗がん剤治療2回目。1回目の反省点が活きた、第2回目の治療の実体験

2回目の抗がん剤治療

乳がんのために抗がん剤治療を始めた母。7/7に第1回目の抗がん剤治療を終え、こんな感想を抱いた母↓

  • 抗がん剤治療が「通院」できちゃうのはすごい!
  • 食欲ないからと、食べなさすぎて胃が痛くなった(吐き気もあるため)
  • 3日間寝っぱなしで足がむくんだ(副作用でもある)
  • 頭痛がひどかった(副作用??)
  • 5日間頑張ると、突然気分スッキリ良くなる!
  • 和室の畳とバラ香りのウエットシートのにおいに過敏(気持ち悪くなる)
  • うす味がめちゃくちゃ美味しい

1回目の治療の様子を詳しく解説した過去ブログはこちら→乳がんで抗がん剤治療が始まった母。1回目の感想と反省したこととは?(注意:抗がん剤は人によってもまったく症状の出方が異なるので、一つの例としてご覧ください。)

そこで、第2回目の時はこのように対策しようと思ったようです。↓

  • 食欲がなくても、少しでよいから食べる
  • なんとか起きれそうな時は、起きているようにする。できれば足の体操をする
  • 頭痛薬を我慢せず飲む
  • においのないウエットシートに変える
  • 料理の味付けを薄くする

そして迎えた、7/21の第2回目抗がん剤治療後。母は自分で考えた対策法を試して過ごしました。

2回目の抗がん剤治療の実際

1回目の抗がん剤治療の時、抗がん剤を入れる点滴の針を3回も差し直されてしまった母。腕にはその時の青あざが残ってしまいました。「あなたの血管が曲がっているから、、、ごめんね〜」と言われたそう。

それがものすごく嫌だった母は、今回先生に「私も血管を真っ直ぐにするように頑張りますので、(そんなの無理^^;)先生、どうかお願いします」と懇願。

きっと先生も、すごく慎重に刺してくださったのでしょう。今回は1発OKでした。

翌日から、さっそく母は1回目投与の時に考えた対策法を試みます。

なんとか口から食べたら、家事ができるほど回復

吐き気どめが今回も点滴に入っており、薬としても処方されているのは同じです。

前回まったく食べなかった3日間の反省を活かし、今回は努めて口に何かしら入れるように。すると、前回より元気が出て、なんと家事まですることができたとのこと。

体が少し動かせたので、足の体操やフレイル体操をした結果、足のむくみがあまりなかったそうです。

ちょっとだけ、小難しい話をします。(聞きたくない方は、4段落下から読んでください)

がんになると、がん細胞から分泌される物質により、「慢性炎症」が起こります。そうすると、心身が衰弱して「がん悪液質」を招きます。こうした進行を食い止めるのに、「慢性炎症」をおさえることが重要なのですが、口から食べることがとても大切になります。

がん研究所の有明病院が出している本にも、以下のように書いてあります。

口から食べることが体力維持の決め手
「慢性炎症」をおさえるには、口から食べる、つまり腸管を使って栄養をとることが重要です。腸は免疫機能のかなめです。〜(途中省略)〜慢性炎症をおさえることができれば、副作用も緩和するので、治療の休止期間の回復も早く、治療を最後までやり遂げることができます。

がん研有明病院の抗がん剤・放射線治療に向き合う食事 女子栄養大学出版部より引用

心身が消耗する前に、慢性炎症対策、口から少しでも何か入れる、腸管を使うということが大事なのですね。腸内の菌ちゃんパワーは、すごい!(小難しい話終わり)

食欲がわかない3日間の工夫

そうは言っても、食欲がわかない。それが抗がん剤治療の辛いところ。

そこで、母は「レトルトお粥」「野菜ジュース」「豆腐」「わかめスープ」を少しずつ食べたそうです。これなら、あまり手間をかけなくても食べられるものばかり。

ただ、レトルト品は味がとても濃く感じるそう。お湯で薄めたりした方が良さそうでした。また、塩味は苦く感じるという副作用もありました。

【苦味や金属味がする場合】
汁物を添える。食べ物が汁に包まれて舌の上を通過するため、不快な味を感じずにすみます。だしのきいたうす味のものがおすすめです。(がん研有明病院の抗がん剤・放射線治療に向き合う食事より引用)

今回も、「(私の)妹の料理が最高に美味しかった」と言っていました。何が美味しかったのか聞いたら、「しゃばしゃばのカレー」とのこと。イメージとしては、「ご飯にかけても上に乗っからず、ご飯を通過してしまうカレー」

妹の料理はいつも薄味なのですが、抗がん剤治療中の母には絶品料理に感じるのです。妹が母のそばに住んでいてくれて本当に良かったです。

また、無性にラーメンが食べたくなった母は、丸ちゃ◯正麺を買ってきて、普段よりだいぶお湯を多めにして作ったところ、これがまた美味しかったとのこと。

濃い味に慣れてきた人にとっては、抗がん剤治療で舌がリセットされるような良いイメージも持ったそう。私が「だしで煮たり、うす味にするところ、離乳食に似ているね」と伝えると、母は「若返っちゃったわね」と前向きな言葉を返してくれました。

口の中がピリピリする

抗がん剤は舌の細胞、粘膜の細胞(上皮細胞)にも影響するので、口の中がピリピリしたり、歯茎がガサガサするそう。口内炎もできやすい。

口内炎ができてしまうと、ただでさえ食欲がわかないのに、痛みも加わってより食べられなくなってしまいます。

母は、口内炎ができなように、3度の歯磨きと口内ウォッシュ液を欠かさないようにし、口内炎をできるだけ防いでいるとのこと。

お薬も出してもらえたりするそうです。

頭皮がピリピリする

今回は頭痛というより、頭皮の痛みに悩まされていました。それもそのはず、ついに髪の毛が抜け出し、9割の髪が抜けたとのこと。

お風呂では、洗うたびにする〜っと大量の毛が抜けてしまうので、父に先に入ってもらって最後に自分が入るのだそうです。覚悟はしていたものの、唐突に抜け出したので驚いたそうです。

今回は、処方されていた頭痛薬を飲んだところ、だいぶ痛みが軽減。不快な症状は少しでも和らげた方が、治療を乗り切るための元気がでるようです。電話の声も、1回目の時より元気そうでした。

寝る時は不織布のカバーをかぶり、髪の毛が飛び散らないようにし、出かける時はその上から帽子をかぶっているとのこと。それでも、宅配便が来た時などウィッグをかぶりたいと思ったので、病院でウィッグを買おうとした母。ところが、運悪く売り切れており、次回こそは購入したいと言っていました。

アデランスの職員にウィッグの話を聞いたところ、髪の毛が抜けると頭囲がその分小さくなるので、髪の毛がある時に買うと合わなくなることがあるそうです。

試着して、頭に合った大きさのものを買ったり、アジャスターのついているウィッグを選ぶことが大事なよう。試着できる分、次回購入することになって、かえって良かったかもしれません。

5日たつとスッキリ元通り。だけど、、、

今回も、5日間たつと「スッキリ」と通常の生活に戻った母。1回目、それが分かっていたから、今回は不安感があまりなく過ごせたのではないでしょうか。

だけど1回目と違うのは、「目の奥の痛み」。amazon prime見すぎたわけでもなければ、本読みすぎたわけでもなく。

痛み止めを飲むと少し回復するのだとか。これもやはり副作用なのでしょうか。無理して我慢せず、痛み止めを服用できているようです。

前向きな母の体験をブログにする理由

母は、昔からあまり物事を悪く考えず、いつも前向きでいる人です。心配ばかり口にする私は母からたくさん助けられました。こんな時も前向きで、明るい母を尊敬しています。

母から、「体験談じゃなくて、これからどんなことが起きるのかを書いてよ」と言われました。でも、かえって不安をあおったりするだけじゃないかな、とも思うのです。

母が言うように、「抗がん剤治療は千差万別、人によって全然違う」と私も思います。起きるかもしれない副作用のことを調べても、母は素通りして平気かもしれない。かえって知らない方が、母には良いのかも?と思ったり。

じゃあ、なんでこんなブログを書いているのかといえば。

過去の記録を母が見返して、忘れてしまった自分の解決法を思い出し、次回の治療に備えられるかもしれない。

また、前向きな母の体験談が、同じように乳がんを突きつけられた人の励みになるかもしれない。そう思ったからです。

3回目の抗がん剤投与に向けて

3回目8/4の抗がん剤の時も、2回目の時に工夫したことと同様、「少しでもよいから食べること」を心がけたいとのこと。

食べると少し元気が出て、家事もできたし、動けたので、むくみも防止できました。

次回は、抜けてしまった髪のために、ウィッグを購入することが目標だそうです。髪が抜けていく過程も大変なことがあったのだなぁと、話を聞いていて思いました。

そんなことも記録していければと思います。

今回参考にした書籍↓

がん研有明病院の抗がん剤・放射線治療に向きあう食事 [ 伊沢由紀子 ]

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感想(2件)

乳がんで抗がん剤治療が始まった母。1回目の感想と反省したこととは?

胸のしこりが乳がんだと判明した母。ホルモン療法が効かないタイプだったようで、8回の抗がん剤治療が始まりました。

遠距離に住んでいる娘としては、なんとか力になりたい思いはあるものの、結局話を聞くことしかできない日々。せっかく栄養士なのに、母の食事のお世話すらできない…。

そこで、母から教えてもらった抗がん剤治療の実際を、言葉にしようと思いました。母がこのブログを見返すことで、今後の治療を進めていく上で大事な資料になり、次の抗がん剤治療の時に参考になるかもしれないという期待もあります。

ここで、この記事を読んでくださる方へお知らせです。抗がん剤治療は、人によって薬剤も副作用も全然違うので、必ず同じような副作用が出るとは限りません。あくまで、一つの例として受け取っていただければと思います。

辛かった時のことは、病状が落ち着いてくると忘れてしまうものです。今アウトプットしておこうと思います。

今の抗がん剤治療は「通院」できちゃう

母がまず驚いたのは、抗がん剤治療が通院できちゃうこと。がんの治療といえば、入院するイメージが強いですよね。2週間ずつ8回通って、抗がん剤を投与することになりました。

点滴のように投与するのですが、私の友人の看護師さんは、「抗がん剤の点滴はいつもよりもすごく緊張感ただようね」と教えてくれました。少しでも漏れたり、点滴を打つ人の手に抗がん剤が付いたりすると、すぐに処置をしなければならないほどの薬だそうです。

母は、「毒をもられている気分」と言っています。薬剤にもよりますが、母の抗がん剤は色が真っ赤だそうです。いかにも毒っぽく見えるんでしょうね。

抗がん剤1回目を打った後

打ち終わって帰宅した母は、私の妹が用意してくれたそうめんを美味しく食べたとのこと。美味しくて食べすぎて、気持ち悪くなったと言っていました。

なんとなくダルさがくるのが、翌日以降。そして、やはり気持ち悪い感じが続くそうです。私が「つわりみたい?」と聞くと、「あぁ!つわりみたいだね、確かに。」とのこと。

でも、吐くかというとそうでもなく。点滴の中に吐き気どめも入っており、薬でも吐き気どめを渡されるのだそう。昔の抗がん剤は、どんどん吐いてしまうので、通院では難しかったそうです。抗がん剤も進化しているのですね。

母が思った反省点①「食べればよかった」

抗がん剤投与後、3日間は特に吐き気もあり、食欲が落ちるのだそう。何も食べる気が起きず、3日間食べなかったところ、胃が痛くなってしまったというのです。

副作用もあるのかもしれませんが、空腹で胃が痛くなったかもしれないと振り返る母。食欲はなかったけれど、多分目の前に出されれば食べられたと思うとのこと。

ちなみに、抗がん剤治療中の食事を紹介した本は結構あります。しかし、最初にも言った通り、人によって全然症状が違っていて、食べられるものも本当に千差万別です。

本をあてにするというよりは、自分が食べられそうなものを少しずつチャレンジしてみるような気持ちの方が良いと思います。あまり「食べないといけない」と思うと、逆に苦痛になって良くないとも思います。

母の場合は、「次回は食べてみたい!」という意欲があるので、「レトルトおかゆ」「野菜ジュース」「豆腐」「卵スープ」なんかを試してみようと話し合いました。

母が思った反省点②「動けばよかった」

普通、人は風邪をひくと寝込みますよね。母も、寝れば寝るほど早く良くなるのでは?と思い、3日間寝ていました。というより、身体がダルすぎて、自然と横になってしまう状態だったそうです。

ところが、足のむくみが起こり、足が痛くなってきてしまいました。母はこれを、「動かなかったからだ」と結論。次回はもう少し起きていようと思うと言います。

これも、友人の看護師に聞いてみると、「辛いんだから寝ていて構わないよ、でも寝ながらでもできる足のむくみ取りの体操があるよ」とアドバイスをもらいました。

寝ながら足首をぐるぐる回す、足を上にあげて下ろす、寝る時に足を少し高くして寝るなど。マッサージも良いそうです。

これに対し、母は「それは自然にやっていたかも。ただ、寝る時に足を高くすると痛いんだよね」と言います。すでにある程度むくんでしまってからだと、痛みが出てしまうのですね。

ですから、母の場合は「むくみ防止で、ちょっと起きておく」ということと、病気前に習っていた「フレイル体操」をちょっとやってみるということになりました。

母が思った反省点③「頭痛薬を飲めなかった」

病院から、痛み止めをもらっていた母。しかし、薬の袋に「38.5度以上の熱が出た時に飲む」と書いてあったので、頭痛がひどかったけれど飲めなかったというのです。

痛みはあるけれど、熱はない。こんな時、飲んで良いのか分からなかったということでした。

よく生理痛でも痛み止めは出されます。痛み止めと解熱剤は同じだと思っていた私は、「飲んじゃったら良いんじゃない?」と勧めたのですが、結局飲めませんでした。

母が通っている病院は、何か疑問があって電話してもあまり相談にのってくれません。薬のことも聞けませんでした。なので、次回は近所の行きつけの薬局で良いので、薬剤師さんに飲んで良いか尋ねようと話しました。

分かって良かったこと「5日たつと気分スッキリ」

母が一つ分かって良かったこととして、「5日たつと、気分がスッキリする」ということをあげてくれました。

五日耐え忍ぶと、不思議と副作用がさっと消えた感覚があるとのこと。それからは、家事も食事もいつも通りだったそうです。そうして元気に1週間を過ごし、体力回復してから2回目の抗がん剤投与をする、というスケジュールなのですね。

症状が辛い時は、「これをあと7回もやるなんて耐えられない」とネガティブになったようですが、「5日耐えれば平気になる」ということが分かると、次も耐えられそうと思えるのだそう。

確かに、私もお産で陣痛が来た時に、看護師さんが「今すごく痛いね、でもあと1分で痛みがひくよ」と言われると頑張れました。そしてまた痛みがくる、、、痛みも波があるんですよね。でも、この痛みがずっとじゃないと分かるだけで、頑張れる気がするものです。

その他の症状

その他の症状として、母の場合は「におい過敏」がありました。母が特に辛かったのは、和室の畳のにおいと、父が使ったバラの香りのウエットシートのにおいだったそうです。

いつもは何でもないと感じるにおいなのに、なぜか吐き気を催すほどのにおいになったと言います。

そういえば私も妊婦だった頃、母が使うバラの香りの柔軟剤が異常に気持ち悪く感じたのを覚えています。そのせいで、いまだに柔軟剤の香りが嫌いになってしまい、洗濯時は柔軟剤を使うことに抵抗があります。

また、「うす味が美味しく感じる」という症状もありました。

私の妹の料理は、どちらかと言えば薄味で、これまで母には物足りなさがありました。しかし、抗がん剤治療をしてから母の味覚に変化があり、妹の作る薄味の料理がまるで高級料理店の味のように美味しいのだそうです。

抗がん剤治療中の食事本でも、よく「薄味に」とか、「出汁だけで煮る」とか対処法が書いてあります。人によっては塩味が苦味に感じたりもするので、できるだけ薄味が食べやすいのです。

たまに、あまり塩分控えると良くないようなことがネット上に書いてあったりもしますが、現代人は塩分過多の傾向で、最近の栄養学ではもっと塩分量を減らさねばという風潮です。あまり気にしなくて良いと私は思います。

まだ髪の毛が抜ける症状は出ていません。次回の2回目治療では、今回の治療で感じた母の反省点や対策法が活きると良いなと思います。

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台湾の食育協会の方から聞いた台湾の学校給食。日本の給食との違いは?

先日行われた食育推進全国大会で、台湾の食育団体より台湾の学校給食について教えていただきました。

台湾の給食は、日本の給食を参考に確立されていったそうです。日本の給食甲子園を参考に、台湾でも給食大会が開かれ、栄養士さん調理師さんが共により良い給食作りに力を注がれています。

他の国の学校給食がどういうものか、あまり知らなかった私。今日は、台湾の方からお聞きした台湾の給食についてお話したいと思います。

食器は自分で持ってくる

日本と大きく違っていると思ったところは、食器を各自持参するという点です。

銀色のお弁当箱みたいな容器を各自が持参して、出来上がった給食をお弁当箱に詰めるのだそうです。

2段になっているものや、1段のものなど様々。大きさは家庭によって違うのでしょうね。

日本では、給食当番さんが食器の入ったかごと料理の入った食缶を運び、皆が同じ器で食べます。

冷たい物は食べない習慣

次に違いを感じたのは、台湾の方は冷たい物を食べる習慣がないということ。

給食を温かく食べる為、各自持参した銀色のお弁当箱に給食を入れた後、ネームプレートをつけ、巨大な蒸し器に入れるのだそうです。

だから、お弁当箱が銀色の加熱できる素材なのですね。

日本では、温かい料理と冷たい料理が混在しています。お浸しや和え物など、冷たくして食べる料理もたくさんありますね。

ですから、日本の給食現場は冷やす物を先に作って冷蔵庫に保管、温かく出す物は提供時間ギリギリに仕上がるようにと、作業工程に工夫が必要です。現場は時間との戦いです。

それにしても、風習の違いは面白いですね。これは私の推測ですが、台湾は本州よりも暑い地域です。(イメージは沖縄県)冷蔵庫などの施設がなかった昔は、食中毒も起こりやすかったはず。

そこで、衛生的な理由から「しっかり火を通して温かい物を食べる」という習慣があるのではないでしょうか。

きっと、日本の冷やし中華なんて、台湾の方から見れば、とんでもない料理なのでしょうね。

フルーツが南国

展示してあった給食写真には、半分に切ったドラゴンフルーツが写っていました。

ドラゴンフルーツ給食
台湾の全国給食大会で優秀賞をとった給食(食器は大会用で実際のものではない)

台湾は、先ほど話したように「南国」で、暑い気候なんですね。ですから、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、パイナップルなどの熱帯フルーツがよく食べられているのだそう。

それにしても、大きな半切りのドラゴンフルーツは、見た目にも迫力があります。

牛乳は選択制

日本では牛乳が毎日つくけれど、台湾はどうですか?と聞くと、台湾では豆乳か牛乳か選べるとのこと。

牛乳選べる台湾給食
台湾の全国給食大会で賞をとった給食(牛乳にはヤクルトの文字!)

日本人と同じで、体質的に牛乳が合わない子も多いそうです。また、朝ごはんに豆乳を飲む習慣があるので、豆乳を選択する子が多いそうです。

日本では、牛乳を飲まない選択は可能ですが、かわりに違うものがつくことはありません。この点、台湾の給食に見習って欲しいなと思いました。

野菜が嫌いな子はやはり多い

日本の子どもに限らず、台湾の子どもも野菜嫌いな子が多いようです。

嫌いな野菜は、茄子やピーマン、、、日本も同じですね。好きな野菜はと聞くと、とうもろこしやさつま芋、そしてキャベツ。キャベツはちょっと意外でした。

台湾の野菜料理は、ほとんどが炒め物だということ。キャベツも炒めて食べるそうです。

台湾でも日本と同じような食育指導が進んできたそうです。

台湾の食育
台湾の食育の様子(引用:台湾食育協会パンフレットより)

最後に

台湾の学校給食は、日本の学校給食を参考にして発展してきた様子が分かりました。

地方では満足に食べていない子どもも多く、給食でほとんど栄養をとっている子もいるとのこと。給食が子ども達の健康を支えているという言葉が胸に残りました。

牛乳が選択できるなど、日本よりも発展しているところなどは、むしろ日本よりも進んでいる!世界の給食を知ることは必要だなと思いました。

第17回食育推進全国大会inあいちに参加。食を学びつつ、お土産たっぷり。子どもと参加がおすすめ。

食育推進全国大会

6/18,19に開催された食育推進全国大会の、6/19の回に行ってきました。新型コロナのこともあってか、あまり派手に宣伝していなかった印象ですが、10時開始の前からホール入口には行列が。全国からお客さんが集まっていたのでしょうね。

農林水産省主催の大会で、農業・水産業・食品会社・学校給食・大学などの団体が、食育をテーマに多数出展する大会です。お土産を用意してくれている団体も多数ありました。

私も、パン・野菜・食品会社の試供品などなど、両手がふさがるほどのお土産をもらって帰ってきました。子どもが楽しいブースも多くあります。会場は広く、すべての出展ブースを回ることはできませんでしたが、私が立ち寄った出展場所の話をしようと思います。

野菜の収穫体験ができる、子ども向けのブース

私は小学生の娘を連れて行きました。つまらなくて飽きてしまうかな?と思いきや。野菜の収穫体験をさせてくれるところがたくさんあり、娘はとても楽しんでいました。

今回は、とうもろこし・しいたけ・じゃがいもの収穫を体験させてもらいました。「とうもろこしは、大きな茎を片手で持って、もう片方の手で下に押す感じで取ってね」と丁寧に教えていただき、4本も収穫させていただきました。

しいたけが木に生えているのを初めて見た娘。しかも、直径15cmくらいの巨大なしいたけに大興奮。「裏のひだは、あまり触らないように取ってみよう。茶色くなっちゃうからね」と、私も知らない取り方のコツを教わっていました。家ではホイル焼きにして、醤油でいただきました。しいたけ好きの娘は、この体験が一番心に残ったようです。

じゃがいもの収穫コーナーは、巨大なプランターに土ごとじゃが芋の苗が植えられていました。会場に持ってくるのも大変だったと思います。土を掘って、なるべく大きなじゃが芋を探す娘。まるで宝探しのようにワクワクしたと言っておりました。

他にも、酪農体験やハーブ作り体験、お抹茶挽き体験、ぎょうざ作り体験、VRで漁師体験などなど、気になる体験コーナーが盛りだくさんでした。全部参加したいくらいでしたが、今回は野菜の収穫体験だけ行うことができました。

チコちゃんをはじめ、有名人と会えた!

NHK放送「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんが登場し、娘は目が釘付けでした。ブースを回るのに精一杯だった私は、チコちゃんの話の内容まで聞き取れませんでしたが、娘はチコちゃんの話を一生懸命聞いていたようです。

主人は、youtube「魚屋の森さん」で有名な森朝奈さんの「魚をさばきまショー」コーナーへ消えていきました。このショーを絶対に見る(それが本日一番の目的)と朝から意気込んでいました。

その後も主人は、陳健一さんの中国料理実演を楽しみ、陳さんの作った麻婆豆腐を試食させてもらってご満悦でした。

IKEAのコーナーでは、料理人のレイチェル・クーさんが、サステナブルフードクッキングの紹介をしていました。

SDGsの観点からも、持続可能な食を考える必要があります。世界的に人口が増えていく中で、食べ物が不足してきていること、畜産がCO2を多く排出していることなどに触れながら、代替肉を使ったコロッケの料理を紹介されていました。

日本を意識してくれたのか、調味料にソースが出てきました。もっと見ていたかったのですが、子連れの私は集中して見ることが出来ず、残念。

学校給食のパンコーナーが人気

学校給食では、和食を増やしていこうという取り組みで、全国的に「ご飯の日」を多くしています。私が学校栄養士だった10年前もその流れでした。

そうなると困るのがパンを学校給食に卸している団体です。そこで、こちらの食育推進大会では、「ご飯もいいけど、パンもいい!」というチラシと共に無料でパンを配布しておりました。その為、パンコーナーには長蛇の列。「一家族一袋でお願いします!」とアナウンスがありました。

3種類のパンが入っていました。沖縄県の紅芋パン、長崎県のみかんパン、岐阜県のお茶パンの3種類です。

学校給食のパン

お茶、みかん、紅芋それぞれの味が楽しめ、特にお茶のパンは香りも非常に良く、すごい!の一言。

ただ残念だったのは、後味がマーガリンの味だったことです。原材料表示を確認すると、みかんパンはマーガリン、紅芋パンとお茶パンはショートニングが使われていると書いてありました。バターだったらなぁと思うのですが、値段が上がってしまうのでしょうね。

マーガリンやショートニングというと、トランス脂肪酸を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

日本ではトランス脂肪酸の規制はないのですが、(欧米ほど脂質をとっていないから大丈夫という農水省の判断で)最近の日本人は脂質過多の傾向がさらに加速しています。

令和元年(2019年)には日本人の成人男性の約35.0%、成人女性の約44.4%で、脂肪エネルギー比率が目標量(総エネルギー摂取量の20%以上30%未満)を超えていることが示されています。また、近年、脂質をとりすぎている人の割合がだんだん増えています(厚生労働省の調べ)

農林水産省HP https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/

脂質過多の問題を考えると、やはり脂質の少ないご飯を主食の中心にすべきという私の考えはゆるぎません。

今回の大会で、おにぎりを無料配布しているようなブースはありませんでした。パンコーナーが目立っていましたが、ご飯コーナーがもっと人気がでるような仕掛けがあれば良かったのにと思ってしまいます。(ご飯コーナーは1つくらいしか見かけなかった)

台湾の学校給食について学べた

私が個人的に長居してしまったのは、台湾の学校給食を紹介するブースです。他国の給食がどんなものか、あまり知らなかった私は興味津々でした。

この話は、また別のブログでしたいなぁと思います。(とっても長くなってしまうと思うので)

まとめ

日本食育推進全国大会は、食育について学べる大会ですが、子どもが体験できるコーナーもたくさんあり、子連れにもおすすめな大会でした。

IKEAのブースや、台湾の学校給食のブースでは、世界的な食の動きも感じられ、私自身得るものが多い機会となりました。食育は子どもだけのものではないと強く感じます。

来年も別の地域で実施される食育推進大会、ぜひ参加してみてください。

そうめん、ひやむぎ、うどん、きしめん。原料は同じなのにどこが違う?時短温かいうどんの作り方も紹介。

noodle

主人がうどん好きなので、テレワーク中のお昼はうどんを作ることが多い我が家。最近は暑くなってきたので、そうめんがよく登場します。

そんな我が家には、そばを除いて4種類の乾麺がある。「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」

4種類の麺

原料はどれも「小麦粉」と「水」。一体何が違うんでしょうか。なんで、こんな種類豊富に買ってくるのか、我が夫。

今まであまり深く考えずに食べてきたこれらの麺。せっかくなので、違いをきちんと調べてみることにしました。

違いは麺の太さにあり

「全国乾麺協同組合連合会」さんのホームページによると、麺の太さの違いによって分類されているのだそう。

うどん直径1.7mm以上
きしめん幅4.5mm以上 厚さ2.0mm未満
ひやむぎ直径1.3mm以上 1.7mm未満
そうめん直径1.3mm未満
全国乾麺協同組合連合会さんHPから引用し、筆者が作成

つまり、こういうこと。

直径の大きさ
うどん>ひやむぎ>そうめん
きしめんの平べったさにも規定がある!

「きしめん」と「うどん」の差は分かりやすいと思うのですが、「ひやむぎ」と「そうめん」の違いは知らなかったという方が多いのでは?

釜あげうどんとは?

ところで、我が家で購入したうどんには、「釜あげ」という文字が入っている。これも深く考えずに食べていたのだが、この「釜あげ」というのは一体何でしょうか。

Wikipediaの「釜あげうどん」ページによると、このように記載があります。

釜揚げうどん(かまあげうどん)は、茹でたうどんを、で締めずにそのまま食べる料理。

Wikipediaより引用

つまり、茹でたうどんをざるにあけて水で締めることなく、鍋や桶から直接うどんを手繰り寄せるという食べ方。手元にはそば猪口のようなものがあり、めんつゆにつけながらいただく。

私は「うどん」といえば、温かい丼に入ったうどんか、ざるにのっかった冷たいうどんしか知りませんでした。

だから、いつも購入している「釜あげうどん」も、茹でたうどんをざるにあけ、少し水で締め、(子どもが熱がるのも理由の一つ)熱々の麺つゆに入れておりました。全然「釜あげ」として食べていなかったのです。

我が家のいつものうどん

釜あげを無視しながら、釜あげうどんを食べていた私たち。それを知った今でも、やっぱり普通にいつも通りの作り方でお昼のうどんを作ってしまいます。

週1以上作るので、習慣となり、今さら釜あげで食べろと言われても変えられない私たち。多分、カップラーメンを作るのとあまり労力に差はないと思われます。

①丼にミツカンの追い鰹つゆ(2倍濃縮)を50ml入れる。
②乾燥わかめを一つかみ、①に入れてふやかしておく。大量のねぎも投入。
③釜あげうどんを茹でる。
④ゆで汁もしくは別に用意した湯を①に150ml入れる。
⑤うどんをざるにあけ、水で締め、①に入れる。(釜あげ無視している)
⑥天かす、生卵、七味を入れていただきます

欲を言えば、つゆの味がグレードアップするとさらに美味しいのですが、もうこの味で満足してしまっています。作成時間10分未満。12時から作っても、主人の12:20昼食タイムに間に合うというお手軽昼食。