【偏食】栄養が足りているか心配!おかずを食べない子へ、「お米」の栄養がパワーアップする4つの方法

ご飯 子どもの食
ママさん
ママさん

うちの子は偏食がひどくて、野菜をまったく食べないので栄養が足りているか心配です!

きぶんやママ
きぶんやママ

お子さんが元気であれば、まず心配ないことが多いです。

でも出来ればもっと栄養を取って欲しいと考えるのが親心。

そこで、お米を変えてみましょう!親も健康になること間違いなし

目次

  1. お米が100%白米の方へ
  2. お米を変えるだけでこんな栄養がとれる
  3. サプリメントでとればよい?
  4. 玄米
  5. 精米機があれば分づき米
  6. 食べやすい胚芽精米
  7. 古代米でモチモチご飯
  8. まとめ

お米が100%白米の方へ

下のように変えてみましょう。お好きな方法を選んでください。

=お米の変え方=
1・いつもの白米に、少し玄米や麦を足してみる
2・いつもの白米に少し赤米を足してみる
3・白米を胚芽米に変えてみる
4・白米を分づき米にしてみる

どうしてこのように変えるとよいのでしょう。栄養がどう変化するか解説します。

お米を変えるだけでこんな栄養がとれる

玄米や胚芽米、赤米などを加えると、ビタミン、ミネラル、食物繊維が増えます。中でも注目したいのは、「ビタミンB1」です。

戦争中、兵士が白米ばかり食べていたところ、足のむくみや倦怠感、無気力、意欲減退、眠気、だるさなどの症状が現れました。この症状、実は「脚気」(かっけ)の症状なのです。

その兵士たちが麦ごはんを食べると、たちまち症状が治りましたビタミンB1が補給されたことで治ったのです。今は脚気というと昔の病気と言われますが、ジベタリアンやキレやすい若者など、白米ばかり食べている人が軽い脚気になっているのではないかと思うことがあります。

玄米0.16mg
半つき米0.08mg
七分づき米0.06mg
白米0.02mg
ビタミンB1含有量(水稲めし100g中)

この表を見るとわかるように、精製されればされるほど、ビタミンB1は少なくなります。ぜひ白米に上記のようなものを混ぜてください。

サプリメントでとればよい?

中には、サプリメントをお子さんに飲ませていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

やむを得ずの選択だと思いますが、中にはサプリメントで栄養素を取りすぎてしまい、かえって身体に害を与えている例も報告されています。

米からとった方が、食物繊維やその他のミネラルもとれます。食品からとった方が、取りすぎるという心配がほとんどありません。出来れば、食品から補った方がベストですね。

きぶんやママ
きぶんやママ

いつもの白米に少しずつ混ぜる方法なら、手軽に始められますよね。

次に、混ぜるものについて、それぞれ解説します。

玄米

そうは言っても、いきなり100%玄米にするのは、炊き方にコツもありますし、味や食感、見た目の違いに敏感な偏食児には厳しいかもしれません。

そこで、我が家では10%ほどの玄米を混ぜるところからスタートしました。若干味は変わりましたが、プチプチした食感と香ばしさで、家族全員病みつきになりました。

現在では20%ほどの玄米を混ぜています。玄米はスーパーで買える一般的なもの炊飯も炊飯器でいつもと変わらずに炊いているので、何の手間も感じません。

よく「昔は玄米を食べていた」と言われていますが、実は完全なる玄米ではなく、5分づき米くらいだったそうです。5分づき米というのは、玄米を50%ほど精米したもののことです。

昔の精米は機械ではなかったので、一定の仕上がりではありませんでした。人力によるものなので、あまり精製されていない米、精製されすぎた米など様々でした。まったく精製していないと外皮が固すぎてしまうので、少し精製していたようです。その過程で平均するとだいたい5分づきだったのではと言われています。

だから、私たちが白米+玄米で食べれば、当時のご飯と同じくらいの栄養量になるのではと考えています。

精米機があれば分づき米

次にお勧めしたいのが、分づき米。精米率を下げたお米の事です。玄米よりは栄養価が落ちますが、粗く精米しているので白米よりは栄養価が高いです。

精米具合によって、三分づき米、五分づき米、七分づき米とあり、数字が小さい程玄米に近く、数字が大きい程白米に近いです。

分づき米は玄米より食べやすいのですが、ぬかが酸化しやすく、時間がたつと味が落ちるという欠点があります。

家に精米機があるという方は、炊飯の度精米できるので、味が落ちるのを防げます。最近は、電気屋さんでも家庭用の精米機が手軽に買えるので、家に精米機があるお家も珍しくなくなってきました。

初心者は七分づき米から挑戦するとよいでしょう。玄米と同じように、白米に少し足しながら慣らしていくのもよいですね。

食べやすい胚芽精米

玄米や分づき米はどうしても苦手、、、そういう方には胚芽精米がお勧めです。

胚芽精米は、胚芽(芽が出る部分)を残し、周りのぬか層(茶色い部分)だけを取り除いた米です。

ほぼ白米と変わらない食べやすさで、栄養価は白米よりも非常に高いという、良いとこどりのお米です。炊き方も白米を炊く時とほぼ変わりません

ただ欠点は、値段がやや高いというところ。

古代米でモチモチご飯

古代米は、稲の原種である野生の稲の特徴を受け継いでいる稲です。「赤米」「紫黒米」「緑米」があります

どれもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですが、さらに良い事にポリフェノールも含まれています。

使い方は簡単、いつもの白米に混ぜて炊くだけです。

我が家では赤米を混ぜて炊いていた時期があります。ふるさと納税のお米に赤米がついていたのです。最初は本当にひとつまみしか入れなかったのですが、息子もその美味しさに目覚め、「全部赤い米がいい」と言い出しました。いつものご飯よりモチモチするような気がします。

赤米のご飯
モチモチの赤米ご飯

また食べたいのですが、スーパーではあまりお見かけしないのが残念なところ。

まとめ

【お米の力をパワーアップする】
いつものお米に「玄米」「麦」「赤米」などを混ぜる
いつものお米を分づき米や胚芽精米に変えてみる
ビタミン、ミネラル、食物繊維、特にビタミンB1がとれる!
=特徴=
【玄米】少量ずつから慣れさせる。少量なら炊き方はいつも通り
【分づき米】玄米より食べやすい。味が落ちやすいので、家に精米機があるとベスト
【胚芽精米】白米と味が変わらずに、栄養アップできる。やや高い
【古代米】見た目が変わるが、モチモチ感のあるご飯に。流通量少ない

どれも一長一短。ご家庭に合う方法で、ご飯の栄養をパワーアップさせてみてください!

きぶんやママ
きぶんやママ

忙しいママさんたち、おかずを工夫なんてしんどいという方、

ぜひまずは手軽にご飯を変えてみてくださいね。

子どもだけでなく、親にも良い影響が必ずありますよ!

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