【献立】子どもがいても、一人暮らしでも、もう献立に悩まないコツ

悩む 食と健康
ママさん
ママさん

最近、献立が思いつかなくて。

毎日何を作ったら良いかわからないんです。

きぶんやママ
きぶんやママ

そう言う方は多いですよね。

献立に悩みたくないから、毎日1食にしているという方の話も聞きます。

今日は、どうすれば献立に悩まなくてすむかの話をしようと思います。

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献立に悩まないコツ

私は献立で悩むことがあまりありません。栄養士だからでしょ、と言われますが、そうではありません。

どうすれば献立に悩まないか。まずは、食に対する「意識」を変えることが必要だと思います。

=献立に悩まないコツ=
毎日似たようなメニューでも一向に構わないと意識すること

献立に悩む人の話を聞くと、「毎日似たようなメニューになる」「バリエーションがない」そんな言葉が出てきます。でも私は思うのです。悩みたくないのなら、いっそのことバリエーションなどなくても良いと割り切ればよいのです。

そもそも、なぜバリエーションが必要に感じるのでしょうか。それは、ひと昔の栄養指導がいけなかったのではないかと思います。

【ひと昔前の栄養指導】
1日30品目の食品をそろえましょう
和洋折衷(わようせっちゅう)の料理を作って献立に変化を、、、etc

30品目の食材を毎日そろえるなんて経済的にも負担です。献立も、和洋折衷作る必要があるのでしょうか。私たち母は、レストランのシェフではありません。

ちなみに、和洋折衷の料理とは、和食→洋食→中華→和食、、、など、和食に偏らず様々な国の料理・味付けをしましょうということです。そうして、家族が(もしくは自分が)献立に飽きるのを防ぐという話ですが、今考えればなんとも贅沢な話。

和食だけでは不足する栄養素があるからという理由もあったのだと思いますが、昔から日本人は和食だけを食べて生活してきました。自国の料理以外も食べないといけないだなんて、世界中探してもそんな国は日本だけではないでしょうか。

さらに、バリエーションを増やそうと頑張ってしまい、献立に変化をつけようとすると、自然と利用してしまうのが加工食品です。私は加工食品中の精製された糖や脂の恐ろしさを様々な著書で学びました。まさしくそれが生活習慣病の原因になっていると確信しています。

そんなことになるくらいなら、毎日同じ献立、しかも、「簡単な昔の和食」を出し続ける方がよっぽど家族の健康に良いのです。

きぶんやママ
きぶんやママ

和洋折衷必要なし。毎日「簡単な昔の和食」を!

どう作る?毎日同じ「簡単な和食」

簡単な和食ってどんな食事でしょうか。簡単というからには、我が家の息子(9歳)でも、娘(7歳)でも作れるくらい簡単でなければいけません。

社会人になりたての一人暮らしの男性や、就業してヘトヘトになって帰ってきた主婦が、夕食の用意をするところを想像してみてください。簡単であればあるほど助かるはず。

昔の日本では、「簡単な和食」を食べることが当たり前だったのですが、多国籍な料理で囲まれた現代の私たちにはよくわからないものになってきました。もう1度ここで簡単な和食を復活させませんか。

=昔の簡単な和食=
ご飯・味噌汁・漬物・手に入った魚介類や豆類、季節の野菜やイモ類を足す

この食事を見て、難しそうに感じますか?我が家の息子と娘もできるくらいなので大丈夫です。例えば、ある日の我が家の夕食の手順をご紹介しましょう。

1、とりあえず炊飯器のスイッチオン

忙しい方なら、無洗米でもOK。なお簡単ですね。我が家は5分つき米を洗米し、圧力鍋で炊いています。水の測り方さえ間違わなければOK

ご飯
5分つき米のご飯

2、味噌汁を作る

水を入れて出汁パックをポイっと。その時、我が家はえのきとしいたけも入れるのがお決まり。沸騰したら豆腐と味噌を入れて終了。慣れればカップラーメン並みに簡単。

3、ぬか漬けを出す

野菜は漬けるだけ。簡単だから子どもでもできる。野菜はぬか漬けと味噌汁で。夕飯だったらもう1品野菜の何かをつけることもありますが、朝食ならもうこれで野菜はOKということに。果物があれば朝つけます。

ぬか漬けは簡単野菜メニュー。やらない手はありません。やり方がわからない方は、こちらのブログも参考にしてみてください。→ぬか漬けで菌活。100均容器で簡単に始めよう

ぬか漬けきゅうり
娘の好物「きゅうりのぬか漬け」

4、肉か魚に塩をふって焼く

鶏肉のもも肉や手羽中、手羽先、魚など、塩をふって魚焼きグリルで焼くだけ。塩だけで十分美味しい。ちなみに、塩麹につけておけば、塩をふることもしなくて良い。干物も焼くだけですね。

塩だけで焼いた鶏肉
塩だけで焼いた鶏肉

こちらのブログもおすすめです。→【塩】「塩だけ料理」は簡単で美味しい!料理が面倒なママへおすすめ

終了。

すべて子どもでもできる作業です。作業時間20分くらい。

やってみてどう変わった?家族の反応

=どう変わった?=
・母の味が定着してきた

「おふくろの味」(母の味)というと、みなさん何を思い浮かべますか。私は母が作ってくれたお弁当が一番に思い浮かびます。

もし多国籍な料理を、レストランのように出していると、この「おふくろの味」がなくなります。毎日違う料理だと、幼い記憶に定着しなくてなってしまうのです。

我が家では、この毎日同じような簡単な和食を実践し、早くも1年以上たちました。効果はさっそく表れています。まず、味噌汁の味が強く定着していると思います。

子ども
子ども

お味噌汁は出来立てが美味しいんだよね。

ご飯は、栄養を考えて5分つき米。そこに赤米か黒米を混ぜています。白米に比べて独特な味わいがありますが、1年以上もすれば慣れてくれました。

子ども
子ども

白米が変な味に思えてきたよ。

おかずはだいたい塩だけで焼いた料理か、刺身、甘辛く煮た肉という少ないバリエーションです。

子ども
子ども

魚によって味が違うよね。僕が好きなのは「あゆ」と「かます」!

将来、我が子の「おふくろの味」は何になっているのでしょう。おふくろの味が、マルちゃん◯麺の醤油ラーメン!と言われないように頑張りたいなぁと思います。

まずはこれだけやってみる

小学5年生での調理実習で、まず習うのが「ご飯」と「味噌汁」。これさえあれば、生きていけるというくらい大事な料理。

ご飯
我が家のご飯と味噌汁

一人暮らしの男性も、忙しいワーキングママも、とりあえず「ご飯」と「味噌汁」をそろえるところからやってみて欲しいのです。

おかずなんて、なければ、納豆でも卵でも、しらすでものりでも、ご飯のお供になりそうなものならなんでも良いのです。この際。

加工食品だらけの食事になるより、よっぽど健康的。もし、どうしても飽きてしまったら、味噌汁の具や魚の種類、漬ける野菜、フルーツなどにバリエーションを持たせるのも手です。

栄養がとれているか心配という方は、まず白米でなく「麦ご飯」にする、玄米を少し足す、7分つき米にしてみると、ご飯からとれるビタミン・ミネラルが増えます。

また、和食にどうしても飽きてしまったら、休日に取り入れるというのはいかがでしょうか。我が家はそうしています。休日は何を食べてもOKと、ゆるく考えています。

休日の献立に変化を出すことについて、こちらのブログでも紹介しています↓

withコロナの時代、献立もミニマム化していい!忙しいママや食事作りが苦手な方へ

きぶんやママ
きぶんやママ

昔の和食は簡単だったのです。

簡単和食は、加工食品を使うより健康的だし美味しいです。

まずはご飯と味噌汁から。

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