【油】サラダ油の「サラダ」って何?体に良い油と悪い油の解説


ママさん
ママさん

サラダ油の「サラダ」って何?

体によい油と悪い油ってあるの?

きぶんやママ
きぶんやママ

今日はそんな油にまつわる話題について解説します。

体に良い油を選びましょう!

目次

  1. サラダ油の「サラダ」って何?
  2. サラダは一般的な料理ではなかった
  3. よく見るお菓子の「サラダ味」って?
  4. サラダ油の原材料は?
  5. 体に良い油と悪い油と
  6. 飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸ってどういうもの?
  7. まとめ

サラダ油の「サラダ」って何?

結論から言うと

=結論=
サラダが一般的ではなかった日本に、サラダに使える良質な油をということでサラダ用の油、「サラダ油」が開発された

「サラダが一般的ではなかった」??どういうこと?そう思われるでしょう。次にその辺りを解説します。

サラダは一般的な料理ではなかった

実は、明治時代まで日本に「サラダ」という料理がなかったのです。食用油は、揚げ物にはよく使われていました。しかし、西洋のように、油と塩・こしょう、酢を混ぜてドレッシングを作って生野菜にかけて食べるという風習がなかったのです。

そんな日本でも、サラダが食べられるようになったのですが、サラダにかける油は生でも使える精製度の高い良質な油でないと美味しくありません。

そこで、1924年に日清製油(現日清オイリオグループ)が「日清サラダ油」という名称で日本独自の食用油を発売しました。サラダにも使える良質な油という意味で、国内初のサラダ油が登場しました。

よく見るお菓子の「サラダ味」って?

ポテトチップスなどを買う時、「サラダ味」という言葉を目にすることがあります。この「サラダ味」も、もしかして「サラダ油」から来ている?と思ったら、やはりそうでした。

お菓子などの生地を揚げたり焼いたりした後、サラダ油と塩をまぶすために「サラダ味」と呼ばれるようになったそうだ。

野菜嫌いの子ども達に、微量でもサラダが入っていた方が健康的?なんて思ってサラダ味を選んでいる人はいないだろうか。これはとんでもない間違いだった。

ちなみに、1960年代はサラダ油が高価だったことから、高級感を出すために「塩味」ではなく「サラダ味」としたそう

サラダ油の原材料は?

サラダ油の原材料は、油菜、綿実、大豆、ごま、サフラワー、ひまわり、とうもろこし、米及びぶどうにサラダ油の規格があります。また、二種類以上の植物油を混合して作られたサラダ油は調合サラダ油と呼ばれます。したがって、オリーブ油や椿油のサラダ油は存在しません。

我が家のサラダ油裏面
我が家のサラダ油の原料は「なたね」

また、サラダ油の原則は、低温でしばらく放置しても凝固したり、白濁しないということがサラダ油の条件となっている。

きぶんやママ
きぶんやママ

サラダに使える油ということで、サラダ油が開発されたのですね。

では、次に油の種類について学びましょう。

体に良い油と悪い油とは

まず、油は性質によって2種類に分類されます。聞いたこともある方もいるかもしれませんが、「飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)」「不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)」に分かれます。

そして、「飽和脂肪酸」は体に悪く、「不飽和脂肪酸」は体に良いと一般的には言われます。ここで言う体に悪い油というのは、動脈硬化を促進し、LDLを上げ、HDLを下げるものという観点で、「体に悪い」とします。体に良い油は動脈硬化を防ぐ、LDL(悪玉コレステロール)を下げ、HDL(善玉コレステロール)を上げるという観点で「体に良い」とします。

しかし、不飽和脂肪酸の中にもとりすぎ注意の油があります。そして、サラダ油はそこに該当しますので、注意が必要です。

飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸ってどういうもの?

=体に悪い油【飽和脂肪酸】=
常温で固形の油。主に動物の油に多い。
肉、乳、ラード、カカオ油などに含まれます
=体に良い油【不飽和脂肪酸】=
常温で液体の油。主に植物や魚の油に多い。
体内で作れないので、食品からとる必要がある。
不飽和脂肪酸は、さらに「多価不飽和脂肪酸」と「一価不飽和脂肪酸」に分かれます。
植物油はとりすぎ注意

不飽和脂肪酸についてさらに詳しく表にまとめました。不飽和脂肪酸は、さらに2つの脂肪酸に分かれます。

多価不飽和脂肪酸
(たかふほうわしぼうさん)
一価不飽和脂肪酸
(いっかふほうわしぼうさん)
【オメガ3系】
に含まれるDHAやDPA
亜麻仁油に含まれるαリノレン酸
HDL(善玉コレステロール)を上げ、LDLを下げる。
中性脂肪も下げてくれる。

オメガ6系
大豆油、コーン油、菜種油などのリノール酸など
摂取しすぎると、LDLだけでなくHDLも下げてしまう。
オリーブ油に含まれるオレイン酸
LDL(悪玉コレステロール)を下げる

本当に体に良い油は、多価不飽和脂肪酸のオメガ3系の油、つまり「魚」や「亜麻仁油」の油と、一価不飽和脂肪酸の「オリーブ油ということになります。

サラダ油は、常温で液体、植物由来の油なので、この表のオメガ6系にあたります。オメガ6系は、LDLコレステロールだけでなく、善玉のHDLコレステロールまで下げてしまうので、動脈硬化などの脂質異常症につながってしまうので、とりすぎには要注意です。

=MEMO=
肉や乳など動物性の油や、植物油は、動脈硬化などの脂質異常症につながるのでとりすぎ注意。
魚や亜麻仁油や、オリーブ油は体にとって必要な油。動脈硬化を防いでくれるので積極的にとろう

まとめ

サラダ油は、サラダが一般的ではなかった日本に、サラダに使える油をということで「サラダ油」が開発されました。

サラダ油の原料は、油菜、綿実、大豆、ごま、サフラワー、ひまわり、とうもろこし、米、ぶどうなどの、常温でもかたまらないのが条件です。油脂の種類で言うと、不飽和脂肪酸のオメガ6系にあたります。

体に悪い油は、飽和脂肪酸を含む動物性の油(肉や乳、ラードなど)、不飽和脂肪酸のオメガ6系の植物油が該当し、とりすぎには注意が必要です。

体に良い油は、不飽和脂肪酸のオメガ3系にあたる魚や亜麻仁油、一価不飽和脂肪酸のオリーブ油が該当します。こちらはHDL(善玉コレステロール)を上げて、LDL(悪玉コレステロール)を下げてくれるので、動脈硬化の予防になります。

きぶんやママ
きぶんやママ

こうしてみると、やはり欧米化した食事(肉や乳にたよる食事)は生活習慣病に結びつくことがわかります。

日本の魚を中心とした食事は健康にとって素晴らしい食事でした。

日本の食を取り戻そう!