第17回食育推進全国大会inあいちに参加。食を学びつつ、お土産たっぷり。子どもと参加がおすすめ。

食育推進全国大会 食と健康

6/18,19に開催された食育推進全国大会の、6/19の回に行ってきました。新型コロナのこともあってか、あまり派手に宣伝していなかった印象ですが、10時開始の前からホール入口には行列が。全国からお客さんが集まっていたのでしょうね。

農林水産省主催の大会で、農業・水産業・食品会社・学校給食・大学などの団体が、食育をテーマに多数出展する大会です。お土産を用意してくれている団体も多数ありました。

私も、パン・野菜・食品会社の試供品などなど、両手がふさがるほどのお土産をもらって帰ってきました。子どもが楽しいブースも多くあります。会場は広く、すべての出展ブースを回ることはできませんでしたが、私が立ち寄った出展場所の話をしようと思います。

野菜の収穫体験ができる、子ども向けのブース

私は小学生の娘を連れて行きました。つまらなくて飽きてしまうかな?と思いきや。野菜の収穫体験をさせてくれるところがたくさんあり、娘はとても楽しんでいました。

今回は、とうもろこし・しいたけ・じゃがいもの収穫を体験させてもらいました。「とうもろこしは、大きな茎を片手で持って、もう片方の手で下に押す感じで取ってね」と丁寧に教えていただき、4本も収穫させていただきました。

しいたけが木に生えているのを初めて見た娘。しかも、直径15cmくらいの巨大なしいたけに大興奮。「裏のひだは、あまり触らないように取ってみよう。茶色くなっちゃうからね」と、私も知らない取り方のコツを教わっていました。家ではホイル焼きにして、醤油でいただきました。しいたけ好きの娘は、この体験が一番心に残ったようです。

じゃがいもの収穫コーナーは、巨大なプランターに土ごとじゃが芋の苗が植えられていました。会場に持ってくるのも大変だったと思います。土を掘って、なるべく大きなじゃが芋を探す娘。まるで宝探しのようにワクワクしたと言っておりました。

他にも、酪農体験やハーブ作り体験、お抹茶挽き体験、ぎょうざ作り体験、VRで漁師体験などなど、気になる体験コーナーが盛りだくさんでした。全部参加したいくらいでしたが、今回は野菜の収穫体験だけ行うことができました。

チコちゃんをはじめ、有名人と会えた!

NHK放送「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんが登場し、娘は目が釘付けでした。ブースを回るのに精一杯だった私は、チコちゃんの話の内容まで聞き取れませんでしたが、娘はチコちゃんの話を一生懸命聞いていたようです。

主人は、youtube「魚屋の森さん」で有名な森朝奈さんの「魚をさばきまショー」コーナーへ消えていきました。このショーを絶対に見る(それが本日一番の目的)と朝から意気込んでいました。

その後も主人は、陳健一さんの中国料理実演を楽しみ、陳さんの作った麻婆豆腐を試食させてもらってご満悦でした。

IKEAのコーナーでは、料理人のレイチェル・クーさんが、サステナブルフードクッキングの紹介をしていました。

SDGsの観点からも、持続可能な食を考える必要があります。世界的に人口が増えていく中で、食べ物が不足してきていること、畜産がCO2を多く排出していることなどに触れながら、代替肉を使ったコロッケの料理を紹介されていました。

日本を意識してくれたのか、調味料にソースが出てきました。もっと見ていたかったのですが、子連れの私は集中して見ることが出来ず、残念。

学校給食のパンコーナーが人気

学校給食では、和食を増やしていこうという取り組みで、全国的に「ご飯の日」を多くしています。私が学校栄養士だった10年前もその流れでした。

そうなると困るのがパンを学校給食に卸している団体です。そこで、こちらの食育推進大会では、「ご飯もいいけど、パンもいい!」というチラシと共に無料でパンを配布しておりました。その為、パンコーナーには長蛇の列。「一家族一袋でお願いします!」とアナウンスがありました。

3種類のパンが入っていました。沖縄県の紅芋パン、長崎県のみかんパン、岐阜県のお茶パンの3種類です。

学校給食のパン

お茶、みかん、紅芋それぞれの味が楽しめ、特にお茶のパンは香りも非常に良く、すごい!の一言。

ただ残念だったのは、後味がマーガリンの味だったことです。原材料表示を確認すると、みかんパンはマーガリン、紅芋パンとお茶パンはショートニングが使われていると書いてありました。バターだったらなぁと思うのですが、値段が上がってしまうのでしょうね。

マーガリンやショートニングというと、トランス脂肪酸を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

日本ではトランス脂肪酸の規制はないのですが、(欧米ほど脂質をとっていないから大丈夫という農水省の判断で)最近の日本人は脂質過多の傾向がさらに加速しています。

令和元年(2019年)には日本人の成人男性の約35.0%、成人女性の約44.4%で、脂肪エネルギー比率が目標量(総エネルギー摂取量の20%以上30%未満)を超えていることが示されています。また、近年、脂質をとりすぎている人の割合がだんだん増えています(厚生労働省の調べ)

農林水産省HP https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/

脂質過多の問題を考えると、やはり脂質の少ないご飯を主食の中心にすべきという私の考えはゆるぎません。

今回の大会で、おにぎりを無料配布しているようなブースはありませんでした。パンコーナーが目立っていましたが、ご飯コーナーがもっと人気がでるような仕掛けがあれば良かったのにと思ってしまいます。(ご飯コーナーは1つくらいしか見かけなかった)

台湾の学校給食について学べた

私が個人的に長居してしまったのは、台湾の学校給食を紹介するブースです。他国の給食がどんなものか、あまり知らなかった私は興味津々でした。

この話は、また別のブログでしたいなぁと思います。(とっても長くなってしまうと思うので)

まとめ

日本食育推進全国大会は、食育について学べる大会ですが、子どもが体験できるコーナーもたくさんあり、子連れにもおすすめな大会でした。

IKEAのブースや、台湾の学校給食のブースでは、世界的な食の動きも感じられ、私自身得るものが多い機会となりました。食育は子どもだけのものではないと強く感じます。

来年も別の地域で実施される食育推進大会、ぜひ参加してみてください。

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