日本人が食にかけるお金は、外国と比べて下がっているそう。食費を削って他のところにお金を使いたい!そんな気持ちもよく分かります、、、。
しかし、安い加工食品(にせものの食品)を選んでばかりいると、肥満や糖尿病を招いてしまう原因となってしまいます。肥満や糖尿病は、カロリーのとりすぎだけが原因なわけではありません。
高いサプリメントを買うことよりも効果があると確信しています。
どこでにせもの・本物を見分けるのか、今日はそんな話をしようと思います。
にせものの加工食品とはこういう食品
「精製された糖質」や「精製された脂質」がふんだんに使われている加工食品
安い加工食品には、肥満や糖尿病の元となっている「精製された糖質」や「生成された脂質」がふんだんに使われています。
ちなみに、「精製された糖質」「精製された脂質」とは何か知っていますか?例えば代表的な「精製された糖質」はこういうものです。
代表的な「精製された糖質」→果糖ブドウ糖液糖など
例えばとうもろこし。とうもろこしは甘いですよね。その甘味だけを工業的に取り出したものを、「コーンシロップ」と言います。そして、コーンシロップは、果糖とブドウ糖を含む液体なので、「果糖ブドウ糖液糖」と名がつきます。
※果糖とブドウ糖の量によって、ブドウ糖果糖液糖、高果糖液糖などと書き方が変わる
甘いとうもろこしを食べても、肥満の原因にはなりにくいですが、抽出されたコーンシロップは簡単に糖分を取りすぎてしまいます。何せコーンシロップは、混じりっけなし100%糖分なのですから。
そうした「精製された糖質」がふんだんに使われているのが加工食品なのです。
代表的な「精製された脂質」→マーガリン、ショートニングなど
バターは精製された脂質とは呼びません。「精製された」と名がつくのは、混じりっけなし100%脂質である、工業的に油脂だけ抽出したもの。
それの代表的な例が、マーガリンやショートニングでしょう。植物油脂に水素を添加して工業的に作られた物です。
精製された糖質と同じく、バターやお肉の脂身と違い、100%油脂であるという、自然界にはない脂質です。だから、簡単に取りすぎてしまい、肥満や糖尿病の原因となってしまうのです。
そうした脂質がふんだんに使われているのが加工食品なのです。
あなたならどちらを書いますか?
ここで、具体例をあげたいと思います。例えばスーパーのパンコーナーに行って、次の2つのパンがあったとしたら、あなたはどちらを書いますか?
一つ目のパン
原材料:小麦粉(全粒粉)、砂糖(粗糖)、バター、脱脂粉乳、パン酵母、食塩
価格:500円(例です)
二つ目のパン
原材料:小麦粉(国内製造)、砂糖、パン酵母、ショートニング、食塩、異性化液糖、脱脂粉乳、食用植物油脂、食用精製加工油脂、バター、発酵風味液、乳化剤、保存料、イーストフード、ビタミンC
価格:250円(例です)
値段だけで言えば、つい2番のパンを書いたくなるところ。しかし、原材料をよく見てみてください。2番のパンには、「精製された糖質」「精製された脂質」が使われているのが、よく分かります。(太字にしたものがそれにあたります)
健康に過ごしたい方は、健康への投資だと思って「本物の食品」を購入して欲しいのです。この例で言えば、本物のパンに近い1番のパンを食べて欲しいということですね。
なぜ安い加工食品に精製された糖質や脂質が使われるのか
なぜ加工食品には精製された糖質や脂質が使われるのかというと、一つには安くなるからです。例えばバター100%で作るより、精製された脂質を入れてしまった方が安く出来上がります。
もう一つの理由として、保存がしやすいというのもあげられます。
本格的なパン(1番のような少ない原材料のパン)は、すぐに食べて美味しいパンです。できれば焼きたてに近ければ近いほど美味しい。時間が経てば経つほど固く美味しくなくなってしまいます。スーパーで売るには不向きです。日持ちしないとすぐに処分しなくてはならなくなります。
ところが、精製された糖質や脂質を使用すると、時間が経っても美味しく食べられるパンになります。保存がしやすいので、食品会社にとっては都合の良い食品になります。
今回の例でも、2番のパンは、4、5日経ってもふわふわで、味が変わりません。1番のパンは、翌日には少し固くなっていて、早く食べないと美味しくなくなるという危機感がありました。
・安くするため
・時間が経っても美味しく食べられるようにするため
本物の食品かどうかは、食品裏の原材料をしっかり見ることで判別できます。本物を買って、健康に投資しよう!