デコポン名前の由来と、私のおすすめ切り方

デコポン 食と健康

みかんがもう終わりだなぁという味になってくると、店頭に並び出すのがみかんより大きな柑橘類。

そのなかでもダントツに好きなのがデコポンです。あの甘みは食べたら病みつき!偏食息子も娘も大好物です。

食べながらふと、なんでこれはデコポンという名がついたのかな?と思って調べてみました。

デコポンのことを知ると、より好きになること間違いなし!そして、私のおすすめな切り方もご紹介します。

デコポン名前の由来

清見オレンジとポンカンを交配して作られたのが、不知火(しらぬい)という品種。その中でも糖度13度以上クエン酸1.0以下という厳しい条件をクリアできたものだけを、「デコポン」と呼びます。だからデコポンは甘いんですね!

デコポンと名付けたのは熊本県。デコポンのデコは、「おでこ」から来ているそうです。

最初は長崎県で作られたそうですが、見た目が悪いから売れないだろうと市場に出まわらなかったそう。そこに目をつけたのが熊本県でした。

熊本県が不知火の中でも、特に甘いものを「デコポン」という名前をつけて売り出したところ、味の良さと可愛い名前で売れたのです。しかも、果物では唯一商標登録されています。

上記の情報は、下記のページを参考にさせていただきました。

参考:JAさがHPWikipedia

熊本県は「くまモン」といい、名前をつけるのが上手だなぁと思います。

給食でもこう切っていた、おすすめの切り方

私は、過去に学校給食で栄養士として勤めていた事があります。その頃、2月3月はよくデコポンを給食に出していました。

他にも、甘夏や清見オレンジなど、この時期は様々な柑橘系が出回りますので、子どもたちにその名前を紹介したい思いもあってよく出していました。

その時に調理師さんとよく迷うのは「切り方」。

たかが切り方と思われるかもしれませんが、縦に切るか横に切るかで全然食べやすさが違います。どんなに美味しくても、食べづらいとたくさん残ってしまいもったいないことに。なので、切り方はとても重要です。

私が思うベストな切り方はこうです。

=MEMO=
果肉の薄皮が薄いものは、最初横に切る。果肉の薄皮が分厚くて、食べないときは縦に切る。

ちなみにデコポンは、果肉の薄皮が薄いので、みかんのように皮ごと食べられてしまいます。なので、私の考えでは横に切ると食べやすくなります。

横に切ることを「スマイルカット」と呼ぶ

私が学校給食で勤務いていた頃、調理師さんに「デコポンはスマイルカットでお願いします」と言っていました。スマイルカットとは、にっこり笑った時の口の形に似ていることから名付けられていました。

スマイルカット
これがスマイルカット

これは、私と調理師さんの中での呼び名なのか、実は一般的な呼び名なのか、私にはよく分りません。なので、そんな呼び名誰でも知ってるでしょ?とお叱りを受けるかもしれません。またその逆で、そんな呼び名は初めてだと言われるかもしれません。

そんなことは置いておいて、デコポンの切り方を紹介します。

1、横に切る

横に切る

これが横に切ったところです。

2、6〜8等分にする

8等分

6または8等分にする。真ん中に種がある時は、取ってあげると親切。子どもは真ん中の白いところを嫌がるので、あまりに大きいと切ってあげることもあります。

3、皮と果肉の間に切り込みを入れる

切り込み

小学校ではなるべく食べやすさ重視で、丁寧な対応をしていました。このように切り込みを入れてあげると、低学年でも難なく食べられます。

給食時間中クラスを回ると、「これも食べられるよ!」と外側の固い皮まで食べているところを見せてくれた子もいました。そんなビックリさせられた経験を思い出します。

漢方では外側の皮も乾燥して使うくらいだから、体に良いかもしれないねとフォローした覚えがあります。でもあれって、デコポンじゃなくてみかんですよね。

給食では外側の皮もしっかり洗っているので、農薬などは落ちていることと思います。それにしても驚きでした。

はっさくなどの、薄皮を取って食べる柑橘系は縦切り

はっさくなどの、薄皮を取らないといけない柑橘系は、「縦切りでお願いします」と調理師さんにお願いしていました。

ただ、ご家庭でスプーンを使って、ほじくりながら食べる場合は横切りが良いですね。果物によって切り方を変えると食べやすくなって、その果物がより好きになります。

きぶんやママ
きぶんやママ

色々な柑橘系を、色々な切り方で食べてみてください!

あなたのお気に入りの切り方がきっと見つかります。

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