道の駅などの産直野菜売場を見るのが好きです。多少形がいびつでも、見たことのない野菜、こだわりの無農薬野菜なんかに出会えます。
そこで、変な形のニンジンを買いました。地元の産直野菜売場で購入。面白い形に一目惚れしました。
ところで、葉っぱつきのニンジンを買った時、皆さんは葉っぱをどうしていますか?捨ててしまいますか?
もし捨てているようならもったいない!栄養も豊富なニンジンの葉っぱをぜひ活用しましょう!すごく簡単です。
ニンジンの葉の栄養は、根よりすごい!
実はニンジンの葉って、根よりも栄養があることをご存知でしたか?
- ビタミンAは根の2倍
- タンパク質は3倍
- カルシウムは5倍
- 脂質、ビタミンE、カロテン、鉄分、どれも根の方が多い
こんなに栄養豊富な葉が捨てられてしまうのはもったいない話です。
最近では、農家さんがニンジンを間引いたものを安く売ってくださるところがあります。道の駅や農家直売所などでしかあまりお見受けしないのが残念。普通のスーパーでもたくさん売って欲しいなと思います。
そんな間引きニンジンは、だいたい葉つきで売られていることが多いので、見つけたらすぐ買ってみてください!
簡単に活用するには
あまりに大量に葉が手に入った時は、そのまま天ぷらにして食べました。とても美味しいです。
それでも食べきれなかった時に、思いついたのが今回の活用法です。
料理の色どりが足りない時に青みとしてニンジンの葉を使います。イメージとしては、乾燥パセリのような使い方です。
では、その作り方を紹介します。
1.葉っぱつきニンジンを買ったらすぐヘタを切る
ニンジンに限らず大根もそうですが、葉つきのものはすぐヘタを切ります。
こうすると、根から葉へ養分がうつらなくなるので長持ちします。
大根の茎もちょこっとついた状態で売られていますよね。葉が生えていなくても、茎が養分を奪ってしまうのです。
2.手で葉をこそぎとる
ニンジンの葉っぱは、柔らかいし茎もそんなに太くないので、手でこそぎとることができます。
こそぎとった葉は、ザルにいれます。
ミニニンジンじゃなくても同じやり方です。コツは、なるべく茎は入れず、葉だけむしり取ること。
3.そのまま放置
室内でそのまま放置します。すると、フレッシュな葉が乾燥します。
乾燥するとパリパリになり、指でつまんでこすると簡単に粉状になります。
茎は固いので入れないようにし、葉をもみながらパラパラした粉状になれば出来上がり。
大量な時は、グラインダーで一気に粉状にしてもよいと思います。私はちょっと大きめが好きなので、指ですりつぶします。
冷凍保存で便利に使おう
たくさんできたら、容器に入れて冷凍しておきましょう。カチカチに凍らないので、色味が足りないなと思うときにすぐ使えて便利です。さっそく、パスタにかけてみました。ほんの少量ですが、かけると料理がグレードアップします。私には必需品です。
無農薬の葉つきニンジンは生で美味しい
我が家の6歳の娘は、3歳の頃からニンジンが大好きです。でも、煮たり焼いたりすると食べません。「生でかじる」のが大好きなのです。
きっかけは、私がニンジンを切りながら生でガリガリ食べていたこと。娘にとっては、切ってそのまま食べちゃったのが衝撃だったみたいです。「え!?ママそのまま食べた!!」口には出さず、目がそう言っていました。
野菜って、料理してから食べなくても良いんだと思った娘は、他の野菜も生で食べようとしはじめました。さすがにジャガイモはダメですけどね。
私がかじって自覚したことは、ニンジンによってこんなにも味が違うのかということ。無農薬だから美味しいか、葉がついていれば美味しいのか、必ずしもそれは当てはまりません。
スーパーで買った、普通の葉なしニンジンが美味しいこともありました。でも、やはり無農薬をうたっていて、葉がついた間引きニンジンは美味しいことが多かったです。特有のほんのりした苦味と甘味がある、最高のニンジンでした。
hscの偏食息子も、毎日娘が美味しそうにシャキシャキニンジンを食べる姿を見て、稀に「ちょっと食べてみようかな」とつぶやく時があります。生食もなかなか悪くないです。
※hscとは、感覚が過敏な子どものこと。
これから春ニンジンの季節。
ニンジンの葉っぱも美味しく食べてみてくださいね!