キャベツの葉をはぎ取り、洗っていたら。ん?この白い塊は何だ?

直径2mmくらいの白い塊。ま、まさか、何かの卵?次の葉次の葉どんどん見つかる!


なんだか気持ち悪い!
これが何なのか、徹底的に調べてみました。
目次
結論から言うと
白い塊は「虫の卵」ではなく、「カルス」
白い粉のようなものだったら、「ロウ状物質」もしくは「ワックスブルーム」という
カルス?ワックスブルーム?何ですか?という方の為に、事項で詳しく解説します。
白い塊の特徴
この白い塊の特徴はこんな感じです。
1.大きさは2mmから5mmくらいまで様々。
2.色はすべて白。黒い点がついているのもある。
3.形は、息子のおもちゃの顕微鏡で見ると、いびつな結晶のようだった。
4.娘がにおいを嗅いだが、葉っぱのにおいしかしないとのこと。
5.くっついている場所は、外葉のなぜか裏側ばかり。中心の葉にはついていない。
ロウ状物質とは?
キャベツ自身が、乾燥や病気から身を守る為に分泌する白い粉のことです。
キャベツの一番外側の表側が、うっすら白い粉っぽくなっていることがあります。まるで、買ったばかりの消しゴムのような、細かい粒子の粉です。あれを、ロウ状物質と呼ぶのです。
でも、今回の白い塊は葉の裏側にあるし、粒子というよりは塊なので、これとは形状が違います。
ワックスブルームとは?
先程のロウ状物質の別名をワックスブルームと呼びます。
それが夜露で流れ、茎の方にたまり、たまに結晶のような白い塊になることがあるようです。
「結晶のような」という表記にひっかかりました。今回の白い塊を顕微鏡で見ると、確かに結晶のようなのです。外葉の方にしかない理由にも合います。しかし、茎の方にはまったくありません。今回は違うような気がします。

カルスとは?
カルスとは、キャベツが傷ついた時に自分で修復した後のことを言います。つまり、かさぶたみたいなもの。
虫に食べられた後などにできるのです。キャベツもかさぶたを作るなんて、人と同じように生きているんだなぁと感心します。
今回のキャベツも、白い塊があるのは外葉の方ばかりで、中の方はありませんでした。傷がつきやすい外葉の方が多くなるのですね。
今回の特徴とぴったり合うので、白い塊はカルスだったということで間違いないです。
このカルス、キャベツ自身の分泌物なので、食べても毒ではありません。
結果
今回の白い塊は「カルス」。キャベツのかさぶた
キャベツは他にも、自分の身を乾燥から守るため、「ロウ状物質」もだす。
どちらもキャベツから出ている分泌物なので、問題なく食べられる
分泌物だから食べられるのですが、やっぱり生でバリバリと食べる娘は気になると思うので、一応取りました。

キャベツも工夫をして生きているんだなぁと感心!
甘くて美味しいキャベツでした。
