正月によくお目見えする祝箸。普段の箸ではないというのが、食事に特別感を持たせます。でも祝箸って必要なんでしょうか?使ったら捨ててしまうなんて、木がもったいないような気がしていました。
さらに、1回使ったらいつまで使ったら良いのか、そういう使い方も、案外知らずに使っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、なぜ祝箸が必要なのか、使い方は?そんな疑問を解決する為に調べてみました。
これを読むと、これからは祝箸を揃えようという気持ちになると思います。
目次
そもそも祝箸って何?
お祝いの時に用いる縁起箸のこと
お正月以外にもお食い初めなど、お祝いの席で使われる
てっきりおせちの時にだけ登場する箸だと思っていました。お食い初めでも使うんですね。今さら知ってしまって、我が家の場合には時すでに遅し。
長さは24センチで、柳の木で出来ている。
両端が先細りになっているのが特徴。
例えばよく見るものだとこういう感じです。
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祝箸を使う理由
なぜ祝箸を使うのか、それは祝箸の形状にヒントがありました。先ほども言った通り、「両端が細くなっている」のがミソ。
箸の片側は人が口にし、もう片方は神様が使う為に両端が細くなっている
昔の人々は、神様が召し上がったものには特別な力が宿ると考えていました。神様に供えた物を人も頂き、ご利益を得ようという考えのもと、箸の両端を先細りにしたのですね。
よくお祝いの席で箸をひっくり返して取り箸として使ってしまうことがあります。あれは言語道断!神様が使う方を取り箸になんて使ってはいけないのです。
私はよくやっていました。次から気をつけます(^^;
祝箸を使う前にすること
使う前に、一つやっておくことがあるのをご存知でしょうか。(私は知らなかった)
7日か15日(地域によって違う)まで洗いながら使用し、処分する時は感謝の気持ちと共に、神社でお焚き上げしてもらう。
これを知ると、祝箸を使う意味合いがより深く感じられ、来年から使ってみようかなという気持ちになりませんか?
家族の名前を書くのも、一年無事に過ごせたことへの感謝と共に、翌年も神様の御加護がありますようにと願って書くのでしょう。なんと奥深い!
つい先日、使い終わった祝箸を早々に捨ててしまいました。(まだ2日だったのに)来年こそはこれにならって、7日まで使おうと思います。
2021年アフターヌーンティーのおみくじ箸を使ってみた
今年の正月はアフターヌーンティーのおみくじ箸を使ってみました。いつもこんなおしゃれなものは使わないのですが、昨年末に頂いたので使ってみたのです。
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このお箸とっても可愛いのですが、祝箸というよりは「おみくじ」が主のよう。なぜなら、両端が先細っていないのです。これでは、神様が同じ食べ物を食べられないではないか、、、。
まぁそんなかたいことは言わずに。せっかく頂いたのだから使いましょう。
10膳入っていて、なんと当たりの箸が2膳入っています!当たりの箸には可愛いだるまの刻印が!!
今年は長男がだるまの刻印をゲットしました。今年は長男が家族で一番ラッキーかも!?箸を選ぶ時ちょっと楽しくて、お正月がさらに明るくなりました。なかなか楽しい「みくじ箸」。先細っていないのがたまにキズですが、おすすめです!
まとめ
・祝箸は正月だけでなく、お食い初めなどのお祝いの席で使う
・両端が細いのは、自分が使う方と神様が食べる方があるから
・今年一年の幸せを願って、家族の名前を書く
・7日もしくは15日まで洗って使用し、最後はお焚き上げ
祝箸を使う理由にこんな深い理由があったとは知りませんでした。ちなみに、木がもったいないだなんて思わなくて良いのです。なぜなら、割り箸に使われる木材は、間伐材が多いからです。
間伐材とは、密集する部分の木材を間引く過程で出てくる木のこと。森を健全な状態にするためには必要な作業です。だから、間伐材を使った割り箸を使った方が、山のためになるということですね。
来年のお正月やお祝い事には、祝箸を積極的に使おうと思います!