卒乳ってどうやるの?
具体例が知りたいなぁ
卒乳が初めてだという方、まだ断乳しかしたことがないという方に、元保健所勤務のきぶんやママが、母親目線で解説します。
どうやって卒乳するの?
赤ちゃんによって個性があるように、卒乳の時期もバラバラだという話を前回しました。どんな風に卒乳していったかもバラバラです。しかし、共通点はただ一つ。
だから、答えはいたってシンプルです。
待つだけじゃ、授乳が永遠に続きそう?
待つだけだと、永遠に授乳が続きそうです!
永遠には続かないのでご安心を!
たまに小学校でも続いているという方がいらっしゃいますが、人は必ず卒乳します。
母乳がないと赤ちゃんが寝付けなかったり、不安な時に母乳をねだられたり、一体この子は本当に卒乳なんて日がくるのかしら?そう思っているママは多いですよね。
でも前回も言った通り、2歳以上の授乳は世界のスタンダード。他の食事もとっている上での授乳なら、まったく問題ありません。
必ず、「おっぱいは終わりだね」と納得の上で子どもが卒業してくれます。その日を楽しみに待ちましょう。
でも、卒乳の「手助け」はできる!
親は「待つ」だけで、何もしてあげられないんですか?
自立を待つのが基本ですが、自立の「手助け」はできます!
一般的にはこう言われています
- 体を使った遊びをたくさんすると、ご飯を食べるようになる
- 夜寝るときは、本を読んだり、手を握ったり、歌を歌うなど、おっぱいに代わる安心感を作る
- おもちゃで一緒に遊んだりして、心の栄養(甘え)をおっぱい以外のもので満たす
2歳近くなってきた子にとっての「おっぱい」は、空腹を満たすものというより、心の安定を保つものという方が意味合いが大きくなってくるのです。
だから、おっぱいに代わるもの「体遊び」「歌」「ふれあい」「一緒に遊ぶ」そういうことを増やそうという考え方ですね。
こういうことをしながら「自立を待つ」のが良いです。子どもも、おっぱいの他にも心が安定できる術があると学びます。
我が家の具体例
我が家の第2子は、こうやって卒乳していきました。参考に!
私の第2子の卒乳は、先ほどの「手助け」も意識はしましたが、実のところちょっと違うアプローチをしました。娘が2歳10か月の頃。
乳首をかまれて、血が出てしまい、あまりの痛みに「うっ、、、」となっていた時。「ママ、ごめんね、あっぱ終わりね?」と言ってくれたのです。そして3歳の誕生日の数日前。
「ママの手助け欄」に書いた通り、本を読んで歌を歌い、ほっぺをひっつけながらの寝かしつけを行ったのです。この日を境に、おっぱいがなくても寝られるようになり、本人も自信がついたのか、「卒乳」となりました。(10時まで頑張ったらしい私)
私も乳首をかまれたりして、痛いんですよね。我慢しないで、子どもに伝えるようにしてみます。
6歳の娘はいまだに、「ママのおっぱいは甘くておいしかったなぁ」と幸せそうに振り返ります。卒乳にして良かったです。第1子もそうしてあげたかったなぁと思います。
これは卒乳じゃなくて、「断乳」です
たまに、「おっぱいに辛子を塗った」とか、「おっぱいにビックリすような絵を書いた」という例を、卒乳の仕方のように指導される方がまれにいらっしゃいます。しかしそれは、卒乳ではなく、「断乳」の方法に近いように思います。
昔は10か月で断乳する時代もありました。その時にママだった指導者は、ご自分の経験からそうしたことを思い出して指導されるのだと思います。
しかし、心の安心を求めておっぱいにすがってきた赤ちゃんが、信頼しているママからそんなことをされたら赤ちゃんはどう思うでしょうか。私はそういう方法はおすすめしません。
本人が納得してやめないと、卒乳した後もねだられたり、てこでも夜寝なくて、毎晩散歩をしているという話も聞きます。ママが大変になるだけです。