【偏食】「偏食を治すには?」論文から見つけた4つの方法 管理栄養士が我が子に試してみた結果

子どもと野菜
きぶんやママ
きぶんやママ

我が家の8歳長男は、野菜がとにかく苦手です。

食べられる野菜はごくわずか。

論文から見つけた対処法は効果があるのか、試してみました。

同じく偏食で悩むママさんたちの参考になればと思います。

論文から見つけた4つの対処法

この論文は、幼児を持つ母親へのアンケート調査による分析結果をもとにした論文でした。しかし、嫌いなものが多い子ども本人ではなく、その母親が小さかった頃を振り返ってもらって得た回答で成り立っていた論文でした。着眼点がおもしろいなぁ。

すると、「嫌いな食品でも食べる傾向にあるお母さん」には以下の4つの共通項が見えてきたという事です。

=4つの共通点=
1、食事作りを手伝った
2、おかずは一人分ずつ盛り付けられていた
3、食事時間はテレビを消していた
4、子ども向けに味付けや切り方が工夫されていた

栄養士さんからすれば、(私も栄養士、、、)「まぁ習った通りよね」という感想だと思います。でもこれをいざ実践しようとすると、言うほど簡単じゃない。机上の理論ではなく、実際問題本当にできるのか、我が子で検証してみました。

その1 「食事作りを手伝う」

我が家には8歳と6歳の子どもがいます。二人とも2、3歳の頃には私が料理をしていると「やりたい!」と言って近づいてきたのを覚えています。子どもは、野菜を切ったり、調味料を計ったりが案外好きですよね。

5歳の娘、ねぎをみじん切りにする
5歳の頃の娘、ねぎをみじん切りにする

手伝わせる事が難しいのは、子どもの「危なっかしさ」「まどろこっしさ」。自分がやっちゃった方が早いと思ってしまったり、かえって散らかって私の仕事が増えるという事がよくあります。

だから、最初はちょっと野菜を洗わせる魚を触らせる手を添えて一緒に切ってみたり。そんな事から始めました。全部最初から最後までやらせようとすると、めちゃくちゃ大変です。もちろん毎日じゃないですよ。心の余裕のある時だけにしました(^^;)

その1の結果

3歳だった娘は、切ったニンジンを生のままかじった私を見て、「え!そのままでも食べられるんだ!」と思ったらしく、バリバリ食べるようになりました。でも、炒めたり茹でたりすると、6歳の今でも食べられません。ネギなど生野菜はわりと食べられるようになりました。

7歳だった長男は学校の宿題で、自分が育てたピーマンを料理して感想を書くという課題に挑戦した「ピーマンの塩炒め」を突然食べました。

息子
息子

自分で育てたピーマンを、自分で切ったし、好きな塩味で他の野菜が何も入っていなかったから食べられたよ。

しかし、私の作ったピーマンの塩炒めは食べてくれません。(- – #)おいしくないわけでは決してありませんが!「自分で」にこだわっています。

=MEMO=
娘は生野菜が食べられるようになり、息子はピーマンだけ食べられるようになりました。

まぁ、将来自炊できるようにはなってほしいので、効果があったと言えるのかはあやしいですが、続けていきたいです。

ただ問題なのは、大きくなってくると段々手伝いをしなくなるということです。(男の子は特に!?人による!?)興味が出てきた小さいうちがチャンスかもしれません。

それから、手伝ったからすぐに食べられるようになるという即効性はもちろんありません。その積み重ねが、嫌いな物に対する恐怖心を軽減させる効果があるのだと思います。特に偏食の子は、新しい物に対する恐怖心が強い、慎重である傾向にあります。

親は栄養が足りていないんじゃないかと焦り、無理強いしてしまう事があります。調理に関しても、無理強いはしないようにしましょう

きぶんやママ
きぶんやママ

我が子も気が乗らない時の方が多いです。

一緒に買い物に行くところからスタートでも良いのでは。

その2「おかずを一人分ずつわける」

料理に寄っては、大皿で盛り付けた方が見た目も美味しそうな場合もありますよね。だから、サラダや煮物などは大皿で出し、あとで一人ずつとりわけました。

その2の結果

何をどのくらい食べられたか、親も本人もわかるようになりました。毎回必ず野菜を選ばないといけなくなるので、野菜ゼロということがあまりなくなりました。息子は、これだけは食べないとという使命感がうまれたようです。

でも、毎回同じものしかとってくれません。これなら小指の爪くらいの大きさならかじってみようかなといってのせる事があります。とっても「まれ」ですが。

きぶんやママ
きぶんやママ

視覚優位の息子には、「食べるべき料理の見える化」にはなったよう。

自分が食べられた量がわかるのが利点

その3「食事時間はテレビを消す」

これがなかなか難しい。食事を作っている時間、小さいお子さんは特に1人で遊んで待ってくれません。代わりに相手をしてくれる誰かもいません。だからテレビをつけてしまいます

そうすると、食事だからと突然電源を切ることができなくなります。テレビだけでなく、パソコンやスマホ、タブレットなど、現代は子どもを誘惑するもので溢れています。

でもテレビが食事の邪魔をしているのも事実あるなと感じる事が多々ありました。例えば、、、

【テレビを見ながら食事の弊害】
テレビを見ているとが止まってる
汁物やコップをよくこぼす
たまに舌やほっぺの裏側を噛んでしまう
家族の会話がない
何を食べたか意識がない、覚えていない
いつまで経っても食事が終わらない

そして何より、自分が何をどのくらい食べたかがわからなくなります。その結果、食事への興味がより薄くなるような気がします。難しいけど、テレビを消す事をトライしてみました。

その3の結果

まず、娘と息子に、テレビを見ながら食事をするとこんな困った事があると説明しました。

そして、番組の途中でブツっとテレビを切ると嫌だろうと思うので、番組が終わって次の番組に行く前に消してみました。次の番組を楽しみにしていたのに~!という事もあります。そういう時は、逆にどの番組の後ならいい?と聞きました。

その結果、なんとうまく消せたのです。そしてその後の食事のなんと楽しかった事!

まず会話が生まれました。学校の話、友達の話など。子ども達は、早く食べてテレビを見たいという気持ちもあり、夕飯はスムーズに終了しました。しかし、最近聞いていなかった「いただきます」「ごちそうさま」がちゃんと言えました

きぶんやママ
きぶんやママ

食事の時間が、いつもより楽しくなりました。

偏食以前の話ですが、食事に集中することが大事なのかもしれません。

その4「子ども向けに味付けや切り方を工夫する」

6歳の娘は、わりと見た目で食べてしまうタイプです。しかし、8歳の息子は見た目なんかにだまされません。どんなに細かくみじん切りしたって、匂いで嗅ぎ分けます。ものすごく繊細なのです。

そんな息子も、好みの味付けと切り方は確かに存在しました。息子の好みは、、、

味付け・塩味、しょうゆ味、めんつゆ味、いわゆる和風
切り方・大根、ニンジンは千切り、ピーマンは角切り
調理法・野菜は生

これに沿うようにしてみました。

その4の結果

まず、醤油さしに醤油ではなく、めんつゆを入れてみました。そして、食卓に置いてみました。すると、息子はレタスにめんつゆをかけだしました!

一見変な組み合わせに思われるかもしれませんが、いわゆる和風ドレッシングの油とお酢を除いたものと考えれば、そんなに変なことではありません。むしろ、余計な油をとらなくてすみます。

また、大根やブロッコリースプラウトなどの千切りっぽい野菜は、しょうゆをかけて食べていました。

息子
息子

切り方で味がかわるんだよね!

なんという繊細さ!栄養士も下を巻くほどの、敏感な舌の持ち主。

まとめ

偏食を治すには?の論文にあった、「嫌いな野菜でも食べる傾向にある母親」たちの、子どものころの4つの共通点を我が家で実践してみました。

効果があったものもあり、いまいち感じられなかったものもありましたが、偏食という問題以前に食事時間が楽しくなりました。まとめてみると

=MEMO=
食事のお手伝いをすると、野菜の匂いに慣れたりすることはあるよう。
おかずを一人ずつわけると、食べられた量を把握できて達成感にはつながる。
テレビを消すと、食事に集中できて食事時間が楽しくなる
子どもの好みの味付けをわかってあげると、子どもが安心して食べられる

食事時間をイライラせずに終えられるというのは、親もうれしいし、長期的に見れば食べることへの意欲につながるのではと思いました。

ただ、この4つの方法は、全部毎日やらなければならないことでもありません。ブログを書くから全部やってみましたが、毎日こんなことばかり考えていたら、「やるべきことばかり」で、楽しい食事なんて無理ですよね。

私は、自分が疲れた時に「手伝って~」とお願いします。毎日ではありません。普段は一人分ずつ盛り付けますが、週末など家族がそろっての食事の時は、大皿にして豪華なように見せます。テレビも、自分も見たいときは見てしまいますし、必ず子ども好みの味付けでというわけでもありません。

ちょっといい加減に取り組むくらいがちょうどよいです。栄養士さんはどうも、頑なな方が多いのです。(私も栄養士だけど、、、)特に大学出てすぐの方はそうなりがちです。大変なのは食事だけではないママさんたちなので、どうぞお手柔らかにお願いしたいと思います。

きぶんやママ
きぶんやママ

昔よりも、はるかに野菜の種類が多くなっています

感覚過敏の子からしたら、こんなに多くの野菜すべてに慣れろというのは至難の業かもしれません。

息子
息子

野菜のにおいや歯ごたえが、どうしても嫌な野菜がたくさんあるの

慣れるのに時間がかかるから、種類をしぼってほしいな

きぶんやママ
きぶんやママ

また、ママがイライラした食卓は子どもにとっては辛いもの。

野菜嫌いも成長過程なのだと思って、まずは「ママが落ち着いて食べられる雰囲気」にする必要があるのかなと思います。

【給食】どうして学校給食に必ず牛乳が出るの?

牛乳と給食
子どもたち
子どもたち

なんで給食には必ず牛乳がでるの?

きぶんやママ
きぶんやママ

実は出さないといけない決まりはないんです。

でも、どうしても出さなければならない事情があります。

元学校給食栄養士だった筆者が解説します!

結論から言うと

牛乳を入れないと、決められたカルシウム基準値を満たせないから

基準値って何?

日本人が生活習慣病の予防ができるように、「日本人の食事摂取基準」というものを厚生労働省で作成しており、各種栄養素の基準値を決めています。

この基準は、一日にとる栄養素量が示されているので、それを給食(昼食)だけでどのくらいとるかを、文部科学省が「学校給食摂取基準」として新たに作成しています。給食ではだいたい、各栄養素の約1/3量がとれるように、基準値が決められています。

しかし、ビタミンCを除く各種ビタミン群、鉄分、食物繊維は、一日の40%を満たさなければなりません。なかでも「カルシウム」の基準値は高く、これだけは一日の基準値の半分量、つまり50%を給食でとらなければならないとされています。

この理由については、各家庭での食事で不足しがちなので、それを給食で補うという理由ですが、文科省の基準では、「献立作成の実情に鑑み、50%を基準値とした。」の一言で片づけられています。

なぜカルシウムだけが一日の50%という高い数値に設定させているのか。これは、もしかして「牛乳を飲ませたい」「牛乳を給食で消費したい」という、裏の力が働いているような気がして仕方がありません、、。

=MEMO=
カルシウムだけは、一日の必要量の半分を給食の1食からとらないといけない

牛乳を入れないと、カルシウム量が満たせない

小学校に通う子ども達が、給食でとるカルシウム量は、学年別で違いますが、中学年(3,4年生)では350mg。

しかし、この350mgという数字、もし牛乳を献立に入れないとすると、かなりハードルの高い数字です。

学校の牛乳に関する論文に、次のようなものを見つけました。全国の優れた学校給食72を抽出し、カルシウム量を調べたものです。

“これらの献立から牛乳のカルシウム量220mgを差し引いた場合のカルシウム量を調査した結果、1つの献立を除いたほぼすべての献立で350mg(8~9歳の学校給食摂取基準におけるカルシウム量)に届かず、平均180mgとなっていた。この結果から、多くの学校給食献立において、カルシウムを摂取させる手段として、牛乳に依存している現状があることがわかる。”
引用元:長崎大学「大学生とその家族を対象としたカルシウムと牛乳の摂取に関する調査」論文より引用

普通に献立を作っても、350mgのカルシウムはなかなか満たせないのが現状。しかし、そこに牛乳を入れると、途端にカルシウム基準値に近づくのです。だから、牛乳をどうしてもやむなくいれているという現状があります。

もしかして、そもそもこの基準値は、「牛乳ありき」で数値が決まっているのではないかと思ってしまうほどです。

=MEMO=
牛乳を入れずに献立を作ると、どうしても必要なカルシウム量を満たせない

文科省も牛乳摂取を勧めている

しかも、学校給食を管轄している文科省も、学校給食実施基準でこのように記しています。

“さらに、「食事状況調査」の結果によれば、学校給食のない日はカルシウム不足が顕著であり、カルシウム摂取に効果的である牛乳等についての使用に配慮すること。なお、家庭の食事においてカルシウムの摂取が不足している地域にあっては、積極的に牛乳、調理用牛乳、乳製品、小魚等についての使用に配慮すること。”
引用元:文部科学省 学校給食実施基準の一部改正について学校給食実施基準の一部改正について 平成30年公布より

積極的に牛乳、調理用牛乳、乳製品、小魚を使用しなさいということですね。

学校栄養職員、栄養教諭のみなさんは、これを元に献立を作成しているわけです。

=MEMO=
文科省も積極的な牛乳の使用をすすめている

学校には牛乳が飲めない子もいるのに

しかし、私は思うのです。学校には牛乳を飲めない子もいるという現実があります。

大人だって、牛乳を飲むとお腹がなんとなくゆるくなったり、ゴロゴロしたりということがある方いらっしゃいますよね。(乳糖不耐症の方など)大人の栄養相談だと、そういう方には別のものでカルシウムをとりましょうという指導がなされると思います。

息子の小学校でも、牛乳を毎日飲まない子が何人かいると聞きます。そういう子は、慢性的にカルシウムが足りないという状況になっていますよね。

カルシウムを多く含む食品を、もっと積極的に教えなければならないし、そういう食品を積極的に使用しなければならないと思います。

私自身も、たまに「カルシウムたっぷり献立」を提供しました。その時に、子どもたちに、カルシウムが多く含まれる食品を紹介するのですが、それは毎日ではありません。

牛乳が飲めない子がいるのであれば、毎日そういう献立が出されなければなりません。しかし、それも次のような問題があります。

=MEMO=
学校には牛乳が飲めない子もいる。牛乳に頼らず、カルシウムを多く含む他の食品の積極的な使用が必要

もし牛乳なしの献立でカルシウムをとろうとすると?

小魚や貝類、大豆製品、ごまなどの種実類、わかめなどの海藻類は、カルシウム量の多い食品としてあげられます。それらを使えれば、牛乳が飲めない子もカルシウムがとれます。

これらの食品を想像すると、和食が思い出されます。私は、できれば毎日の食事をすべて和食にしたいとも思っていました。文科省でも、和食を増やすということを奨励しています。しかし、多様な献立が求められる昨今では、それは難しいことです。

先の長崎大学の論文では、学校給食終了と共に牛乳を飲まなくなる子どもたちが、カルシウム不足に陥っていることを指摘しています。

牛乳が飲めなくても、こういう食事をとればカルシウムをとれるんだよいう献立が増えていってくれれば、学校給食が終了しても、子どもたちは自分で選びとる力がつくように思います。

=MEMO=
多様な献立が求められる現代ではなかなか難しい

まとめ

きぶんやママ
きぶんやママ

カルシウムだけは、一日の必要量の50%を給食でとる必要があるため、どうしてもカルシウムの多い牛乳を出さざるを得ない現状があるのです。

子どもたち
子どもたち

牛乳が飲めない子もいるってことを忘れてほしくないな。

ママさん
ママさん

カルシウムというと「牛乳」と思ってしまいました。

和食でよく使う食材にも、カルシウムは入っていたんですね。

きぶんやママ
きぶんやママ

牛乳に頼らず「カルシウムをとる」ということも必要なのではないでしょうか。

【卒乳】「早く卒乳しないと自立が遅くなる」は間違い

授乳中ママ
ママさん
ママさん

いつまでもおっぱいを飲んでいると、子どもが甘えん坊になって、自立心が育たないんじゃないか、心配です。

そう思われている方はたくさんいますね。

でも、そんなことはないです。

元保健所管理栄養士が解説します。

きぶんやママ
きぶんやママ

自立には「甘え」が必要

そもそも、子どもが自立するということはどういうことでしょうか。辞書で調べると、「他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。」とあります。

その自立は、どうしたら子どもに芽生えるのでしょうか。その答えはこうです。

赤ちゃん時代、しっかり甘えた子どもは自立心が強い

癒しを得ながら、徐々に自立へと向かう

初めてのお友達との関わり、新しい食べ物との出会い、すべてが新しい世界。特に1歳以降の自立へ歩み始める時期の子どもは、様々な不安にさらされています。

そんな時、お母さんの胸に戻って、おっぱいで安心感を得て、心のもやもややイライラを包み込んでもらい、また新たな世界へ飛び出していきます。

そしてまた、不安になったら戻って、、という繰り返しを経験しながら、子どもは育っていくのです。自立した生活になる過程には、そうした不安⇔安心の繰り返しをたくさん経験します。

自立するには、たくさん「甘え」て困難を乗り越える体験をすることが大事

「甘え」と「甘やかし」は違う

そんなに子どもを甘やかして良いの?と思われる方もいるかもしれません。しかし、「甘え」と「甘やかし」には雲泥の差があります。

赤ちゃんが不安な時に、安心するために必要なのが「甘え」
「甘やかし」は自分でできることを他人がやってあげてしまうこと

不安感でいっぱいな赤ちゃんに、母乳で安心感を与えるのは、「甘やかし」ではありません。たくさん「甘え」させて、赤ちゃんの自立を助けてあげてほしいです。

「甘え」が足りないと逆に自立が遅い

甘えが足りないことの弊害「抱き足らない症候群」をご存じでしょうか?

寝かされ放しのため、背中が扁平気味で、首のすわりが遅い。 あやされ不足、語りかけ不足のため、顔の表情が乏しく、情緒表現が遅れる。 こうした弊害を、「抱き足らない症候群」という。

赤ちゃんの甘えにこたえていくことが、赤ちゃんの発達に欠かせないものだということがわかります。

子どもの心身が自立の時期にきていないのに、おっぱいを離されて早く自立させられてしまうと、不安感が強く、逆にいつまでもお母さんから離れられない状態になります。

前々回のブログでも書きましたが、卒乳しなきゃと焦らなくて大丈夫です。2歳以上の卒乳は、世界のスタンダードです。我が家の長女は、2歳11か月まで飲んでいました。6歳になる今でも、「ママのおっぱいは砂糖の味だった」と幸せそうに振り返ります。

ママのおっぱいで、あんしんしたきもちになるんだ!

子どもたち
子どもたち
きぶんやママ
きぶんやママ

卒乳は焦らなくて大丈夫です!

お子さんの甘えを受け止めてあげてくださいね。

【卒乳】卒乳はどうやるの?具体的に知りたい!(我が家の具体例あり)

疑問
ママさん
ママさん

卒乳ってどうやるの?

具体例が知りたいなぁ

きぶんやママ
きぶんやママ

卒乳が初めてだという方、まだ断乳しかしたことがないという方に、元保健所勤務のきぶんやママが、母親目線で解説します。

どうやって卒乳するの?

赤ちゃんによって個性があるように、卒乳の時期もバラバラだという話を前回しました。どんな風に卒乳していったかもバラバラです。しかし、共通点はただ一つ。

卒乳は、「赤ちゃんがおっぱいを必要としなくなるまで、赤ちゃんの自立を待つ」ということ

だから、答えはいたってシンプルです。

卒乳方法は、ママはが赤ちゃんの自立を待つだけ

待つだけじゃ、授乳が永遠に続きそう?

ママさん
ママさん

待つだけだと、永遠に授乳が続きそうです!

きぶんやママ
きぶんやママ

永遠には続かないのでご安心を!

たまに小学校でも続いているという方がいらっしゃいますが、人は必ず卒乳します。

母乳がないと赤ちゃんが寝付けなかったり、不安な時に母乳をねだられたり、一体この子は本当に卒乳なんて日がくるのかしら?そう思っているママは多いですよね。

でも前回も言った通り、2歳以上の授乳は世界のスタンダード。他の食事もとっている上での授乳なら、まったく問題ありません。

必ず、「おっぱいは終わりだね」と納得の上で子どもが卒業してくれます。その日を楽しみに待ちましょう。

でも、卒乳の「手助け」はできる!

ママさん
ママさん

親は「待つ」だけで、何もしてあげられないんですか?

きぶんやママ
きぶんやママ

自立を待つのが基本ですが、自立の「手助け」はできます!

一般的にはこう言われています

  • 体を使った遊びをたくさんすると、ご飯を食べるようになる
  • 夜寝るときは、本を読んだり、手を握ったり、歌を歌うなど、おっぱいに代わる安心感を作る
  • おもちゃで一緒に遊んだりして、心の栄養(甘え)をおっぱい以外のもので満たす

2歳近くなってきた子にとっての「おっぱい」は、空腹を満たすものというより、心の安定を保つものという方が意味合いが大きくなってくるのです。

だから、おっぱいに代わるもの「体遊び」「歌」「ふれあい」「一緒に遊ぶ」そういうことを増やそうという考え方ですね。

こういうことをしながら「自立を待つ」のが良いです。子どもも、おっぱいの他にも心が安定できる術があると学びます。

我が家の具体例

きぶんやママ
きぶんやママ

我が家の第2子は、こうやって卒乳していきました。参考に!

私の第2子の卒乳は、先ほどの「手助け」も意識はしましたが、実のところちょっと違うアプローチをしました。娘が2歳10か月の頃。

娘育児の日記帳より
※娘は「おっぱい」を「あっぱぁ」と呼んでいた。当時の絵日記帳。

乳首をかまれて、血が出てしまい、あまりの痛みに「うっ、、、」となっていた時。「ママ、ごめんね、あっぱ終わりね?」と言ってくれたのです。そして3歳の誕生日の数日前。

娘の日記帳より2

「ママの手助け欄」に書いた通り、本を読んで歌を歌い、ほっぺをひっつけながらの寝かしつけを行ったのです。この日を境に、おっぱいがなくても寝られるようになり、本人も自信がついたのか、「卒乳」となりました。(10時まで頑張ったらしい私)

見知らぬママ
見知らぬママ

私も乳首をかまれたりして、痛いんですよね。我慢しないで、子どもに伝えるようにしてみます。

ママさん
ママさん

6歳の娘はいまだに、「ママのおっぱいは甘くておいしかったなぁ」と幸せそうに振り返ります。卒乳にして良かったです。第1子もそうしてあげたかったなぁと思います。

これは卒乳じゃなくて、「断乳」です

たまに、「おっぱいに辛子を塗った」とか、「おっぱいにビックリすような絵を書いた」という例を、卒乳の仕方のように指導される方がまれにいらっしゃいます。しかしそれは、卒乳ではなく、「断乳」の方法に近いように思います。

昔は10か月で断乳する時代もありました。その時にママだった指導者は、ご自分の経験からそうしたことを思い出して指導されるのだと思います。

しかし、心の安心を求めておっぱいにすがってきた赤ちゃんが、信頼しているママからそんなことをされたら赤ちゃんはどう思うでしょうか。私はそういう方法はおすすめしません。

本人が納得してやめないと、卒乳した後もねだられたり、てこでも夜寝なくて、毎晩散歩をしているという話も聞きます。ママが大変になるだけです。

【卒乳】いつまでに卒乳するの?焦ってしまうママへ

卒乳
ママさん
ママさん

卒乳はいつまで?

保健所は1歳半が目安っていうけど?

2歳まで授乳していても大丈夫?

celliffy
celliffy

そんな疑問をすっきり解消しましょう!

元保健所勤務、管理栄養士の私が、母親目線で解説します。

卒乳はいつまで?

現在は1歳半が目安と言われる卒乳。昔はなんと、10ヶ月断乳を迫られた時代もありましたが、、(私の母はその世代)

結論から言うと、「いつまで」という期限はないのです!

ではなぜ保健所では現在、「卒乳の目安は1歳半です」とアナウンスしているのでしょう。厚生労働省が発行している、授乳・離乳の支援ガイドにそう記されていて、それを元に保健所では指導を行っているからです。

しかし、あくまで目安が1歳半なので、実際はそれより早い子も遅い子もいます

実際の自然卒乳時期はこのような割合です↓

  • 1歳までに自然卒乳 20%
  • 1歳~1歳6か月までに自然卒乳 30%
  • 1歳半~2歳までに自然卒乳 30%
  • 2歳以上で自然卒乳 20%
「卒乳」日本母乳の会から引用

つまり、1歳半までに自然卒乳している人は、全体の半分程度ということになります。そこで目安が1歳半と設定されたのでしょう。しかし、半数以上の人は1歳半以上で卒乳を、また2歳を超えても母乳を飲ませている人は20%以上いることになります。

そして、2歳以上を超えても何の問題もありません。母乳以外のものは何も食べていないというわけではない限り、まったく問題ありません。

世界のスタンダートは2歳以上!

さらに言うと、世界のスタンダードは2歳以上です

第55回世界保健総会では、「6か月の完全母乳の推進と、2年以上の母乳育児の継続」がすすめられています。お仕事の関係や、医学的な理由でやむを得なく母乳をやめないといけないということでなければ、焦る必要はまったくありません。

1歳半までに卒乳だと勘違いしていた

ママさん
ママさん

1歳半が目安と言われると、1歳半までに卒乳するのかと思っていました

きぶんやママ
きぶんやママ

そうですよね。

私自身も、目安とわかっていながら焦ってしまい、第1子は自然卒乳できませんでした。

結局、第1子の長男は、1歳5か月の頃に母の協力の元「断乳」してしまいました。

母乳がないと夜寝られない息子を、母が代わりに寝かしつけてくれたのです。私の母は母乳が出ないんだと分かった息子は、泣きながら疲れ果てて寝てしまいました。私は別部屋でその泣き声を聞き、自分も涙が止まりませんでした。なんとも苦しい断乳でした。

そんなことを皆さんがしなくてもよいように、という思いでこの記事を書いています。

「卒乳」と「断乳」は違う

卒乳は、赤ちゃんのタイミングで自然に母乳がいらなくなるのを待つのがそもそもの意味です

焦ってママが母乳をあげなくする行為は、実は卒乳ではなくて「断乳」になります

断乳は赤ちゃんも泣きわめき、ママも張ってくる胸を我慢しながらの辛いものとなります。(私も経験済みです)しかし、卒乳は、赤ちゃんが納得の上でやめるので、泣きわめきません。(第2子は本人納得の上での卒乳でした)

子どもたち
子どもたち

おっぱいがあると、きもちがあんしんするんだ!

ママさん
ママさん

卒乳はゆっくりでいいんですね。

子どもによって時期は違うということですね。

きぶんやママ
きぶんやママ

2歳を超えてもママは焦らないでくださいね。

そうは言っても、「自立の妨げになるのでは?」「虫歯になるのでは?」と不安は尽きませんね。

今後のブログでその疑問にもお答えしていく予定です。